ログリー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:吉永浩和、証券コード:6579、以下ログリー)は、広告配信プラットフォーム「LOGLY lift」(*1)において、スワイプするたびにさまざまな切り口でレコメンドする、コンテンツディストリビューションエンジン「LOGLY feed」をリリースいたしました。
昨今、テクノロジーの進歩と共に、ユーザーに合わせて情報を絞り込む技術「フィルターバブル(filter bubble)」が話題となっています。一方で、フィルターバブルを含むパーソナライズ技術の躍進は、ユーザーに興味がある情報を提示できる一方、新たなコンテンツとのセレンディピティ(偶然的な出会い)を狭めてしまう可能性があります。
また、現在レコメンドウィジェットを提供している事業者の多くは、単一のアルゴリズムを採用しており、媒体社のメディアサイトごとに細かく運用しているわけではないため、編集者の意向やユーザーの選択肢を狭めてしまっている、という懸念もあります。
LOGLY feedでは、マルチカラム構造のUIでそれぞれのタブに完全に独立したロジックを搭載しており、ユーザーは縦や横に移動するたびに、さまざまなコンテンツと能動的に出会うことができます。メディアサイトにとっては、これまでアルゴリズムの優先度の関係でユーザーにリーチする機会が少なかったストック型コンテンツや、編集者が読んでほしいコンテンツなど、ユーザーに提示するラインアップに、よりバリエーションを持たせることが可能です。
本サービスでは、まったく異なる切り口によるコンテンツのレコメンドを並列に行い、得られた結果から細かな運用で改善可能な設計となっているため、あらゆるメディアに個別最適化できます。
これは、協調フィルタリングやユーザー属性を用いたパーソナライズドな単一のロジックだけでなく、関連性・トレンド・新着・人気ランキングなど、複数のロジックをマルチカラム構造のUIで、並行かつ独立した形で掲出できます。
また、各タブに設定するロジックは、用途や要望に合わせて自由に設定可能。例えば「現在閲覧しているページと同じカテゴリで、かつ直近30日間の本文記載内容の関連スコア順で表示」や「“スポーツ”のタグが付いているページを3本と、それ以外のページから7本を直近3時間のアクセス数順で表示」など、ページに対するラベルや識別子を複数活用しながら、業界最多のアルゴリズムで自在に組み合わせることができます。
さらに、当社が以前より取り組んでいる文章解析と機械学習を組み合わせた「連想検索技術」を用いて、気になるキーワードを書き込むとそれに対応するコンテンツを出力するチャット形式のコンシェルジュ機能を提供予定です。
ログリーは今後も、価値あるコンテンツをユーザーに届けるべく、レコメンドエンジンのアルゴリズムやUI改良など、さまざまな切り口で製品を研究・開発して参ります。
■ログリー株式会社とは
ログリーはネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift(ログリーリフト)」並びにメディアサイトのユーザー定着度合いを分析し、育成・増加を支援するツール「Loyalfarm(ロイヤルファーム)」を提供しています。
■サービス概要
*1 LOGLY lift
2012年に提供を開始した日本初のネイティブ広告プラットフォーム。ログリー独自の自然言語処理技術と機械学習技術を用いて、メディアの文脈にマッチしたコンテンツを広告として配信します。レコメンドウィジェット型とインフィード型のフォーマットをサポートし、メディアの回遊、集客そして収益化を支援しています。
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