広島県は、県民生活や産業活動を支える重要な社会インフラであり、人手不足が顕著な業界の一つである運輸業界を対象に、女性ドライバーを確保するため、入門セミナーや就職面接会、雇用型訓練、業界イメージ向上プロモーションなどの取組を公益社団法人広島県トラック協会と連携して実施します。
この事業のキックオフとして、記者発表会が10月4日(木)広島県庁で行なわれ、湯﨑英彦広島県知事、小丸成洋広島県トラック協会会長、運輸業界で働く女性ドライバー等5名が出席しました。
記者発表会の中で、運輸業界で働く女性に,明るく元気で細やかな女性をイメージする“はこびなでしこ”という新しい呼称をつけ、専用サイト・ポスター・チラシなどでイメージ向上を図ると同時に、広島県が主催する入門セミナー・就職面接会への参加を県内在住女性に対し呼び掛けていくことを発表しました。
湯﨑英彦広島県知事は記者発表会で「運輸業界は我々の生活や仕事を大きく支えていますが、仕事が大変なイメージが残っている業界です。働き方改革を進めるとともに、女性が働ける職場であることを女性視点でアピールしていきたいと考えております。」と語り、運輸業界への女性の入職促進に意欲を見せ、またこの日出席した“はこびなでしこ”へも「みなさんのお仕事が広島県民の豊かな生活の発展に繋がると期待しています。」とエールを送りました。
そして,小丸成洋広島県トラック協会会長は「女性をはじめとした入職が一層促進されるよう、働きやすい職場づくりを進め、一人でも多くの人材が確保・育成できるように協会も積極的に会員企業に働きかけていきます。」と決意を述べました。
→ はこびなでしこ専用サイト https://hakobinadeshiko.com
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=K0IoyRO15ro ]
事業の概要について
【女性職員参画チーム会議】
実際に働いている現場の女性の声を聞き、それを課題解決や改善に繋げていくために開催します。女性が働きたいと思える職場づくりを推進する必要があるため、現場の声を運輸業界にフィードバックし、改善に向けた取組を促していきます。
<第1回会議の実施状況>
日時: 平成30年6月9日(土)10:00~12:00
場所: 広島県トラック総合会館 5階大研修室(広島市東区光町二丁目1-18)
参加者: 女性職員 5社9人参加(ドライバー6人、事務職3人)
(瀬野川産業(株)、(株)高宮運送、双葉運輸(株)、(株)ロジコム・アイ、(株)脇地運送)
【運輸業界入門セミナー・就職面接会・雇用型訓練】
女性求職者を対象として、運輸業界入門セミナー及び就職面接会を実施するとともに、入職後の
新規就業女性ドライバーの免許取得等の訓練に係る費用を助成します。
≪運輸業界入門セミナー≫
実施日・場所:
第1回 平成30年11月21日(水) 広島YMCA
第2回 平成30年12月11日(火) 広島YMCA
対象者・定員: 女性求職者等 各回30名
内 容:
1.オリエンテーション(午前)
・(公社)広島県トラック協会から、運輸業界の働き方改革などの概要説明
・女性ドライバー等による仕事の紹介
2. 企業での見学・実体験等(午後)
・配送、倉庫管理、配車管理等の見学、業務体験 など
≪就職面接会≫
実施日・場所:
第1回 平成30年11月22日(木) 広島YMCA
第2回 平成30年12月12日(水) 広島YMCA
※各回とも、運輸業界入門セミナーの翌日に実施
対象者・定員:運輸業界入門セミナーを受講した女性求職者等 各回30名
参加企業:働き方改革に取り組んでいる県内運輸企業 各回 10社程度
内 容:
1.会社説明会
2.就職面接会(会社説明会終了後、求職者が希望する会社と面接)
≪雇用型訓練≫
訓練期間:
1か月~3か月程度
訓練内容:
1.基礎研修(ビジネスマナー、ドライバーとしての心構え、労働安全衛生等)
2.免許取得訓練(準中型免許等)
実施方法:
人材育成計画を策定した企業が新規就業女性ドライバーに対して実施する訓練に係る費用
及び訓練期間中の賃金を(公社)広島県トラック協会を通じ助成
※人材育成計画とは、初任運転者の採用にあたり、(1)雇入れ時の健康診断,
(2)事故歴の把握,(3)運転適性診断の受診,(4)新入社員研修(運転・接客の心構え,基本
法令等の座学)、(5)添乗等による安全運転の実技などを盛り込んだ計画
助成件数:3件程度
【広報「はこびなでしこ」】
「はこびなでしこ」というキーワードを掲げ、ポスターや専用サイト等を活用してイメージ向上を図る情報発信を行ない、運輸業界への関心が低い女性求職者等に「私にもできそう」という共感を持っていただき、運輸業界入門セミナー、就職面接会、雇用型訓練への参加を促していきます。
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