下水道料金の削減は、主に上水道と下水道に流れる水量の差を測り、その数値を行政側から認可を受けて「下水道減免」につなげるという方法である。
企業からの依頼を受けて「下水道減免」を代行するという下水道減免事業を行う会社は少なく、非常にニッチな産業ではあるが、その業界で二十年以上事業を継続する会社が(株)ヴェルテックスジャパン(名古屋市 、代表取締役 中西茂樹氏)である。
世間ではあらゆる業界でデータ改ざんが問題になっているが、この下水道減免業界の中でも、数年前よりデータ改ざんを行う企業や顧客があることが判明し、行政側もこのことを問題視していた。
この問題に対して(株)ヴェルテックスジャパンでは、約三年前からデータ改ざん防止システムを研究、開発し本年2015年9月に特許を取得(特許番号 第3804338号) した。 また検針された数字を行政側に申告する際にも、人為的にデータが改ざんされる可能性があるため、この検針数字を第三者機関への預かりとするため、(株)ヴェルテックスジャパンが中心となり『日本下水道水量測定協会』を本年8月に設立し、本格稼動を開始した。
これら一連のシステムを開発した(株)ヴェルテックスジャパン 中西社長によれば、今後下水道減免事業を行う際には『データ改ざん防止システム』を全ての下水道測定システムに導入し、さらに、すべての顧客の検針業務、及び行政への申請業務を『日本下水道水量測定協会』が請け負うことによって、この業界における『データ改ざん』は限りなくゼロに近くなるとのこと。
さらに中西社長いわく、この特許取得済みの『データ改ざん防止システム』を応用することにより、現在問題となっている建築業界をはじめとするあらゆる業界での『データ改ざん防止』が可能であるとのこと。今後このシステムの他業界への応用、展開も期待される。
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