カナダのミュージシャンが開発した「frettable」。アプリを起動して歌ったり演奏したりするだけで楽譜が自動で作成されるという、画期的なアプリだ。
・AIが音を聞き取り
作曲というと、それなりの専門知識が必要と身構えるところはあるだろう。そのハードルをこのアプリはいとも簡単に下げてくれる。
というのも、このアプリは人工知能(AI)で音を聞き取り、自動でスコア化するのだ。スピーチ認識に似た技術を活用していて、ユーザーは歌ったり、演奏したりするだけでいい。
また、人工知能なので、使えば使うほどに精度が上がっていくとのこと。
・声と楽器12種に対応
作成された楽譜はアプリで閲覧できるほか、友達や音楽仲間とシェアすることもできる。作曲したものをすぐに仲間と共有して意見を交換するなど、コラボ作業も可能だ。
対応楽器は現在、ギター、トランペット、チューバ、クラリネット、オーボエなどで、声も合わせると13種類にのぼる。この数は今後増える見込み。
アプリは無料バージョンと、月額4.99ドル(約540円)の有料バージョンが用意され、無料バージョンでは録音(1分30秒まで)と楽譜化、frettableコミュニティの作品のブラウズができる。
有料バージョンでは、録音時間が5分にのびるのに加え、楽譜ファイル(MIDI、MusicXML)のダウンロード、コラボ作業などが可能となっている。
作曲に興味があるという人はまずは無料版で試してみると良さそう。アプリはiOSとAndroidで利用できる。
frettable