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Release サンディスク、次世代の大容量モバイルデバイスのパフォーマンスを高速化するiNAND 7132ストレージソリューションを発表

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サンディスク、次世代の大容量モバイルデバイスのパフォーマンスを高速化するiNAND 7132ストレージソリューションを発表

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革新的なストレージアーキテクチャを持つ、クラス最高の新型組み込みフラッシュドライブ。オンデマンドで1Gビット/秒超のデータ転送速度を実現

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モバイルワールドコングレス2015、バルセロナ、2015年3月1日 –
フラッシュメモリーストレージソリューションで世界をリードするサンディスクコーポレーション(NASDAQ: SNDK)は、本日、同社の最先端の組み込みストレージソリューションである、iNAND(R) 7132を発表しました。フラッグシップのモバイルデバイスへの搭載を想定したiNAND 7132は、モバイルユーザーのニーズに迅速かつインテリジェントにオンデマンドで対応します。iNAND 7132は、SmartSLCテクノロジーを搭載したサンディスクの新しいiNANDアクセラレータアーキテクチャを採用することにより、極めて高い負荷のアプリケーションでも快適な操作性を実現します。最大容量64GB(※1)のiNAND 7132により、OEMメーカーはユーザーに優れた操作性を提供する、新しい世代の大容量のスマートフォン、タブレット、コネクテッドデバイスを開発できます。

サンディスクのシニアバイスプレジデント兼モバイル&コネクテッドソリューション担当ゼネラルマネージャーのドリュー・ヘンリーは、「iNAND 7132は、次世代型のスマートフォン、タブレット、スマートデバイス向けの、優れた大容量ストレージソリューションです。SmartSLCを搭載したサンディスクの新しいiNANDアクセラレータアーキテクチャを特徴としたクラス最高のiNAND 7132ストレージソリューションは、より高速かつ大量の写真撮影や4K Ultra HDビデオ撮影でも高いパフォーマンスをもたらします。最新の802.11規格への容易な対応や、超高速のデータサイドローディングも可能になります」と述べています。

●パフォーマンス、容量、耐久性を重視した設計
iNAND 7132ストレージソリューションは、サンディスクの1Yナノメートルのセルあたり3ビット(X3)のNANDフラッシュストレージによって構成されています。このストレージソリューションをドライブのSmartSLCテクノロジーと組み合わせることにより、ユーザーのニーズに合わせて、シングルレベルセルのようなパフォーマンスを提供します。さらに、1Gビット/秒(※2)を超えるシーケンシャル書き込み速度も実現します。負荷の非常に高いビジネス向けアプリケーションや動画、写真撮影、モバイルゲームアプリケーションにも優れたパフォーマンスをもたらすとともに、802.11acおよび802.11adのネットワーク規格に対応しています。

また、iNAND 7132ストレージソリューションの優れたパフォーマンスにより、デバイスメーカーはスマートフォンの写真撮影やビデオ撮影機能の限界をさらに広げることができます。最適化されたスマートフォンで使用することにより、iNAND 7132ストレージソリューションは、RAWフォーマットでの画像撮影といったプロフェッショナル仕様のデジタル写真撮影容量に対応します。これにより、画像撮影や画像処理の可能性がさらに大きくなります。さらに、4K Ultra HDビデオの撮影や再生も可能です。

高速接続のエンジニアリングサービスとテストソリューションにおける世界的なリーダーであるGranite River Labsがサンディスクの委託を受けて実施したテストおよび分析によると、iNANDアクセラレータによりスマートフォンのパフォーマンスが大きく向上することが明らかになりました。Granite River Labsの技術部長であるMiki Takahashi氏は「当社のテストでは、iNANDアクセラレータとSmartSLCテクノロジーを用いたiNAND7132ストレージソリューションにより、シーケンシャル書き込み速度が大きく向上することが明らかになりました。具体的には、下り速度が1Gビット/秒※2を超えることが確認されました」と述べています。

先進的な新しいアーキテクチャであるiNAND 7132ストレージソリューションは、e.MMC5.0+仕様を採用し、洗練されたエラー訂正ハードウェアおよびソフトウェアテクノロジーが組み込まれており、耐久性と応答性が向上すると共に、レイテンシーが短縮されます。これにより、iNAND 7132ストレージソリューションを使用したデバイスは、ストレージ容量の上限に達した状態でも、デバイスを使い続ける間、高いレベルのパフォーマンスを維持し続けます。

