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Release 介護関連ベンチャーのウェルモが、福岡市の協力でケアプラン作成支援AIの実証実験を開始

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介護関連ベンチャーのウェルモが、福岡市の協力でケアプラン作成支援AIの実証実験を開始

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ケアプランデータを学習したAIをケアマネジャーが評価、介護現場の業務負担軽減へ

「利用者本位の介護」の実現を目指し、AI・ICTを推進するウェルモは、2018年9月からAIを活用したケアマネジャー支援の実証実験を開始します。政令指定都市、介護支援専門員協会の協力によるケアプラン作成支援AIの実証実験は、日本初の大規模な試みです。専門知識を補完した人工知能でケアプラン作成を補助し、ケアプランの推薦精度やケアマネジャーの満足度を検証します。

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■本実証実験の概要

福岡市と福岡県介護支援専門員協会の協力で、介護サービスの利用計画等を記載したケアプラン、介護認定に関わる資料等のデータ提供を、福岡市内の居宅介護支援事業所に依頼します。
ウェルモは、居宅のデータを収集・保持し、自社のケアプラン作成支援AIエンジン「CPA」に学習させます。ケアプランの文言に対応する介護サービスの内容や、実際の介護事業所との対応関係を分析します。
ケアプランの推薦精度やケアマネジャーの満足度を検証します。実証期間中は、同協会の会員を中心としたワーキンググループを運営する等、ケアマネジャーとの継続的な協力関係を構築します。
同市・協会には、ケアプランデータの分析結果を提供することにより、ケアプランの質の向上や、自治体の政策策定支援に役立てます。



■「CPA(ケアプランアシスタント)」について
CPAは、ケアマネジャーの「知らないをなくす」をコンセプトに、2016年から研究開発を開始しました。医療やリハビリ等、ケアプランの作成に必要な分野の知識を補完するだけでなく、自社で保有する介護事業所データベースをケアプランに紐づけ、利用者の課題に合った介護事業所の推薦までを一気通貫で実現するシステムを目指します。
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ケアマネジャーが要介護者の状態をパソコン上で入力すると、AIが課題候補を提示します。その課題候補に対応して、長期目標、短期目標、サービス内容の順に、様々なプラン案を提示、選択する技術を開発しています。学習データに基づいた様々なプラン案候補だけでなく、国のガイドラインや理学療法、看護等の幅広い職種の参考書籍等の関連情報も提示し、ケアマネジャーが気づかなかった方向性を示すことができます。各文章はケアマネジャー自身が利用者固有の状況に対応するように編集が可能で、編集した文章に基づきさらに候補案を自動で推薦いたします。

ウェルモでは実証実験の始動にあたり、株式会社グリーンケア専務取締役の柴口里則氏を顧問に迎えました。CPAへの助言をいただき、2019年秋を目途にしたβ版サービスの提供に向け、開発をさらに強化します。
また、福岡市のAI関連産業振興を図る「福岡AIコミュニティ」にも参画し、今後行政や他企業との連携にも力を入れてまいります。



■株式会社ウェルモ 会社概要
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福祉に関わる社会課題の解決をミッションに掲げる、ITソーシャルベンチャー企業です。ケアプラン作成支援AIの「CPA」、介護の地域資源情報を集約するプラットフォーム「ミルモ」、児童発達支援・放課後等デイサービス「UNICO」の事業を展開しています。
弊社コーポレートサイトはこちら:http://welmo.co.jp/


・商号:株式会社ウェルモ (代表取締役CEO:鹿野 佑介)
・設 立:2013年4月30日
・資本金:5億7400万円(2018年8月現在)
・所在地:福岡県福岡市博多区博多駅東1-17-1福岡県福岡東総合庁舎4階


■本件に関する問合せ先
株式会社ウェルモ 担当者:富永 Tel:092-477-7011 Mail:tominaga_s@welmo.co.jp

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