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STORY 子ども達が楽しみながら本格的に学べるプログラミング教室『プロクラ』、通信事業社がIT人材不足の課題から教育事業へ挑戦するまでのストーリー

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子ども達が楽しみながら本格的に学べるプログラミング教室『プロクラ』、通信事業社がIT人材不足の課題から教育事業へ挑戦するまでのストーリー

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携帯電話を中心に通信関連の事業を展開する株式会社ラネット(以下「ラネット」という。)は、2023年4月より若年層を中心に幅広い世代で親しまれているマインクラフトの世界で、楽しみながらプログラミングを学べるプログラミング教室『プロクラ』を開校しています。小学1年生から小学6年生を対象に、ラネットが運営するモバイルショップの一角を活用し、プログラミング教育を行っています。


本ストーリーでは、通信とは異なる新しい軸で事業を展開した背景と『プロクラ』にかける想いをお伝えします。



通信事業で培ってきた分かりやすく伝える能力を活用しIT人材育成へ

ラネットは株式会社ビックカメラの子会社として2002年に創業し、これまで国内主要キャリアのモバイル通信機器を中心とした通信事業を全国で展開してきました。長年にわたり店頭販売で培ってきたホスピタリティと社内リソースを通信事業とは異なる領域で活用したいと考えていました。主軸とは異なる新たな軸を模索している中で、モバイルショップでの接客における複雑な商品・サービスをお客様に「分かりやすく伝える」ということが教育に通ずると感じたことで、教育事業に着目しました。その中でもプログラミング教育は日本のIT人材不足におけるIT人材育成が急務とされる課題に対し、役立てるコンテンツであること、注目度の高いプログラミング教育を自社が持つ店舗とリソースを使って運営することで、新たな顧客接点の創出、および店舗認知度の向上、社会貢献性の高い「教育」サービス提供によるSDGsへの取り組み、さらにはスタッフの働き方の多様性につながることから事業化に至りました。


近年、モバイルショップで取り扱う商材もさまざまとなり、モバイルショップの立ち位置も徐々に変化を遂げていますが、新たに「教育」サービスを提供することによって、携帯販売にとどまらない地域のIoTのハブスポット化を目的としています。コロナ禍を経て、モバイルショップの運営体制も変わり、今や来店予約制が主流となっています。それにより、使用頻度が減った待合スペースを有効活用し、遊休資産の活用にも役立てられると考えています。

試行錯誤しながら達成感を感じられる本格的なプログラミング教育

『プロクラ』は教材に「マインクラフト」を使用しており、アジア初のプロマインクラフター、タツナミシュウイチ先生が構築した完全オリジナルの世界観の中で本格的なプログラミングを楽しみながら学ぶことができるのが最大の魅力です。子どもたちの知的好奇心を刺激するだけでなく、「すごい」という感動が子どもたちの想像力を育ててくれます。

自ら考えて何度も挑戦する、失敗してもまた考えて挑戦することを諦めないことが「何事もやり切ろうとする力」を育てることにつながります。

月に1回、発表の場を設け、自由に発想して制作したものを発表することで達成感を感じることができ、「できた」という自信を育てていきます。


異業種のチャレンジ、失敗や苦労で思い悩む日々

本プロジェクトは素人同然のメンバー3名で開始しました。1校目ドコモショップ三軒茶屋店にてプログラミング教室を開校したのですが、モバイルショップの一角に構えたスペースで授業を行うため、開校前に「ここで授業を行うんですか。」と不審がられたり、集客のために近隣の小学校前で教室の案内チラシのサンプリングを行うものの、なかなか受け取ってもらえなかったり、何もかもが初めてのことばかりで、開始当初はさまざまな失敗や苦労もありました。通常は学習塾やパソコン教室などでプログラミング教室が開校されることが多い中、いわば異業種のチャレンジです。当初は子どもへの教え方の正解がわからず、子どもたちが全然言うことを聞いてくれないということもしばしばあり、思い悩む毎日が続きました。

開校時の生徒数は思うように集まらなかったものの、子どもたち1人1人としっかり向き合えた

新規事業を開始するにあたって、大きな壁の一つは集客です。当初は集客方法がわからず、近隣小学校前でサンプリングをしたり、近隣マンションなどにポスティングをしたり、泥臭くできることから手を尽くしましたが、生徒数が思うように集まらず苦労しました。

結果として、開校時の在籍生徒数は目標に届かなかったものの、運営側が教務を含めて慣れておらず、一気に生徒が増えると対応できていなかったかもしれないということを考えると、開始当初から子どもたち1人1人にしっかり向き合うことができたと感じています。


事業開始から1年を経て感じてきた教育のやりがいと魅力

2023年4月に1校目の「ドコモショップ三軒茶屋校」、同年11月に2校目の「ドコモショップ赤羽校」を開校しましたが、事業を始めてから早1年が経とうとしています。今では講師も8名となり、日々多くの子どもたちに元気をもらいながら、授業を行っています。子どもたちが「先生、先生」と言って笑顔で取り組んでくれるときや保護者の方から感謝されたとき、子どもたちの成長を感じられたときはこれまでの苦労も忘れてしまうほど、嬉しい気持ちになり、「教育」の魅力を肌で感じることができます。


プロクラの魅力を感じていただけることが活力に

これまで携わった事業の全てがお子さまを対象としたものではなかったこともあり、お子さまとの関わり方から四苦八苦していたように思います。それは授業を行うということだけではなく、小学校前で配るチラシの渡し方一つから「どのように渡したら小学生は不審がらずに受け取ってくれるだろう」と悩んでいたように記憶しております。

苦労もありますが、自ら配ったチラシを見て体験教室にお越しいただくこと、そこからお子さまと保護者の方にプロクラの魅力を感じていただきお通いいただけていることが私たちの活力になっています。

何よりもお子さまの成長を間近で見られることを嬉しく感じております。

これからも『プロクラ』を通して、多くのお子さまに”学ぶことが楽しい”と感じていただけるような授業を行っていきたいと思っております。


(関連リンク)

【教室名】ドコモショップ赤羽校

【URL】https://www.programming-cloud.com/class/detail/?class_id=641


【教室名】ドコモショップ三軒茶屋校

【URL】https://www.programming-cloud.com/class/detail/?class_id=564




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