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STORY 25年越しのアイデアをアプリ化!漫然とプレイすることに意味がある瞑想ゲームに賭けた情熱と実現までの道のり

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25年越しのアイデアをアプリ化!漫然とプレイすることに意味がある瞑想ゲームに賭けた情熱と実現までの道のり

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こんにちは、N.E.S代表の平山真人です。2024年8月に、私が25年越しで温め続けたアイデアを形にしたスマホアプリ『PONO(ポノ)』をリリースしました。大学時代に思いついたこのアイデアが、ついに形となり、リラクゼーションや瞑想のための独自の体験を提供するアプリとして完成しました。


昨今、瞑想が静かなブームとなっており、現代のストレス社会に対する解決策として注目されていますが、『PONO』はこの潮流に沿ったもので、ただ遊ぶだけでなく、「心を澄ます新しいゲーム体験」を提供します。今回は、このアプリ誕生までの道のりをお伝えします。


◾️⬜︎◾️役者と童話作家の夢:『PONO』のアイデアが生まれた瞬間◾️⬜︎◾️

25年前、私は福岡にある大学に通いながら、地元の芸能プロダクションに所属し、役者を目指していました。一方で、童話作家への憧れも抱いていました。特に東君平(ひがしくんぺい)さんの作品に深い感銘を受け、創作意欲が高まっていました。


その頃、ゲームにも強い興味がありました。ある日、アルバイトをしていたゲームセンターで、エアホッケーのスコア表示を眺めていると突然、「こんな玩具を作ったら面白いかも!」とひらめきました。これがのちに『PONO』となるアイデアの出発点です。


大学を卒業して上京後、役者としての挑戦は、なかなか思うようにはいきませんでしたが、その一方で、このアイデアは、ずっと私の心の中に残り続けました。「これはいつか多くの人に喜ばれるアイデアになる!」と確信していたのです。

◾️⬜︎◾️夢を具現化する道のり:挑戦と学び◾️⬜︎◾️

演劇や童話創作の活動を続ける中で、私は特許の取得方法を学び、自分のアイデアを形にするための試みを続けていました。


「特許を取りたい!」「この玩具が世の中に出回れば多くの人が喜んでくれるはず!」という想いもさることながら、もっとも強く自分自身を突き動かしていたのは「この玩具を自分自身が欲しい!」という想いでした。


『PONO』のアイデアは、シンプルながらアナログでは実現できません。しかし私には、試作品を作る技術も資金もありません。そして試作品がなければ、特許出願という夢への一歩も踏み出すことができません。アイデアが具体化しないまま何年も過ぎました。


状況がようやく動き始めたのは、私がライターとして独立し、2年ほど経った2019年頃。このとき、仕事依頼サイトを通じて技術者に出会い、ついに試作品を作る機会を得たのです。

◾️⬜︎◾️20年越しの形:試作品完成!次の壁が立ちはだかる◾️⬜︎◾️

初めて試作品が完成したときの喜びは、言葉に尽くせません。それは20年前(2019年時点)に思いついたアイデアが、ついに「実物」として目の前に現れた瞬間でした。


特許出願は、結局、弁理士さんに依頼しました。出願書類の作成には、ライターとは違う特有の技術が必要だと感じたことに加え、“応援してくれる味方” が欲しかった、ということがあります。


所属する発明組織から紹介してもらった弁理士さんは、それまでアイデアを披露させてもらった方々の中でも特に強い関心を示してくれました。その反応を見て、私は安堵するとともに、一気に前向きな気持ちになりました。


「特許出願中」の冠を得ると、私はその勢いに乗じて、玩具メーカーへ資料送付や飛び込み営業などの売り込みを開始しました。


ですが、返ってきた意見はどれも、「面白いけど商品化にはリスクが高い」という声ばかり。某ヒット玩具のクリエイターからは「まずは実績を作るべき」と助言されました。


「実績と言われても……」と私は頭を抱えました。それでも人が集まるイベントで試作品を披露させてもらったり、コンテストに応募したり、動画をYouTubeにアップしたりと、思いつく限りのことをやってみました。


しかし、結果に繋がらないまま、いつしか策は尽き、アイデアはふたたび数年間、休眠状態となりました。


◾️⬜︎◾️特許取得からアプリ化へ:新たな挑戦の幕開け◾️⬜︎◾️

特許出願したアイデアのことを気に掛けながらも、半分さじを投げて暮らしていた頃、弁理士さんから「特許が取れそうです!」と連絡が入りました。


長年の悲願であった特許取得。なのに、それが実際に叶った瞬間、喜びよりも「このアイデアをどうやって世に出そう?」という困惑と葛藤が、私の頭を埋め尽くしていました。


そこからなんとか気持ちを奮い立たせ、私は、ネット上で特許の詳細を広く公開するための取り組みを始めました。そんなときも弁理士さんは、「きっかけさえ掴めばきっとバズります!」と励まし続けてくれました。


