過去から学び未来の負荷を予測する人工知能を搭載。コンテンツ配信に特化したレッドボックスが、大容量のデータ配信を低コストでサポートする新サービスをスタート

CDNサービスに特化したレッドボックスが、特定地域における急激なアクセス集中時に対して、人工知能が最適な対処法を見つける新しいサービスを 10月10日（月曜）より開始します。過去のアクセス状況を学習し、未来のトラフィックを予測することで、最適な環境にチューニング。低コストで大容量のデータ配信を行いたいユーザーに、拡張・柔軟性に優れた次世代CDNサービスを提供します。

定額CDNサービスを提供する、合同会社レッドボックス（本社：東京都世田谷区、最高経営責任者：小川勝久）は、CDNサービスで採用している負荷分散コアシステムの一部に、人工知能を導入したサービスを2016年１０月１０日（月）より開始いたします。
▼選ばれる次世代定額CDN｜レッドボックス：
https://www.redbox.ne.jp/?release-ai-cdn




■急激なトラフィックの増加に人工知能が対処します

CDN（※1）は、アクセス元から最も近い場所にあるサーバーからコンテンツを高速に配信する手段として用いられ、近年ではソーシャルゲームや動画ストリーミングなど大容量コンテンツ配信に多く利用されている技術です。

一般的なCDNサービスでは、同一地域からの突発的なアクセスが発生した際の対応に遅れがあり、特定地域のキャッシュサーバーや回線のみ使用率が高くなるという問題がありました。

このたび弊社が新しくリリースするサービスでは、エッジキャッシュCDNの内部解析エンジンに人工知能（※2）を採用することにより、従来のCDNサービスにおいて課題となっていた「特定地域における急激なアクセス集中時」にも、人工知能が高速に安定した配信ができるロケーションを自動選定します。

■人工知能CDNサービスの特徴




1．最小遅延経路選定

過去のアクセス状況を学習し（※3）、今後見込まれるアクセスやピーク値などを条件付き確率を用いてタイムリーに予測。アクセスが発生した時点で、各ロケーションの負荷状況やネットワークレイテンシを考慮し、最も早く配信できる最適なエッジロケーションに振り分けを行います。

2．リアルタイム・モニタリング

データの転送が遅延するレイテンシの発生が高いと予測された経路・特定時間帯が見つかった場合には、対象期間に該当する経路からの配信を避け、次に最も早い経路からコンテンツ配信をいたします。


■これからもユーザーのコンテンツ配信を、低コスト・安全にサポート

弊社では、定額料金の柔軟なカスタマイズが出来るCDNで顧客のコンテンツ配信をサポートしてまいりました。サイトの訪問者にストレスなくコンテンツ配信を行うのは時に難しく、たとえば、容量の大きなストリーミング動画を不特定多数のユーザーに届けるためには、突発的なアクセス増に対処するチューニングが必要です。

従来のサービスでは、いつアクセスのピークがやってくるのか予測するのが難しいため、コスト高につながり、業者によってはHTTPS配信料金が別途必要であるケースも散見されてきました。

私たちレッドボックスは、コンテンツ配信に特化したプロフェッショナルチームとして、これらの課題をクリアすべく、自由にカスタマイズできるCDNを提供しています。

今後は人口知能が学習したデータを元に、サイト表示速度を向上するためのチューニングや、キャッシュヒット率が低下している特定コンテンツなどを分析しアドバイスできる仕組み（仮称：クイックアナリスト）などを展開していく予定です。


※1. CDN：Contents Delivery Network
テキストや画像、動画といったWebサイトで利用されるコンテンツや、アプリ内配信などを高速・最適化するための仕組みです。

※2. 人工知能（AI）：Artificial Intelligence
広義には人間のようにふるまうシステムであり、弊社のサービスではプログラムによる推論と学習で、処理の最適化を行っています。

※3. 学習には２～３カ月前後のお時間をいただく場合がございます。

【合同会社レッドボックスについて】
本社：〒158-0098　東京都世田谷区上用賀３丁目７番17号 B1
代表者：最高経営責任者（CEO）　小川勝久
設立：2015年3月
WEBサイト：https://www.redbox.ne.jp
事業内容：CDNサービス事業、WEB高速化事業

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