新たな資本を手中にしたグローブは、取引プラットフォームを立ち上げ、そこから規模を拡大することを目指して今日に至る。CEOのジェームズウェストは、「グローブは新製品とより良い取引体験を機関投資家に提供することを目的としている」と語った。
ウェスト氏によると、グローブは独自の注文照合およびリスクエンジンで構築されており、「レイテンシー(遅延)とスループットの点においてナスダックに匹敵する」と語っている。ただし、マーケットの専門家は以前、「スピードはほとんどのトレーダーにとって最優先事項ではない」と語っていた。その代わりに、流動性であると付け加えた。
この点において、グローブは最初に機関投資家の流動性プロバイダーをプラットフォームに引き付けることを計画している、とウェスト氏は言う。そして、「私たちはCMEグループ、ニューヨーク証券取引所、日本取引所など、伝統的な先物取引所における通常の資産をも提供します」と彼は付け加えた。更に、「私たちは現在暗号通貨デスクを検討している定量投資ファンドをターゲットにしており、彼らが従来型の取引ができるようにしています」と語っている。
グローブは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインボラティリティインデックス(VIX)、および分散型ファイナンス(DeFi)トークンの永続的な先物を、最大100倍のレバレッジで提供している。また、グローブの商品はトレーダーがリスクをうまくヘッジし、資産管理することをサポートしている。
このプラットフォームは、トレーダーや機関投資家たちが暗号通貨への関心が高まっているとき、そして市場が徐々に回復しているときに立ち上げられた。データによると、ビットコイン先物に対する総建玉は、過去最高の約63億ドルに達しているが、これは将来的により多くの資金が市場に流れることを示唆している。
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