ですが私はもう、やぶれかぶれでした。「こうなったらこのアイデアと心中するつもりで続けていくしかないな……」と静かに覚悟を決めていました。


そんな中、ひとつ活路を見出しました。それは、「スマホアプリにしてはどうか?」という考えです。


もちろん将来的には、誰かの力を借りてそうしたいという気持ちがありました。しかしそれに、今、自分の力で挑むということです。果たしてそれが私にできるかどうか……。

◾️⬜︎◾️アプリが完成:アイデアとの対話◾️⬜︎◾️

アプリ化するとなると当然、アイデアの可動域が広がります。私は技術者との顔合わせ後、『PONO』のアイデアを、これまでとは違う角度から見つめ直しました。ほとんどアイデアと対話していたような感覚です。


それを通して、なぜ、自分がこんなにも長い間、このアイデアにこだわり続けたのか?——その理由が見えてきたような気がしました。


『PONO』は極めてシンプルながら、私がこれまでの人生で得た人生観、世界観、哲学、美学、経験をすべて受け止めてくれ、表現してくれるものだったのです。


細かなデザインや仕様など、さまざまな問題が、まるでピースがはまるように、次々にクリアされていきました。


ゲームタイトルを、ハワイ語で「自分と調和する」という意味の「PONO」に最終確定したのも、


  • 「たったこれだけ?」の中に真理と理想が詰まっている
  • 競わない、比べない、争わない、無理しない


といった理念を掲げることにしたのも、実はこの時期です。


最初のバージョンでは、さまざまな不具合が発生しましたが、理念とコンセプトの醸成には必要なプロセス、助走となりました。


その後、『PONO』のコンセプトに深く共感してくれた技術者との出会いもあり、2024年8月、ついに「正規版」のリリースへとこぎつけました。


なんと着想からここまで、実に25年が経ったことになります。


『PONO』が引き出すリラクゼーション体験:寄せられるユーザーの声

リリース直後のダウンロード数は期待通りにはいきませんでしたが、瞑想やリラクゼーションに関心を持つユーザーからは、非常に好意的な反応が寄せられています。


「音楽を聴きながらのんびり遊べる」「心が澄んでいくような気がする」「脳が活性化する感覚を得られる」という声が多く、『PONO』はまさに日々のストレスから解放され、リラックスできるゲームとして受け入れられつつあります。


『PONO』はそのシンプルな設計から、集中して操作する必要がなく、まるで環境音楽のように日常に溶け込む存在です。無理なく自然にライフスタイルに取り入れられるため、今後さらに多くの人々に受け入れられていくことが予想されます。


また高齢の方からは、「表示が大きいからメガネなしでも画面が見やすい」との声が寄せられ、構造上の特徴が意外な高評価につながっていることも分かりました。


◾️⬜︎◾️『PONO』で広がる未来:癒しを世界へ◾️⬜︎◾️

今後はさらなるプロモーションを展開し、『PONO』の魅力をより多くの人々に届けたいと考えています。瞑想やリラクゼーションをキーワードに、メディアを通じて認知を広げ、プロダクトとしての進化を目指します。


また、当初から構想していた玩具化プロジェクトも引き続き進めていきます。『PONO』は今後も、『PONO』が持つ独自の理念を大切にしながら、ゆっくりと成長していきます。


私はこう考えています。もし、私が専門的な知識や技術を持っていたなら、きっとこの “シンプルなゲーム” をあえてリリースしようとは思わなかったでしょう。


私が “普通の人” だからこそ、誰もがかんたんに楽しめるアイデアを形にすることができました。そして、そんな普通の私自身が、どうしてもこれを欲しかったので、『PONO』として具現化しました。


私の夢と想いが詰まったアプリ『PONO』は、単なるリラクゼーションツールではなく、“自分自身との対話を深めるツール” です。シンプルだからこそ、誰でもいつでも気軽に触れることができる——その普遍性こそが『PONO』の最大の魅力です。


私の願いは、『PONO』を通じて一人でも多くの人が、“やさしい気づき” を得て、「許そう」「謝ろう」「自分の道を歩もう」と思えるような瞬間を持つこと。これは私が童話や絵本を通じて伝えてきたテーマとも重なります。


私自身、このアプリを通じて、世界を少しでも良い方向へ変える手助けができればと願っています。



【アプリ概要】

アプリ名 : PONO(ポノ)

内容 : 特許取得のゲームシステムを用いた「心を澄ます新しいゲーム体験」を提供するアプリ

提供開始日時 : 2024年8月

対応OS : iOS、Android

利用料金 : 無料(アプリ内課金なし)

運営・企画 : N.E.S



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N.E.S

屋号 : N.E.S(ネス)

代表者名 : 平山真人

事業内容 : PONO関連事業 他

創業年月 : 2017年2月14日

所在地 : 〒332-0015 埼玉県川口市川口3-2-3-402

お問合せフォーム : https://ponorhythm.com/inquiry/

公式サイト : https://ponorhythm.com

許可•登録•免許 : 特許第7289433号(携帯型ゲーム機、情報処理装置の制御方法、及びゲームプログラム)

取引銀行 : みずほ銀行市川支店




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