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Release 2015年6月度のマルウェアランキングを公開

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2015年6月度のマルウェアランキングを公開

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Adobe Flash Playerの脆弱性を狙うSWF/Exploit.ExKitが急上昇

四半世紀にわたり、プロアクティブなマルウェア検出技術の世界的なパイオニアであるESET, spol. s r.o.(本社:スロバキア、ブラティスラバ、CEO:リチャード・マルコ、以下ESET)がまとめた2015年6月度のマルウェアランキング(日本版、世界版)をキヤノンITソリューションズのウェブサイトで公開しました。概要は以下の通りです。

■日本のマルウェアランキング(6月度)

<月間サマリー>
2015年6月のランキングでは、今月のランキングでトップに立ったのは、突如急増したSWF/Exploit.ExKitというエクスプロイトキットでした。クライアントサイドの脆弱性を標的とし、今回はAdobe Flash Playerに潜む脆弱性が狙われました。

<6月度ランキング>
第1位SWF/Exploit.ExKit(前月:10位以下)
SWF/Exploit.ExKitは、ブラウザーなど、クライアントサイドの脆弱性を標的とします。このエクスプロイトは、Adobe Flash Playerに潜む脆弱性を悪用します。

第2位Win32/TrojanDownloader.Waski(前月:4 位)
このトロイの木馬は、インターネットから別のマルウェアをダウンロードしようとします。

第3位Win32/Spy.Zbot(前月:7位)
このトロイの木馬は、パスワードなどの個人情報を盗み出します。バックドアの機能を備えており、リモートからコントロールすることが可能です。

日本のマルウェアランキング(2015年6月)と各マルウェアの詳細はこちらに掲載しています。
是非ご一読ください。
<6月>
http://canon-its.jp/product/eset/topics/malware1506_jp.html

■世界のマルウェアランキング(6月度)

<月間サマリー>
ESETが開発した先進のマルウェアレポーティング/追跡システム「Live Grid」によると、2015年6月度のランキングは、「Win32/Bundpil」「Win32/Adware.MultiPlug」がそれぞれ1位、2位という結果になりました。3位には「LNK/Agent.BO」が圏外からランクインしています。

<6月度ランキング>
第1位Win32/Bundpil(前月:2位)
このワームは、リムーバブルメディアを介して感染を広げます。1つのURLを保持しており、そのURLからいくつかのファイルをダウンロードし、実行しようとします。HTTPプロトコルを使用してC&C(指令)サーバーと通信を行い、新しい命令を受け取ります。

第2位Win32/Adware.MultiPlug (前月:1位)
Win32/Adware Multiplugは、ユーザーにとって望ましくない動作をする可能性のあるアプリケーション(Potentially Unwanted Application:PUA)です。ユーザーのシステムに侵入すると、そのユーザーがWebサイトの閲覧中にポップアップ広告が表示されるようにします。

第3位LNK/Agent.BO(前月:10位以下)
LNK/Agent.BOは、正規のコードを実行するためのコマンドを連結しながら、バックグラウンドで脅威のコードを実行するリンクで、autorun.infという古い脅威と同様の影響を及ぼします。

世界のマルウェアランキング(2015年6月度)と各マルウェアの詳細はこちらに掲載しています。
是非ご一読ください。
<6月>
http://canon-its.jp/product/eset/topics/malware1506.html

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