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Release 加古隆 ピアノ・ソロ活動40周年ツアーを前に自らの音楽の原点である都市・パリの象徴 ノートルダム大聖堂の再建を祈る

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加古隆 ピアノ・ソロ活動40周年ツアーを前に自らの音楽の原点である都市・パリの象徴 ノートルダム大聖堂の再建を祈る

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 5月からピアニストとしてのソロ・コンサートツアーを開催する加古隆さんは、フランスで初めてピアノ・ソロの経験をして、今年、ソロ活動では40周年を迎える。加古隆さんは東京芸術大学作曲科に入学し、その後はフランスのパリ国立高等音楽院に留学したが、そこで出会ったフリー・ジャズに魅せられ、パリで即興ピアニストとして1973年デビューし、ヨーロッパでの演奏活動が始まった。ヨーロッパでの加古さんのジャズ・ピアニストとしての評価は高かったものの、「僕は東京芸大やパリ高等音楽院のようなアカデミックな音楽の世界から見れば、はぐれ者だったんですよ」と笑う。

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 パリは加古さんの音楽家としての活動の原点となった都市で、今でも東京よりもむしろパリの地図の方がよくわかるくらいだと言う。「日本の都市と違って、パリは時間を経てもあまり変わらないので、何十年経っても住んでいた頃のままのたたずまいを見せてくれるんです」と、パリへの想いを加古さんは語る。
そのパリの象徴とも言えるノートル大聖堂で4月15日の深夜、大規模な火災が発生し、美しい尖塔が焼け落ちるなど甚大な被害が出た。加古さんにとって、パリ国立高等音楽院に通っていた頃も、その後フリー・ジャズのプロ・ピアニストとして活動していた時期も、ノートルダム大聖堂の近くに住んでいたので、日常的に目にするパリの一部だった。
「あの美しい塔が焼けてしまうなんて、本当にショックです。でも、パリは古い文化財をとても大切にしているから、きっと再建するための資料はちゃんと残されていると思います。だから、あの美しい姿が戻る日は遠くないと思いますよ」と、加古さんは再建への想いを語った。
 加古さんがソロのピアニストとして活動するきっかけになった、北フランスの都市、カーンでのコンサートへの出演依頼の電話を受けたのが、40年前の冬のパリだった。大雪で、イギリスから来る予定のピアニストの代役という思いもかけない電話。
「ピアノ・ソロがあって、今の自分があると思っています。たったひとりでピアノを演奏して、お客様に喜んでもらうには、自分の持っているすべてを出さなければならない。フリー・ジャズだ、現代音楽だ、というジャンルへのこだわりを捨てて、音楽に向き合ったことで、シンプルでメロディを大切にするという、自分の作曲のスタイルを、ピアノ・ソロをやることで身に着けられた」作曲家・加古隆の誕生への転機ともなった。
 加古さんがそう語る、ピアノ・ソロを代表する楽曲「ポエジー」そして、コンサートでの演奏は久しぶりとなる「水の前奏曲」が、今回のツアーでは演奏される。また、一年に一度の加古さんのツアーを楽しみにしているお客様のために、人気作品である「パリは燃えているか」、「黄昏のワルツ」、「散り椿」も、ピアノ・ソロのアレンジで演奏される。

加古隆 ソロ・コンサート2019『ピアノと私』
2019年5月6日(月・祝)名古屋市芸術創造センター (愛知県)
13:30開場 14:00開演 [問]中京テレビ事業 052-588-4477
2019年5月11日(土)サントリーホール 大ホール (東京都)
13:30開場 14:00開演 [問]キョードー東京 0570-550-799
2019年5月12日(日) 高崎市文化会館 (群馬県)
14:30開場 15:00開演 [問]桐生音響 0277-53-3133
2019年6月8日(土)  札幌コンサートホールKitara 小ホール (北海道)
13:00開場 13:03開演 [問]オフィス・ワン 011-612-8696
2019年6月22日(土) いずみホール (大阪府)
13:30開場 14:00開演 [問]キョードーインフォメーション 0570-200-888


写真:Nobuo MIKAWA

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