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Release 地上観測データにAI技術や気象ビッグデータ融合 再エネ事業へ応用めざしafterFITが日大と共同研究開始

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地上観測データにAI技術や気象ビッグデータ融合 再エネ事業へ応用めざしafterFITが日大と共同研究開始

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「雲カメラ」でとらえた雲の動きや厚さをAIが解析 日射量をピンポイントで予測

グリーン電力会社の株式会社afterFIT(東京都港区、代表取締役:谷本 貫造、以下afterFIT)内の部門であるafterFIT研究所と、日本大学生産工学部 豊谷研究室(千葉県習志野市)は、「気象観測でのビッグデータに新たなデータソースの探索を加えた気象予測の研究」を共同で開始することに同意しました。日本大学生産工学部の校舎屋上に設置した「雲カメラ」から取り込んだ画像データに気象ビッグデータ(気象衛星や地上レーダーによるデータ)を組み合わせ、同化(※)の方式を研究するものです。

画像:


太陽光発電所の発電量は、毎時毎分の天候、特に日射量に大きく左右されるため、従来のエネルギーと比べて扱いが難しく不安定です。そのため、太陽光発電由来のエネルギーを安定的に活用するには、その発電所がある場所の数分~数十分後の日射量を、ピンポイントに予測する必要がありますが、一般的な気象予測で利用される気象庁のデータでは、この要件を満たす予測は不可能です。
本共同研究では、雲の動きや厚さをとらえた画像データをAIに解析・学習させ、そこに気象理論を組み合わせることで、太陽光発電所所在地の日射量を5~30分単位で予測し、発電量予測の精度向上を目指します。
日本大学とafterFITは、今回のような学際融合的な研究を進めることによって、社会に対する新たな価値の創造に挑むとともに、afterFITが運営する各種サービスへの応用実現を見据え、取り組んでまいります。

※ 数値モデルの再現性を高めるために行われる作業。数値モデルに実際の観測値を入力し、それぞれに生じる誤差を確率分布で表現することで許容し、より真値に近い結果を推定すること。

■概要
・共同研究名称: 気象観測でのビッグデータに新たなデータソースの探索を加えた気象予測の研究
・共同研究開始日: 2021年10月1日
・参加者:
 日本大学 生産工学部 豊谷 純 教授
  https://www.cit.nihon-u.ac.jp/
  https://www.toyotani.org/logistics_IT.html
 株式会社afterFIT  afterFIT研究所
  宮谷英理(afterFIT研究所代表)、田中 一利(afterFIT研究所 研究員)、横田 英俊(afterFIT研究所 研究員)、
  平田 謙次(afterFIT研究所 研究員)
  https://afterfit.co.jp/labo/

■豊谷研究室について
専門知識(IT、マーケティング、AI、データサイエンス、シミュレーション等の技術)と企業経験を活かし、実用性かつ面白くワクワクする感覚を大切にしながら、社会で実際に役立つような研究活動を実施。

<主な活動>
 日本情報ディレクトリ学会 事務局長 (2013/07/01~)
 日本情報ディレクトリ学会 理事 (2011/07/01~)
 日本人材データ標準化協会 副会長 (2018/11/13~)
 日本人材データ標準化協会 理事 (2002/05/08~)
 日本工学教育協会 工学教育研究講演会委員会 委員 (2013/11/14~)
 千葉県立中央博物館 共同研究員 (2009/04/04~)

■afterFITについて
グリーンに特化し、発電・送電・売電の電力3事業を展開するグリーン電力会社。自社で開発から保守管理まですべてを一気通貫で行える強みを生かし、発電事業領域で成長。その実績を生かし、AIを活用した発電適地探しや大規模蓄電池をアルゴリズム制御するシステム開発など、グリーン電力の課題解決に力を入れている。売上高(2021年4月期)190億円。国内18拠点のほか、ベトナム、インドネシアにも進出。

【株式会社afterFIT 会社概要】
創業   :2016年10月
代表取締役:谷本 貫造
資本金  :5億2,400万円
本社所在地:東京都港区芝大門2-4-6豊国ビル
事業内容 :グリーンエネルギーに関する課題解決事業(電力事業、太陽光事業、風力事業、メディア事業)
URL   :https://afterfit.co.jp/
◇しろくま電力(ぱわー)公式webサイト:https://shirokumapower.com/

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