みなさんこんにちは、コインオタク(@_coin_otaku_)です。
去る9月28日・29日 TEAMZブロックチェーンサミットが開催され、大盛況に終わりました 。
世界各地のブロックチェーンの投資家・学者・専門家・メディア・プロジェクトが一堂に会し、日本市場を中心としたブロックチェーンの発展における課題と機会を探り、その将来性について議論されました。
多くのプロジェクトがブース出展・登壇・パネルディスカッションなどのイベントに参加しました。
伊藤健次がモデテーターを務めたパネルディスカッション
1日目の28日(金)には開幕に際して、弊社CEOの伊藤健次がモデレーターを務めたパネルディスカッションが行われました。
登壇者は伊藤の他にQUOINEのCFO・Bitflyerの弁護士斎藤創氏・OKWAVEの代表取締役の松田元氏・外国法律事務弁護士の陳轶凡氏・近畿大学総合理工学研究科准教授森山真光氏が登壇されました。
以下、議論された内容についてレポートさせていただきます。
錚々たる顔ぶれが揃った壇上
今回登壇したメンバーはいずれも業界最先端の人材であり、それぞれが異なる分野で活躍されているため、非常に興味深い意見交換がされました。
メディア・取引所・弁護士・プロジェクトリーダー・大学教授が集い、 各方面からそれぞれの議題について多角的な議論が交わされました 。
ブロックチェーンのメリットについて
ビットコインをはじめとする仮想通貨の裏側にある技術としてブロックチェーンが今や多くの人に知られるようになりましたが、その本当のメリットはどこにあるのかについて意見が飛び交いました。
まずはすぐに送り合えるということが便利であるという意見から金融に組み込まれることを切望する意見が上がり、さらには改ざんできないことを根拠に様々な場面に応用できるという話もありました。
分散型で誰もが主役になれるという哲学的な部分に着目した上で、 資本の民主化が起ころうとしていることはまさに革命的 だという声には大変感服しました。
以上のような基本的な仕組みにより信頼を築けるという魅力があることが指摘され、公平性という観点が改めて大きな意味を持つと感じました。
最後にば技術的なおもしろさと市場を形成しているという点が挙げられ、ここ数年でのブロックチェーンの目覚ましい発展を再確認させられました。
ブロックチェーン市場が発展していく上での課題とは
ブロックチェーン技術を用いた様々なプロジェクトやビジネスなどがたくさん生まれてきていますが、未だ発展していく上で課題を多く抱えています。
有識者はどのように捉えているのでしょうか。
まずは仮想通貨交換業を取得するための登録が必要というハードルがあります。
免許を取りたいという希望が殺到している中、海外からの参入は減っているということです。
そして免許を希望する法人は発行体(いわゆるICOプロジェクト)と取引所が半々ということですが、 取引所として申請する法人の方がしっかりとした計画を持っている そうです。
プロジェクトサイドからは非常に規制に関してはやりづらさがあるという話がありました。
一方で興味深い意見もありました。
国家の規制によって相対取引のトランザクションを監視することは資産侵害にあたるため、その兼ね合いが今後注目されるということです。
また中国出身の弁護士からは日本の規制を理解した上で海外との架け橋になっていきたいという思いを表明されています。
規制に関して弁護士によるとスイス・マルタ・エストニア・シンガポールは仮想通貨やブロックチェーンに対して友好的であるという旨の発言も聞かれました。
大学教授の立場からの見解では、エンジニア不足を理由にブロックチェーンを授業に取り入れていってほしいという声が上がりました。
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