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Release 【インスタの新常識】”タグる”ではなく”タブる”!ユーザーの新たな消費行動とは?

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【インスタの新常識】”タグる”ではなく”タブる”!ユーザーの新たな消費行動とは?

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この度、株式会社Radixでは3アカウント合計20万人のフォロワーを対象とした【2021年最新】Instagramの動向調査を実施しました。

今の時代、主流になってきた検索ツールといえばInstagram。

「ググるはもう遅い!これからはタグる時代!」ともよく言われ、
Facebook社の公式情報でも、特に日本のInstagramユーザーがハッシュタグ検索をする(タグる)回数は、なんとグローバル平均の5倍だというデータも発表されています。

しかしInstagram動向調査を実施したところ、Z世代がハッシュタグ検索以上に利用している場所が見つかりました。
それが発見タブです。

発見タブとは、レコメンド機能が搭載されたInstagramの検索待機画面のこと。

しかもこのレコメンド機能、年齢や性別といったデモグラフィックはもちろん、個人の趣味嗜好に合わせた投稿コンテンツも表示します。この発見タブに使われているAIアルゴリズムによって、発見タブには利用者にとって関連性が高いコンテンツや話題性のある投稿が表示されるようになっているのです。


そして今回は、発見タブのレコメンド機能によるユーザーの”新たな消費行動の形”が明らかになったので、調査結果とともにご紹介いたします。

【調査1】そもそもユーザーはどんな時にInstagramを使うことが多いのか。

画像1:

アンケートを取った結果、”暇な時にInstagramを使う”という回答が圧倒的に多く集まりました。
つまり、ユーザーは明確な目的なくInstagramを開くことが多いと言えます。

では暇つぶしとしてInstagramを開く時、ユーザーはどのようにして時間を消費するのでしょうか。

【調査2】暇つぶしでInstagramを開いたときどこの画面を1番見るのか。

画像2:

この調査の結果から、ユーザーが暇つぶしをする際に最も閲覧するのは"発見タブ"であることが判明しました。
暇な時間を消化したいユーザーは、情報を取りに行くことを目的としたハッシュタグ検索(タグる)を使用しません。

それよりも、レコメンドされた新しい情報など適度な刺激と出会い、コンテンツ消費を楽しむことができる発見タブの方が、暇な時間を消化したい人のニーズに一致しやすいのです。


ただここで重要なのは、発見タブはただの暇つぶしでは終わらないということ。
では発見タブでコンテンツ消費をすることは、ユーザーにどのような影響を与えるのでしょうか?

【調査3】実際に発見タブからリーチしたコンテンツで訴求されている商品を購入したいと思ったことはあるか。

画像3:

結果、74.1%もの人が発見タブの投稿から購入したいと思った経験が、とてもよくある・よくあると回答しました。
つまり暇な時間においては、Instagramの発見タブに載った投稿を見て、コンテンツを消化。そのコンテンツ消化の中で、購買意欲が掻き立てられているとわかります。

では発見タブから購入したいものが見つかった場合、ユーザーはどのような行動をとるのでしょうか?

AISASに則って購入までの流れは、
”認知→興味(関心)→検索(比較検討)→購入”となるのでしょうか?

【調査4】発見タブから購入したい投稿が見つかった場合、次に一番よく取る行動は何か。

画像4:

発見タブから購入したい投稿が見つかった次に、59.4%で圧倒的に投稿を保存するという人が多いという結果になりました。

その次に多いスクショを取る人と合わせると、全体の80.9%は商品を忘れないようにするための”メモ書き的な行動をする”ことが読み取れます。

対してタグったり、ネットで検索したりする人は19%との結果になりました。
発見タブからのリーチは、きっかけありきのハッシュタグ検索とは違い、ダイレクトで購入意思まで持っていくことが可能だということがわかります。
画像5:

つまり従来の”認知→興味(関心)→検索(比較検討)→購入”という購入までのフローを、
発見タブであれば”レコメンド→購入”に短縮させることができるのです。


ではレコメンドはどのようにして認知→興味(関心)→検索(比較検討)の役割を補っているのでしょうか?

まず発見タブで認知できる投稿の全ては、レコメンド機能によってユーザーが興味(関心)のあるコンテンツに絞られています。よって、発見タブに表示される時点で、認知→興味(関心)のフローを同時に通過していることになるのです。

次に情報過多の現代において、検索という手段はユーザーの意思決定をサポートするのではなく、むしろ迷いを生み意思決定を妨げます。そのため、自分と趣味嗜好の似た1ユーザーの声を意思決定の判断材料としているのです。

このようにしてレコメンド機能は、従来の認知→興味(関心)→検索(比較検討)をまとめた代替としての役割を果たすことができていると言えます。


◆これからの時代はタグるじゃなくてタブる!

ユーザーは用途によってハッシュタグと発見タブを使い分け、暇な時にInstagramを開き、発見タブを閲覧することが多いようです。

そして発見タブは、従来の”認知→興味(関心)→検索(比較検討)→購入”という購入までのフローのうち、認知→興味(関心)→検索(比較検討)の部分をレコメンド機能が代替となることで、”レコメンド→購入”へと短縮させます。

以上のことから、今後は、ハッシュタグよりも発見タブから購入を決定する、いわば”タブる”が時代のスタンダードとなることが予測されます。

今回ご紹介した発見タブへ投稿を載せる方法(https://sns-sakiyomi.com/blog/tips/instagram-algorithm/

▽お問い合わせ先
資料請求 / お問い合わせ:https://radix-media.co.jp/
担当:ryunosuke.tanaka@radix-media.co.jp

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