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Release 独立系VCのOne Capital、国内SaaS市場の動向や予測をまとめた「Japan SaaS Insights 2023」を公開

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独立系VCのOne Capital、国内SaaS市場の動向や予測をまとめた「Japan SaaS Insights 2023」を公開

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経済情勢の先行きが不透明な中、国内SaaS市場は着実に成長。2023年は生成AIとの融合も進むと予測

B2B SaaSをはじめとしたスタートアップへ出資するOne Capital株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:浅田慎二)は、国内SaaS市場の動向や2023年における予測をまとめた「Japan SaaS Insights 2023」を公開しました:https://onecapital.jp/perspectives/japan-saas-insights-2023

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「Japan SaaS Insights」は主にB2B SaaSスタートアップへ出資するOne Capitalが年に1回発刊するレポートです。国内SaaS市場の民主化を目指し、以下の内容をまとめています。

・日本におけるSaaS市場の動向
・SaaSスタートアップの資金調達動向
・SaaSスタートアップの経営状況
・SaaS上場企業のマーケット動向
・2022年に最も読まれたブログ
・2023年におけるSaaS市場の予測

解説記事はこちら:https://onecapital.jp/perspectives/japan-saas-insights-2023
レポートのダウンロードはこちら:https://onecapital.ck.page/f7ffbf415c

本レポートの内容を一部抜粋して紹介します。

日本におけるSaaS市場の動向


画像2:


ガートナーによって発表された調査によると、2022年の国内エンタープライズIT市場規模は前年比5.2%増の27.2兆円になりました。また、2023年には4.7%増の28.5兆円にまで増加すると予測されています。

国内SaaS市場の規模が1.1兆円(2022年)であることから、同市場が国内エンタープライズIT市場に占める割合は約4%になります。

一方、Expart Market Researchによると、米国ではIT支出に占めるSaaS市場の割合は約15%となっています。

もし国内SaaS市場が米国と同水準に拡大した場合、同市場規模は現在の3.7倍にあたる4兆円にまで拡大する可能性があります


また、国内エンタープライズIT市場そのものが成長していることから、SaaS市場はさらに大きくなることが予想されます。

SaaSスタートアップの資金調達動向


画像3:


国内SaaSスタートアップの資金調達額は、前年比17.5%増の2,063億円と過去最高を記録しました。一方で調達件数は12.5%減の259件となり、1社あたりの調達額が大きくなる傾向が加速しています。

一方、米国SaaSスタートアップの調達額は26.5%減の720億ドル、調達件数は18.4%減の3,777件と急減速しました。21年の反動が22年にやってきたと考えられます。

国内では、LegalOn Technologies(136.6億円)やアンドパッド(106.7億円)がメガラウンドを実施し、ミドル・レイター企業が市場を牽引しています。

その結果、スタートアップ調達額におけるSaaS企業の比率は23.5%と過去最高水準
となりました。これは2018年の米国と同等の水準となっています。

SaaSスタートアップの経営状況


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SaaS未上場企業のCEOや事業責任者(N=70)に現在の景気感についてヒアリングしたところ、回答者の6割以上が「インフレや市況悪化による影響を感じている」
と回答しました。ドル高に伴うサーバー費用やツール利用料の高騰がマージンを圧迫している可能性があります。

SaaS上場企業のマーケット動向


画像5:


2022年は、米国の利上げによりテック企業やIPOしたばかりのスタートアップの株価が下落し、景気後退懸念からベアマーケットが続いたことで、国内市場も大きく下落しました。SaaS企業もその影響を受け、「One Capital Cloud Index」は128.5pt下落しました。

しかし、長期的に見ればSaaS企業は高いパフォーマンスを維持しており、2018年以降では主要指数をアウトパフォームしています。

とはいえ、足元ではSVB破綻をきっかけとした金融不安が広がるなど、景気先行きが不透明な状態が続いています。米FRBによる利上げサイクルは後半に入っているとされていますが、インフレが再燃する可能性もあり、引き続き経済統計に注目する必要がありそうです。

2023年におけるSaaS市場の予測


画像6:


Generative AIの「Foundation Model(OpenAIなど)」「Middleware(Hugging Faceなど)」レイヤではすでに海外企業が覇権を握っています。そのため、Application(SaaS)レイヤへ参入する国内企業が急増すると予測しています。

また、従来のSaaSへGenerative AIが搭載されることで、生産性が飛躍的に向上すると考えられます。特にブログコンテンツや画像生成など、マーケティング/デザイン領域との相性が良いでしょう。

福利厚生の一環としてGenerative AIの利用を推奨する企業も出てきました。一方、ChatGPTを利用禁止にする企業も存在します。その結果、AIを「使いこなせる人」と「使いこなせない人」の二極化が進むことが考えられます。

本レポートが国内SaaS市場への理解を促し、更なる成長に貢献することを願っています。

より詳細な解説はこちら
https://onecapital.jp/perspectives/japan-saas-insights-2023

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