海外・国内のベンチャー系ニュースサイト | TECHABLE

TECHABLE

STORY ファシリティマネジメントの大成だからこそのこだわり SDGs×ユーザーニーズに徹底した製品「Tシリーズ」の開発ストーリー

Story

ファシリティマネジメントの大成だからこそのこだわり SDGs×ユーザーニーズに徹底した製品「Tシリーズ」の開発ストーリー

SHARE ON

このエントリーをはてなブックマークに追加



2021年に「私たちのSDGs宣言(以下、SDGs宣言)」を掲げ、サステナビリティを重視した経営体制へと本格移行した大成株式会社。弊社が手がける製品・ソリューションには、SDGsの考え方が根付いています。どのような思想で製品・ソリューション開発がおこなわれているのか。Tシリーズ責任者を務める、DX企画開発室 室長 加藤 千加良氏に聞いた。

◆ユーザーニーズに寄り添うことが、SDGsへの貢献にもつながる

大成株式会社が展開する製品・ソリューションは、警備ロボット「ugo TSシリーズ」やセキュリティカメラ「T-View」など、ビル管理・メンテナンスを支える9種類のラインナップが揃っています。これらは、ユーザー目線に立ち、現場の声を反映した開発プロセスを経て誕生しました。


ー製品・ソリューションを開発する際、心がけていることを教えてください。


メーカーとユーザーの間にあるギャップを埋めることです。

私たちは今でこそ、さまざまな開発をおこなっていますが、もともとはビルメンテナンスのために製品・ソリューションを利用する、いわばユーザー的な立場でした。そのため、当社では商品開発の際、適宜現場のヒアリングを行いながら、ユーザーが本当に望む機能の開発を重視しています。


その経験を活かして改良を重ねたのが、Tシリーズの主力商品の一つである、セキュリティカメラ「T-View」です。「T-View」は、必要な機能に特化し、コストパフォーマンスを重視して開発しました。現場の警備員のニーズを深くヒアリングし、機能を精査しています。鮮明な画像、確実な録画、そしてトラブル時の迅速な映像提供の機能を重視し、無駄な機能を削ぎ落とすことで、コストダウンを実現しています。

















↑セキュリティカメラ「T-View」


ー大成の製品・ソリューションは「植林した早生桐を使う」「多様な雇用体制を支える」など、SDGsの考え方が組み込まれています。開発の段階から、意識しているのでしょうか?


会社全体でSDGs活動に力を入れていますが、製品・ソリューション開発では、最初から「環境に優しい商品を開発しよう」「SDGsの◯番に関する製品を開発しよう」と考えてスタートするケースは稀です。つねにお客さまのニーズを追求し、その解決策の提供に力を注いだ結果、自然とSDGsへの貢献にもつながる、と考えています。


例えばセキュリティカメラの場合、配線が難しい場所への設置が難しいという課題がありました。そこで考えたのがソーラーパネルを利用し、既存の配線を使わずに稼働する仕組みです。カメラとソーラーパネルが一体となったポールを、必要な場所に配置するだけで撮影が可能です。

再生可能エネルギーの活用割合を高めると同時に、人員不足で人の目での監視が難しい場所、危険で人が立ち入れない場所などの劣化を防いだり、安全を保ったりすることも可能です。最近は、農業や畜産などオフィスビル以外の場所でも活用されるようになりました。

◆成功の裏にある最大の挑戦と開発プロセス


ー具体的な商品開発のプロセスを教えてください。


開発のきっかけとなるのはほとんどの場合、現場からの声です。日々多くの現場担当者と対話をし、何にどれほどの時間がかかっているのか、どのような問題が起こっているのかといった状況を把握するようにしています。それによって、問題解決の方法や、より効率的な業務プロセスについての「アンテナ」を立てるのです。



その状態で、ベンチャー企業をはじめ多くの企業さまと会話をすると、「これとこれを組み合わせれば、この問題が解決するかもしれない」と、新しい製品・ソリューションの種が生まれます。その後は、パートナー企業さまと協力しながら試作品をつくり、実証実験と効果検証を経て、製品・ソリューションのブラッシュアップを繰り返します。


と、口では簡単に言えますが、スムーズに進むプロジェクトはほとんどありません。企画書や提案書をつくりこみ、コスト試算まで進めていても、市場にフィットするイメージがもてず、開発中止を決めるものも少なくありません。


うまくいくイメージがもてないなかで進めると、必ずどこかで壁にぶつかります。なにより開発メンバーのモチベーションが下がっている状況では、いくら優れた製品・ソリューションでも、ユーザーにうまく届けることはできません。現在リリースしている製品の裏には、製品化されなかったプロジェクトが何倍もありますね。

◆革新的テクノロジーで未来を創る――大成の新たな価値提供と業務効率化への挑戦


ー最後に、今後の展望を教えてください。


当社では、新しいテクノロジーを積極的に取り入れ、ユーザーへの価値提供を最大化することを目指しています。今後も、既存製品のブラッシュアップや連携強化を進めることで、新たな課題解決や業務効率化を実現していきます。


例えば、警備ロボット「ugo TSシリーズ」とセキュリティカメラ「T-View」を組み合わせた新しいセキュリティシステムの構築も検討中です。単一の製品では解決できない課題に対して、多角的なソリューションを提供することで、さらに幅広いニーズに応えていきます。



もっと詳しく知りたい方は☞

大成株式会社SDGsサイト「ACTION TAISEI SDGs!」では、商品開発秘話などさらに具体的な内容をご覧いただけます。

https://taisei-sdgs.com/news_single/?pid=462




行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ
Techableの最新情報をお届けします。
前の記事
次の記事

WHAT'S NEW

最新情報