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Release 電動の空飛ぶクルマを開発するSkyDrive社、商用機「SD-05」のバッテリーシステムの設計・開発・製造パートナーとして米国のElectric Power Systems, Inc を選定

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電動の空飛ぶクルマを開発するSkyDrive社、商用機「SD-05」のバッテリーシステムの設計・開発・製造パートナーとして米国のElectric Power Systems, Inc を選定

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 「空飛ぶクルマ」(※1)および「物流ドローン」を開発する株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市、代表取締役CEO 福澤知浩、以下「当社」)は、電動航空機向けの高出力かつ認証可能なパワートレイン等を開発し、バッテリーシステムのリーディングカンパニーであるElectric Power Systems, Inc(本社:米国ユタ州ノースローガン、CEO ネイサン・ミリカム、以下「EPシステムズ」)を、「SD-05」用バッテリーシステムの設計、開発、および製造パートナーとして選定したことをお知らせいたします。

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■EPシステムズ選定の背景
 当社は、「100 年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに、「日常の移動に空を活用する」未来を実現するべく、「空飛ぶクルマ」を開発しております。2019年に日本で初めて『空飛ぶクルマ』の有人飛行に成功し、現在2人乗りの機体を開発しています。2025年に大阪ベイエリアにおいて、現在型式証明申請中の2人乗り機体「SkyDrive式SD-05型機」(「SD-05」)の『空飛ぶクルマ』を利用したサービスの開始を目指しています。

 2人乗りの機体「SD-05」の開発において、高出力なバッテリーシステムは重要な役割を果たします。EPシステムズは、NASAのX-57機をはじめ、ボーイング社の子会社であるAurora Flight Sciences社のPegasus機、その他多くの航空機メーカーへ飛行実証機用バッテリーシステムを提供しています。EPシステムズは現在、FAAと提携して一般航空機用バッテリーの認証を行っており、2023年に最初の技術基準書(TSO)(*2)の基準を満たす予定です。

 EPシステムズは、電動航空機用の高出力パワートレインのリーディングプロバイダーです。航空宇宙、防衛、自動車、船舶、産業用トラクション業界向けにエネルギー貯蔵システム、DC急速充電ステーション、電気推進製品を開発しています。

 ボーイング社とサフラン社は、EPシステムズの提供する「EPiCバッテリーシステム」の開発および増産のため、2019年と2021年にEPシステムズに投資しました。EPSの現在の顧客および公表されている顧客には、米国航空宇宙局(NASA)、米国連邦航空局(FAA)のほか、ボーイング社、サフラン社、ベル・テキストロン社、エンブラエル社、ダイヤモンド社等が含まれています。

 当社は、「SD-05」機体向けに、EPシステムズの電池モジュール、電池管理システム、安全装置を含むEPiCバッテリーシステムを採用しました。2025年に大阪ベイエリアで「空飛ぶクルマ」によるサービスを開始することを目標に、引き続き機体開発を推進してまいります。

■各社代表者コメント
Electric Power Systems, Inc. CEO ネイサン・ミリカム
 当社は、SkyDrive社が目指す空の移動革命を推進する一員となることを大変嬉しく存じます。今後、SkyDrive社のチームと協業していくことを楽しみにしています。

株式会社SkyDrive 代表取締役CEO 福澤知浩
 EPシステムズ社は、私たちの2人乗り機体「SD-05」の開発に不可欠な要素である、バッテリーシステムの理想的なパートナーです。高性能で信頼性の高いバッテリーシステムを開発するプロフェッショナル集団である彼らに、弊社の機体の型式証明取得や事業開始に向けてサポートいただけることを大変心強く思います。

≪株式会社SkyDrive 概要≫
設立:2018年7月
代表者:代表取締役CEO 福澤知浩
URL:https://skydrive2020.com/
所在地:豊田本社:愛知県豊田市挙母町2-1-1
    東京オフィス :東京都新宿区
    豊田テストフィールド:愛知県豊田市足助地区
    大阪オフィス :大阪府大阪市北区梅田1-3-1-800号 大阪駅前第1ビル8階
事業内容:「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに、「日常の移動に空を活用する」未来を実現するべく、2018年7月に設立、「空飛ぶクルマ」及び「物流ドローン」を開発しています。「空飛ぶクルマ」の開発においては、国内で唯一、有人飛行試験を実現し、官民協議会の構成員として制度設計にも関与しております。30kgの荷物を運搬可能な「物流ドローン」は、山間部を中心とした作業現場で活用いただいています。「空飛ぶクルマ」は、現在2人乗りの機体を開発中、2025年に大阪ベイエリアでのサービス開始を目指しております。

≪Electric Power Systems, Inc. 概要≫
設立:2016
代表者:ネイサン・ミリカム
URL:https://epsenergy.com/
所在地:520 W. 2850 N. North Logan, UT 84341-7005
事業内容:航空宇宙・防衛、自動車、船舶、産業用トラクション市場向けに、リチウムイオンベースのエネルギー貯蔵ソリューションを提供。


※1 空飛ぶクルマとは:明確な定義はないが、「電動」「自動(操縦)」「垂直離着陸」が一つのイメージ。諸外国では、eVTOL(Electric Vertical Take-Off and Landing aircraft)や UAM(Urban Air Mobility)とも呼ばれ、新たなモビリティとして世界各国で機体開発の取組がなされている。モビリティ分野の新たな動きとして、世界各国で空飛ぶクルマの開発が進んでおり、日本においても 2018 年から「空の移動革命に向けた官民協議会」が開催され、2030 年代の本格普及に向けたロードマップ(経済産業省・国土交通省)が制定されている。

引用元:国土交通省(令和 3 年 3 月付) https://www.mlit.go.jp/common/001400794.pdf
引用元:経済産業省(令和 4 年 3 月付)https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/air_mobility/pdf/008_01_02.pdf

※2 TSOとは:Technical Standard Order の略。TSOとは、民間航空機に使用される特定の材料、部品、機器に対する最低限の性能基準である。

引用元:連邦航空局(FAA)ウェブサイトhttps://www.faa.gov/aircraft/air_cert/design_approvals/tso

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