2015年は、モバイルインターネット市場の急激なペースでの成長を背景とした、モバイルコマース市場への影響が注目されています。
Vizuryは、様々な国・地域における「デバイス戦争」の状況を分析しており、この度、世界最大のモバイルコマース市場の一つである日本における現状及び予測についてまとめております。
※本件は、Vizury Japanによるキャンペーンデータに基づきます。
■デバイス別の利用率
日本は、明らかなモバイル主導のマーケットへと変化しています。
【2014年】
《製品検索》 《製品購入》
PC(Desktop):54% - Mobile:45% PC(Desktop):67% - Mobile:33%
【2015年】
《製品検索》 《製品購入》
PC(Desktop):30% - Mobile:70% PC(Desktop):45% - Mobile:55%
■カテゴリー別/デバイス別のオンラインショッピング利用率
日本では様々な業種でオンラインショッピングが普及しており、デバイス別の利用率は製品カテゴリー毎に異なっています。
ライフスタイル(ファッション&アパレル)・不動産・書籍・金融商品カテゴリーは、からの検索・サイト閲覧者が特に高い傾向にあります。
【ライフスタイル(ファッション&アパレル)】
モバイル化が特に顕著であり、Mobile からの検索・サイト閲覧者はPC(Desktop)の3.5倍、Mobileでの購入者はPC(Desktop)での購入者の2.5倍に上ります。
【宿泊施設(予約)】
検索・サイト訪問者はPC(Desktop)とMobileで同水準、オンライン購入者はPC(Desktop)がMobileを上回る状況です。
【金融サービス(銀行・証券・保険など)】
Mobileからの情報ページ訪問者数及びオンライン購入者数がPC(Desktop)からの同数値の2倍であり、Mobileが明確な勝者というマーケット環境が形成されています。
【就転職支援サービス】
Mobileからの検索・サイト閲覧を好むが、応募はPC(Desktop)から行う傾向があります。
【不動産】
Mobileからの情報ページ訪問者数及びオンライン購入者数がPC(Desktop)からの同数値の1.5倍です。
【旅行チケット】
PC(Desktop)からの検索・サイト閲覧者の50人に1人が、Mobileからの検索・サイト閲覧者の100人に1人がオンラインでチケットを購入しています。
【電子書籍】
完全にMobile優位の分野です。
Mobileからの検索・サイト閲覧者はPC(Desktop)の2倍、オンライン購読者は同3.5倍です。
■今後のマーケット予測
Mobile優位の4カテゴリーとPC(Desktop)優位の4カテゴリーによる「デバイス戦争」は、モバイルインターネット市場の持続的な成長に伴い、さらに加速していくと推測します。現状の「4 vs 4」の構図が「5 vs 3」や「6 vs 2」へと変化していくのでは、と考えます。
また、今後はMolileとPC(Desktop)だけでなく、ウェアラブル端末等の新しいデバイスの台頭の可能性も十分に考えられます。
Vizuryについて
Vizuryは、インターネットサイト内での行動履歴に基づき、最適な商品をリコメンド・ダイナミック広告として配信することで購買を促進するデータマネジメントプラットフォームを提供しております。
2008年にインドのバンガロールで事業を開始後、東京、デリー、北京、上海、広州、シンガポール、ジャカルタ、台北、ドバイ、ソウル、シドニー、サンパウロ、メキシコなど、アジアを中心に50ヶ国でグローバル展開。
eコマース、旅行、不動産、人材、教育、金融サービスなど、600以上の企業に対しソリューション提供。
デロイト・アジア太平洋地域Fast500(新興企業500社)に2年連続(2014年、2015年)ランクインしており、アジア初のFacebook認定パートナー、Twitterリターゲティング・プラットフォーム・パートナーです。
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