エヌエヌ生命保険株式会社が特別協賛する高校生のためのソーシャルビジネス企画コンテスト「Social Innovation Relay 2015(ソーシャルイノベーション・リレー 2015)」で、京都市立堀川高校の「sunflower」が優勝しました。優勝チームは、発展途上国における貧困、教育の負の連鎖という社会的課題に対するビジネスプランを提案。今後、オンラインでの国際大会に挑みます。
高校生のためのソーシャルビジネス企画コンテスト「Social Innovation Relay 2015」の国内大会(2月14日、エヌエヌ生命保険株式会社で開催)の優勝チームが決まりました。今回のコンテストでは、全国から94チーム(344名)の応募があり、その中から選ばれた7チームが国内大会に進出。京都市立堀川高等学校のチーム「sunflower」が見事、優勝を果しました。
同チームは、発展途上国における貧困がもたらす教育の負の連鎖という、国境を越えた社会的課題に対してビジネスプラン「Business makes educatin」を提案。途上国と先進国の大学生が企業と協力して途上国の学校の美術の授業などを活用し、子どもたちとオリジナル商品(石鹸等)やパッケージデザインを制作、できあがった商品を先進国で販売した利益を子ども達の教育や給食費などに還元するというプランです。優勝チームは今後、13ヵ国が参加を予定しているオンラインでの国際大会へ進みます。
優勝チームの京都市立堀川高等学校 「sunflower」の八幡真由さん(1年生)は「今回この取り組み全体を通して、日本の社会、そして国際社会にどのような課題があるのかについて考える貴重な機会となりました。また、国内大会で多くのユニークなプレゼンを見ることができとても良い刺激となりました。今後の国際大会へ向けて更にアイディアを進化させて頑張っていきたいと思います」と話し、同じチームの倉田菜奈子さん(1年生)も「この大会に応募したきっかけは、自分でビジネスプランを立てることへの興味からでした。予選から国内大会に進出するまでの過程で、プランをより現実味のあるものに、質を高めることにとても苦労をして、途中で投げ出したいと思うことも多くありました。しかし今日の大会で、参加者から学ぶことが多くあり、sunflowerのビジネスの欠点やプレゼンテーションの改善点を知ることができて、とても良い経験になったと思います」と語っています。
特別協賛のエヌエヌ生命保険株式会社 執行役員ブノア・メスレは、「エヌエヌ生命は、日本の中小企業を支える生命保険会社として、『未来の社長』を社会貢献活動のテーマに、若い世代への教育機会や起業・経営に関する育成機会を提供する活動を行っています。今回のコンテストの参加者の皆さんは、まさに『未来の社長』となるべき人材ですが、社会的課題に大志をもってクリエイティブに取り組む姿勢に大変感銘を受けました。国内大会優勝チームのsunflowerの皆さんの国際大会でのご活躍を大いに期待しています」とコメントしました。
「Social Innovation Relay(SRI)」とは高校生のためのソーシャルビジネス企画のコンテスト形式の教育プログラムです。「SIR」は、高校生が自ら情報収集・分析をして社会的課題を見つけ、その解決方法としての「ソーシャルビジネス」のアイディアをチームごとに競い合うものでアクティブラーニング形態のプログラムです。国内大会での優勝チームは、13ヵ国が参加を予定しているオンラインでの国際大会へ進むことができます。オンライン国際大会の優勝チームは、ヨーロッパで開催されるSIR修了生カンファレンスに招待されます。
■大会要領
主催:ジュニア・アチーブメント ヨーロッパ(Young Enterprise)、 公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本
特別協賛:エヌエヌ生命保険株式会社
アワード: (国内大会優勝)オンライン国際大会出場権・図書カード・表彰状、(同準優勝・3位)図書カードと表彰状
おもな参加資格 : 1. 日本在住で日本国内の高校に通う1~2年生( ※インターナショナルスクール、ならびに海外から日本への留学生は除く)2. 1チーム2~4名の範囲で構成。異なる高校の生徒と組むことも可能
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