●モバイルエコシステムに最適化
サンディスクは主要なスマートフォンとタブレットメーカーと連携することで、業界をリードするアプリケーションプロセッサーとシームレスに連動し、Android、Chrome、Windowsベースのスマートフォン、タブレット、コネクテッドデバイスの性能を向上させるために、iNAND 7132ストレージソリューションを最適化しました。

使用頻度の高いシステムプラットフォームやアプリケーションにおけるパフォーマンスを向上させるだけでなく、iNAND 7132ストレージソリューションは、アプリケーションを開発する際のパフォーマンスに関する制約を軽減し、モバイルデバイスの設計に新たな可能性をもたらします。

iNAND 7132ストレージソリューションには先進のシミュレーションツール、トラブルシューティングツール、エンジニアリングツールが付属しているため、モバイルデバイス設計が迅速かつ簡素化されます。これにより、製品開発から製品を市場に投入するまでの時間を大幅に短縮することが可能です。

●特徴および仕様:
・e.MMC 5.0+、HS400仕様で構築
・シーケンシャル書き込み/読み取り速度が最大125/280MB/秒(※3)
・独自のアプリケーションアーキテクチャの強化により、レイテンシーを短縮し、一貫性のあるパフォーマンスをサポート
・最大3 fpsのRAW画像撮影( ※3)
・11.5mm x 13mmのサイズ、0.8mmの厚さで、薄型ホストデバイスへの統合が可能

●市場調査アナリストの見解:
「スマートフォンユーザーはますます多くのデータを必要としています。その主な要因は最新の技術によるメディアの作成や利用であり、何百万ピクセルの画像撮影、4K動画撮影、電子ブックのダウンロード、大量のメール、オフラインでの音楽、ドキュメントの保存や取得などがすべてスマートフォン上で行われるようになっています。これは、従来のMLCフラッシュストレージと比較して、大容量であるだけでなく、パフォーマンスや信頼性を向上するフラッシュストレージのニーズが極めて高くなっていることを意味します。サンディスクは革新的な新しいiNAND 7132 EFDにより、この3つのニーズに対応していこうと考えています。構成が大容量になっただけでなく、アプリケーションのピーク使用時にさらなるパフォーマンスを実現し、これまでにないアプリケーションの操作性をもたらすための道筋ともなります」とカウンターポイント・リサーチ デバイス・エコシステム調査ディレクターのニール・シャー氏は語っています。

●提供時期について
現在、iNAND 7132ストレージソリューションのサンプルを最大64GBの容量で提供しています。

●iNAND製品ファミリーについて
サンディスクiNANDストレージソリューションにより、何億台ものデバイスでモバイルに関する操作性が格段に向上しました。サンディスクiNAND製品ファミリーは、パフォーマンスを重視するあらゆる対象向けの組み込みストレージソリューションを提供しており、4~128 GBの容量を提供しています。サンディスクiNAND EFD製品ファミリーには、iNAND 3120、iNAND 5020/5130、iNAND 7030 EFDsがあります。EFD(組み込みフラッシュドライブ)およびMCP(マルチチップパッケージ)で利用可能な、サンディスクのiNANDストレージソリューションは、タブレット、スマートフォン、電子ブックリーダー、個人向けメディアプレーヤー、個人向けナビゲーションデバイスのシステムの応答性を向上させ、マルチタスキングとブラウジングのパフォーマンス、バッテリー寿命、ユーザーによる操作性の向上を実現しています。


■サンディスクについて
フォーチュン500ならびにS&P500カンパニーであり、データストレージソリューションで世界をリードしているサンディスクコーポレーション(NASDAQ: SNDK)は、これまで25年以上にわたって斬新なアイデアと革新的な製品でエレクトロニクス業界に変革を起こしてきました。サンディスクの最先端のソリューションは、世界最大級のデータセンターの多くに採用され、スマートフォンやタブレット、そしてパソコン用の組み込みストレージとしても幅広く使われています。また、サンディスクのリテール製品は、世界中で販売されています。
サンディスク株式会社は、東京に本社を置き、大船、四日市にオフィスがあり、日本での営業・マーケティング業務拠点ならびにNANDフラッシュメモリーの開発・製造を行っています。

※1 1GB=1,000,000,000バイト。実際に使用できる容量はこれより少なくなります。
※2 16GBと32GBの容量のみ。Granite River Labsが実施したテストに基づく。パフォーマンスはドライブの容量、ホストデバイス、ファイルの属性、OS、アプリケーションによって異なります。
※3 内部テストに基づく。パフォーマンスはドライブの容量、ホストデバイス、ファイルの属性、OS、アプリケーションによって異なります。

※本資料は、3月1日(バルセロナ現地時間)に発表された英語版プレスリリースの抄訳です。

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