現在、インドでは国を挙げてスタートアップの育成に取り組んでおり、スタートアップ市場は、2015年だけで計50億ドルの資金を調達し、企業数は、4,000社を超えるまでに成長しています(米国と英国に次ぐ規模)。また、ユニコーン企業(未上場で時価総額が10億米ドル以上ある企業)も8社育っています(2015年11月時点)。
このように、成長著しいインド・スタートアップへの投資機会を模索するために、世界規模の投資会社も続々とインドに参入しており、米国のテック系企業によるインド・スタートアップの買収も近年盛んになってきています。
以上の時流を捉え、両社は、戦略的な業務提携を締結。本件を通じて、テクノロジー・メディア・テレコミュニケーションズ(”TMT”)領域において、インド・日本・東南アジアを中心に相互連携し、事業展開を加速させていきます。
本提携に関する両社からのコメントは、以下の通りです。
Blume Ventures 創業者兼マネージングパートナー サンジャイ・ナス/キャッシック・レディ
「インドでは、過去数年、東アジア・東南アジアの企業・戦略投資家によるスタートアップ企業への投資という新たな動きが出現していますが、DIのインド進出はその代表例です。
DIは、アジアでの強固なネットワークを駆使し、資金だけでなく、日本の大企業・スタートアップ企業を含めたビジネスエコサイクル全体とインド企業をつなぎ、その関係を強化してくれます。ブルームの重点領域であるTMTにおいて、相互にベストプラクティスを持ち寄り、一緒になって新しいものを生み出していけることを、確信しています。また、DIとの業務提携を通じて、今後、ブルームのポートフォリオ企業のグローバル展開が進んでいくことに、とてもワクワクしています。」
ドリームインキュベータ代表取締役社長 山川隆義
「インドトップのBlume Venturesと戦略的業務提携を結べたことを光栄に思います。
インドという巨大市場において、トップクラスの起業家とのネットワークを持つ同社と連携することで、インド企業への投資だけでなく、日本企業とインド企業と連携したビジネスプロデュースを加速していきます。」
また、これによりDIは、市場拡大が期待される世界4極(日米中印)においてTMT領域のリーディングプレイヤーとの事業推進体制を構築。本領域に関し、グローバルにビジネスプロデュースを推進していきます。
●米国: The Raine Groupとの戦略的業務提携と同社運営ファンドへの出資
http://www.dreamincubator.co.jp/ir_news/20802.html を参照
●中国: Legend Capitalとの戦略的業務提携
●インド: Blume Venturesとの戦略的業務提携と同社運営ファンドへの出資
※ ‘09~’14年の投資実績に基づいた、CB Insights(米国・ベンチャー企業情報データベース)調べ
■Blume Venturesについて(http://www.blumeventures.com/)
ブルームは、シードステージのスタートアップ企業対象にハンズオン支援を行うインドVCのリーディングプレイヤーです。特に、シリーズA前では最も活動的なプレイヤーであり、2011年の設立以降これまでに、60社超のスタートアップ企業へ投資を実行してきています。それらの投資先は、100人超の有能な創業者によって経営され、インド・スタートアップ市場を代表するような企業にまで育ち、特筆すべきExit事例(下記参照)を創出するまでに至っています。
●タクシーアグリゲーター・TaxiForSure: Ola(ソフトバンク投資先)と合併
●マーケティングプラットフォーム・Zipdial : 米・Twitterによる買収 等
■株式会社ドリームインキュベータ(DI)について(http://www.dreamincubator.co.jp/)
DIは、戦略コンサルティングやビジネスプロデュース、支援サービス等のプロフェショナル・サービス、及び、グ
ループ会社への事業投資、ベンチャー企業への営業投資を通じて、新たな事業や産業の創造・成長支援を行う
「The Business Producing Company」です。
今回の戦略的業務提携を通じて、TMT領域に関するビジネスプロデュースを加速します。
なお、DIのデジタルメディア領域に関する、グローバルでの主だった活動は以下の通りです。
【本件に対するお問い合わせ】
株式会社ドリームインキュベータ
マネージャー江藤宗彦/ビジネスプロデューサー大津留博文
TEL: 03–5532–3200
mail: info@dreamicubator.co.jp
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