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Release 消費者物価、公表1カ月前に先読み 新指数の提供開始

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消費者物価、公表1カ月前に先読み 新指数の提供開始

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日本経済新聞社は株式会社ナウキャストと共同で、総務省が毎月下旬に発表する消費者物価指数(CPI)を公表の1カ月以上前に先読みする新指数「日経CPINow・S指数」の提供を開始しました。日銀が金融政策運営の目標とする物価上昇率の動きをいち早くつかむことができます。

株式会社日本経済新聞社(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:岡田 直敏、 以下「日経」)は株式会社ナウキャスト(本社:東京都文京区、代表取締役社長:赤井 厚雄、以下「ナウキャスト」)と共同で、総務省が毎月下旬に発表する消費者物価指数(CPI)を公表の1カ月以上前に先読みする新指数「日経CPINow・S指数」の提供を開始しました。POSデータを始めとするビッグデータをベースに、総務省が実際に行っている調査品目の選定や品質調整、指数算出ロジックなどを加味して独自に算出した指標です。S指数が調査対象としている食料品や日用品は、総務省CPIでもフレの大きな品目であり、「物価の基調」を示すとされる総務省CPIのコア指標の一部(「総合除く生鮮食品・エネルギー」)との連動性も高くなっています。従って、日銀が金融政策運営の目標とする物価上昇率の動きをいち早くつかむことができます。

2016年1月のS指数は、+2.20%(2015年12月は+2.55%)となりました。年明け以降も食料品や日用品を中心に物価上昇が継続していることが示唆されます。詳しくは同時公表したNowcaSTatsマンスリーリポートをご覧下さい。
画像1:



日経CPINowの直近の動向(前年比)

[表: https://prtimes.jp/data/corp/10642/table/5_1.jpg ]



「日経CPINow・S指数」と「NowcaSTatsマンスリーリポート」は経済統計データベースサービス「NowcaSTats」の会員向けに配信しております。現在、「NowcaSTats」を2016年1~3月まで無料体験していただけるトライアル会員を募集中です[2]。

◆ トライアル会員のお申し込みはこちら https://www1.entryform.jp/trial/

【日経CPINowとは?】
「日経CPINow」は、新しい日次物価指数です。日経CPINowでは、大きく二つの系列を配信しています。具体的には、 総務省の消費者物価指数(以下、「総務省CPI」)を予測したい、 というニーズに答える「日経CPINow・S指数」と、日経・東大日次物価指数の作成方法を引き継ぐ「日経CPINow・T指数」です。

【日経CPINow・S指数とは】
日経CPINow・S指数は総務省CPIを予測したい、というニーズに対応するため、 総務省CPIと同様の指数算式(ラスパイレス算式)、銘柄選定基準を採用した指数です[3]。総務省CPIがある月の指数を翌月後半に公表するのに対して、S指数は約1カ月半早く、当月の結果を当月中に公表します。

【NowcaSTatsとは?】
「NowcaSTats」は、 ビッグデータを活用したリアルタイムの経済統計を開発・配信する「経済の“今”を知る(Nowcast)」ための「経済統計(Stats)」データベースです。同データベースでは、日経・東大日次物価指数を継承・改良した新物価指数「日経CPINow」と、景気・物価動向に関して、我が国を代表する研究者・実務家の最新の研究成果、知見を紹介する「NowcaSTatsマンスリーリポート」を配信しています。2016年1月のサービス開始以降、国内外の金融機関様、シンクタンク様を中心に、70社以上のお客様にご利用いただいております。
画像2:



【NowcaSTatsマンスリーリポートとは?】
NowcaSTatsマンスリーリポートとは、景気・物価動向について、国内外の代表的な研究者・実務家の最新の研究成果や知見を紹介する研究リポートです。同リポートは、東京大学渡辺努教授(ナウキャスト創業者・技術顧問)が編集長を務め、今後毎月1回「NowcaSTats」会員の皆様向けに発刊します。

NowcaSTatsマンスリーリポート収録内容(一部抜粋)


「日経CPINowの推移」
「巻頭言」 福井俊彦 一般財団法人キヤノングローバル戦略研究所理事長 第29代日銀総裁(2003年~2008年)
「正念場を迎える量的質的金融緩和」 植田和男 東京大学大学院経済学研究科教授
「日銀QQEとイノベーション」 加藤出 東短リサーチ株式会社代表取締役社長・チーフエコノミスト
「物価から賃金へ」 渡辺努 東京大学教授・株式会社ナウキャスト技術顧問


日経CPINow・S指数と研究リポートの今後の配信予定

画像3:



1 (注1)グラフ上のS指数と総務省消費者物価指数について、2010年以降は137品目ベースの算出値。2009年以前は94品目ベースの暫定値(今後各基準年に応じた品目数に拡張の予定)。
(注2)S指数は対象商品の抽出を確率的に30回行っており、実線は30試行の平均値を表す。破線は30試行の標準偏差を用いて計算した信頼区間(2×標準偏差)。
(注3)S指数の対象商品の選定及び品質調整は、総務省が事前に公表した銘柄リストに基づき行っている。銘柄リストは事後的に変更される場合があるので、その場合はS指数も改定する。

2 マスメディアの皆様には、NowcaSTatsを無料でご利用頂ける体制を整備致しました。詳細はお問合せまでご連絡下さい。

3 算出方法は渡辺努(ナウキャスト創業者・技術顧問)と今井聡(同CTO兼チーフアナリスト)が2015年5月のCPI国際会議(Ottawa Group Meeting 2015)で公表した論文“Replicating Japan’s CPI Using Scanner data”をベースに独自に拡張を行いました。http://www.stat.go.jp/english/info/meetings/og2015/pdf/t1s3p9_pap.pdf


本件に関するお問い合わせ
株式会社ナウキャスト
(オフィス)〒101-0047
東京都千代田区内神田2-2-1鎌倉河岸ビル6階
Tel:03-5244-4960
E-mail: nowcastats@nowcast.co.jp

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