台湾貿易センター(TAITRA)と台北市コンピューター協会(TCA)が主催する、世界最大級の最新ITトレードショー「COMPUTEX 2016」は、6月4日で最終日を迎え、盛況の中、閉幕しました。今回は、初日から最終日まで、ハイライトでご紹介いたします。
■Day1(5月31日)
初日となった31日午前中には、台湾の蔡英文(さい・えいぶん、ツァイ・インウェン)総統も来場し、今年で1981年以来36回目の開催となる本イベントの開幕に花を添えました。南港展示会場では、IoT化を推進し、カージャンルを目玉に打ち出したAcer、強みとするスマートフォン、ノートPCにおいてハイスペックの新製品を展示したASUS、背中に背負う「バックパック型PC」を今回新発表したmsi、ヘルスケア製品に近年注力するBenQなど、台湾を代表する企業に多くの来場客が訪れていました。また、Windows 10を始めとして最新のデバイスを出展したMicrosoft、エネルギー削減を目的とした「スマートビルディング」を提唱するデルタ電子、富士通とパナソニックの半導体事業を統合した企業であり、夏季オリンピックでも活躍するであろう8K技術を今回展示したソシオネクストなども、来場客の関心を集めていました。
■Day2(6月1日)
各国IT業界著名人が集結したCPXカンファレンスを筆頭に、InnoVEXなど各所でキーノートスピーチ、パネルディスカッションを開催し、オーディエンスから非常に好評いただきました。CPXカンファレンスは、5月31日(火)から6月1日(水)までの2日間、未来のテクノロジーとスマートマニュファクチャリングというテーマに焦点をあて、各国の企業に登壇頂きました。
■Day3(6月2日)
今年より新設されたエリアであるスタートアップにフォーカスした「InnoVEX」や、IoTにフォーカスした「SmarTEX」、その他VR関連やスマートホーム関連など、各社魅力的な最新テクノロジーをブースで紹介しており、InnoVEXはこの6月2日で先に終了しましたが、多数の来場者で盛況が続いていました。
■Day4(6月3日)
InnoVEX以外の各会場では引き続き展示が行われていました。TWTC南港国際展示会場では、デルタ電子、ABB、メルセデス・ベンツなど、多種多様な企業によるIoT関連製品・サービスが展示され、来場者の注目を集めていました。
■Day5(6月4日)
最終日には、閉幕に合わせたファイナルデー記者会見を開催し、台湾貿易センターの副秘書長である葉明水が登壇、COMPUTEX2016について総括を述べました。
COMPUTEX2017は2017年5月30日(火)から6月3日(土)の期間で開催予定です。来年はさらにイノベーティブなテクノロジーにフォーカスし、AI、VR、AR、スマートマニュファクチャリングなどを中心に据えていきます。今年の盛り上がりを受け、さらに多くの展示やバイヤーなどの来場が予想されます。ぜひ来年も更なる進化を遂げたCOMPUTEXにご期待ください。また、「COMPUTEX TAIPEI 2017」に関する出展、参観は、主催機関である台湾貿易センター(TAITRA)までお問い合わせ下さい。
■COMPUTEXについて
1981年から開催されているCOMPUTEX TAIPEI(通称COMPUTEX)は、サプライ・チェーン全体を網羅した世界有数のICT見本市です。中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)と台北市電脳商業同業公会(TCA)の共催で開催されるCOMPUTEXは、台湾のICTクラスターに近いという地の利を活用して、上流工程の部品製造からシステム組み立てやIoTアプリケーションに至るまで、ICTのあらゆる領域をカバーしています。台湾企業は、世界のコンピューティング・デバイスの3分の1以上を製造している為、インターネット・コンピューティングのエコシステムでパートナーを求めているバイヤーにとって、台湾は戦略上欠かせない存在です。
・COMPUTEXに関する詳細及び参観登録
http://www.computextaipei.com.tw (英語)
http://computextaipei.jp/ (日本語)
Twitter @computex_taipei ハッシュタグ#COMPUTEX
■TAITRAについて
TAITRA(中華民国対外貿易発展協会)は、2015年に36の展示会を主催しました。国内外から合計1万1,475社が3万2,982のブースに出展し、海外からの来場者は8万2,939人にのぼっています。
HP: http://www.taitra.gr.jp/event/computex/
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