3次元地図上を、1日26万便のバスが時刻表通りに走行します
オギクボ開発株式会社 (東京都杉並区天沼2-5-21 代表取締役社長: 川島 和澄、以下「オギクボ開発」) は、2020東京以降の観光業方面の活性化に寄与できるよう、3次元地図空間と時間軸に応じて鉄道・バス・船舶などが移動する様態を表示する主力商品「4D Maps」に対して、首都圏の大手バス事業者7社が提供するオープンデータを使用することで、バスの走行位置を動的に表示する新たなオプションプランを、8月25日より提供します。
これまでオギクボ開発は、3次元空間に鉄道・バス・船舶などの移動体の位置を表示するプラットフォーム「4D Maps」を提供してきました。これを利用して、宿泊施設のロビーなどに、株式会社インセクト・マイクロエージェンシー(東京都千代田区神田神保町2-48 3510ビル401 代表取締役: 赤津 直紀)と共同開発したマップ型サイネージ「FLOWMAP4D」を設置し、地域の公共交通網ならびに観光情報を表示して視聴者の利便性向上に寄与し、地域の活性化および公共交通の利用を促進する取り組みを進めております。これは内閣府が推進する『サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会』を意味する「Society 5.0」の実現を目指す施策のひとつです。
都営バス・西武バス・京王バス・小田急バス・東急バス・西東京バス・横浜市営バス (以下「7バス事業者」) は、Society 5.0実現への一環として、「公共交通オープンデータセンター(※1)」を通じ、自社の運行する路線バスの時刻表データを二次利用可能な規約にそって一般公開する「オープンデータ」として公開しています。7社のオープンなバスデータには、1日合計26万便以上の時刻表データが含まれています。
オギクボ開発は、この7バス事業者が公開する時刻表のオープンデータに沿って、推定される個別のバス車両の動的な位置を4D Mapsに表示する新たなオプションプランを8月25日より提供します。従来は表示を希望される移動体の時刻表データについて、権利関係をクリアにした上で電子化する業務を受託するプランのみをご提供しており、表示する移動体の個数に比例してコストを決めていたために導入が割高になっておりましたが、本プランの選択により導入コストを低く抑えながら新たに26万便以上の移動体データを表示できるようになります。
加えて、国土交通省が定めた「標準的なバス情報フォーマット(※2)」にてオープンデータとして公開された、あるいはされる予定のバス時刻表についても、適宜対応いたします。
新型コロナウィルスの蔓延によって大きな打撃を受けた旅客輸送産業および観光産業全体の状況に鑑み、オギクボ開発は2020東京以降の観光業方面の活性化に寄与できるよう、引き続き「4D Maps」および付随サービスの提供を継続してまいります。
※1 公共交通オープンデータ協議会: 鉄道、バス、航空などのさまざまな公共交通関連データをワンストップで提供する産官学連携の協議会。参照: https://www.odpt.org/
※2 標準的なバス情報フォーマット: バス事業者と経路検索事業者との間でデータの受渡をするために国土交通省によって定められた時刻表データ記述規格。別名「GTFS-JP」。参照: https://www.gtfs.jp/
1. 提供情報
以下7社のバス事業者の路線バスに対して、時刻表データに基づく推定車両位置の表示サービス。
※五十音順
[表: https://prtimes.jp/data/corp/34315/table/3_1_aa414e56f8e9efad665d6306c9eb332d.jpg ]
※便数は2021年7月31日時点のもの
※ODPTライセンス: 公共交通オープンデータ基本ライセンス。参照: https://developer.odpt.org/terms/data_basic_license.html
2. 提供方法
8月25日から、「FLOWMAP4D」をご契約いただいたお客様に対して追加プランとしてご提案いたします。価格はご相談ください。
3. 既にFLOWMAP4Dをご契約のお客様について
既にFLOWMAP4Dをご契約のお客様には、長らくのご利用・ご愛好に感謝の意を込めて、特別に追加料金不要で本プランにご加入いただけるサービスを提供します。
4. 提供例
※FullHDサイズの画像は https://www.ogiqvo.com/product/7buses/ よりご参照ください。
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