本展示は、「アングルフリー物体検索技術」を用いユーザーが“身に着けているモノ”や“手に持っているモノ”とデジタルサイネージを掛け合わせた新たな対話型広告サービスで、そのショーケースとして「Linked Virtual Ad. ~Talking Beer~」を紹介します。
NTTデータは、今後も音声・画像・動画・物体などのデジタルコンテンツと本探索技術を組み合わせることにより、販売促進や観光案内、災害誘導など幅広い分野へ展開することを目指します。
【出展概要】
本対話型広告サービスは、NTTグループのAI技術であるcorevo™(注)を構成する技術のひとつ「アングルフリー物体検索技術」を用いたもので、サイネージの前を通った際、ユーザーが“身に着けているモノ”や“手に持っているモノ”を認識し、ユーザーに意識させることなく、その人に合った情報を提供することができます。
SXSWの展示では、JAPAN FACTORY内にあるバースペースにデジタルサイネージを設置し、ショーケースとして「Linked Virtual Ad. ~Talking Beer~」を紹介します。来場者がビールを手に持ちデジタルサイネージの前に立つと、モーションキャプチャー技術が手の部分を認識し、物体検索技術が手に持っているビールの銘柄を特定します。ビールの銘柄が特定されると、その銘柄に対応したキャラクターがAR技術を活用してビール画像上に登場し、ビールの情報を自己紹介します。本サービスでは複数の物体の同時認識も可能で、会場には8種類の銘柄のビールを用意しており、各ビールに対応したそれぞれのキャラクター同士が挨拶する等、互いに協調しながらビールの商品情報を楽しく提供してくれます。来場者同士のコミュニケーションのきっかけをつくる演出も期待され、記憶に残る新たな広告体験を生み出します。
【アングルフリー物体検索技術について】
NTT研究所が開発した技術で、3次元の物体を自由な位置・方向から撮影しても高精度に立体物を認識・検索し、関連情報を提示します。本技術を用いることで、画像から得られる特徴点の重要度を推定することにより、物体の検索精度が従来に比べて大幅に改善されます。また、物体の回転や拡大縮小に伴う対応関係が学習されるため、事前にデータベースに登録が必要となる画像数を従来の1/10程度まで削減することが可能となります。
【今後について】
本対話型広告サービスを用いることで、“身に着けているモノ”や“手に持っているモノ”と、音声・画像・動画・物体など豊富なコンテンツを表示可能なデジタルサイネージを掛け合わせることで、ユーザーが意識することなく、その人に合った情報提供が可能となります。
NTTデータは、2020年に向けて訪日観光客向けサービスや販売促進、災害誘導など、さまざまな分野への活用を目指します。
(注)corevo:日本電信電話株式会社の商標です。NTTグループが進めるAI(人工知能)技術を生かし、外部企業や研究機関とのコラボレーションを進めるための新ブランドになります。
*本文中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
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