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STORY IoTスマートホーム専門企業が開発した統合アプリ「HomeLink」の開発ストーリー。「アップデートできる100年住宅」の実現に向け、進化を続ける

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IoTスマートホーム専門企業が開発した統合アプリ「HomeLink」の開発ストーリー。「アップデートできる100年住宅」の実現に向け、進化を続ける

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株式会社リンクジャパンは、今年創業10周年を迎えるIoTスマートホーム専門企業です。


創業当時は「IoT(Internet of Things)」という言葉すらほとんど知られておらず、スマートホーム市場もゼロから作り上げなければならない状況でした。

そんな中、いち早くIoTスマートホーム技術の可能性を見出し、業界のパイオニアとして「価値あるモノを創造し、価値あるサービスを提供する」という理念のもとリンクジャパンは創業しました。

そして2020年1月、3つ目の自社開発アプリとして、スマートホーム統合アプリ「HomeLink(ホームリンク)」をリリースいたしました。


今回は、当社の事業の根幹とも言える「HomeLink」のこれまでの歴史を振り返ります。

住宅の全てをリンクしスマートライフを実現

2014年、まだ「Amazon Alexa」をはじめとするAIスピーカーが日本に上陸しておらず、スマホの個人所有率も全世代平均で約45%*¹だった頃、IoTスマートホーム技術の将来性を見出し、国内初のIoTスマートホーム専門企業としてリンクジャパンは創業しました。


住宅の全てをリンクするオープンプラットフォームを開発・提供することで、自社製品のみならず、優れた他社製品やサービスと連携し、住宅に関わる全てのことをアプリひとつで管理・制御できるようにしています。


ではなぜ、オープンプラットフォームを開発するのか。理由は、スマートホーム普及への課題にあります。


「スマート家電」や「スマートホーム機器」と呼ばれる、インターネットに繋がった家電や住宅設備機器は、メーカーや製品ごとに操作アプリがバラバラで、ユーザーにとって使いづらい環境でした。


そしてこれが、スマートホーム普及への大きな壁となっていました。


そこで当社は、オープンプラットフォームを開発し1つのアプリで全ての機器が管理・操作できるようにすることで、UX(ユーザー体験)が向上し、スマートホームが普及していくと考えました。


そして誕生したのが、スマートホーム統合アプリ「HomeLink」です。



*¹ 参照:平成29年版情報通信白書|総務省

市場もチームも、何もないところからのスタート

現在ではアプリのユーザー満足度業界1位となっている「HomeLink」ですが、多くの苦難を乗り越えてきました。


1つ目は、市場形成です。


前述の通り、創業当時日本にスマートホーム市場はなく、ゼロから形成する必要がありました。

そこで、スマートホームが叶える暮らしを一般消費者に体験してもらうため、BtoC事業として国内初のWi-Fi版スマートリモコンを発売しました。


BtoC事業からスタートし、徐々にスマートホームの認知度を高めながら知見を集めていくことで、BtoB事業をスタートするための基礎としたのです。


2つ目は、ユーザーファーストが故の苦労です。


HomeLink」は、ユーザーファーストの視点を大切にして開発してきました。

ユーザーファーストの姿勢を貫くということは、目の前の流行に飛びつかず、長期的な視点で売上を立てていくということです。

それを貫き通すのは、想像以上の我慢と忍耐が必要でした。


また、IoTはネットワーク、ソフトウェア、ハードウェアなど様々な要素が複雑に絡み合う分野であるため、開発には高度な技術とエンジニアリングが必要です。

その上ユーザーファーストの視点でUXを優先するとなると、更に高度な技術が必要になります。


優秀な技術者を集め、自社でアプリや製品を開発できるようになるまで多くの時間や資源を費やしましたが、今ではプログラミングの世界大会No.1とNo.4が在籍するまでになりました。


「UX×IoT技術」でユーザーの生活を変える

HomeLink」は、常にユーザーの目線に立ち、ユーザーが本当に求めていることを見極めて開発しています。


私たちが目指すのは、住宅設備としてなくてはならないスマートホームサービスです。数十年前と比べ温水洗浄便座付きの物件が一般的になってきたように、スマートホームも「無いと選ばれない」住宅設備になっていくと考えています。


そのためには、年齢や性別、ITに対する知識等に関わらず、誰もが直感的に使うことができるサービスである必要があります。


どのようなUI(ユーザーインターフェース)ならスマートホームに慣れていない方でも直感的に使えるのか、どのようなUXが提供できればユーザーのQOLを上げることができるのかを見極めて開発を続けることで、ユーザーが求めるものを提供し続けることができると考えています。

社会に必要不可欠な企業を目指して

スマートホーム統合アプリ「HomeLink」は、2024年2月にユーザー数28万人を突破いたしました。


HomeLink」をベースとしたスマートホームサービス「eLife」は、拡張性や使いやすさが評価され、大手マンションデベロッパーをはじめ多くの不動産デベロッパーやハウスメーカーに採用されています。


その結果、法人向けスマートホーム業界で導入率46%とトップシェアを誇っています。


また、2023年12月には、国内最大級の中小企業の祭典「日本中小企業大賞2023」にて、新規チャレンジ賞市場開拓部門 最優秀賞を受賞しました。


HomeLink」が社会課題を解決しうるプラットフォームであること、それをベースにしたスマートホームサービス「eLife」を提供していることが評価され、「日本中小企業大賞2023」にエントリーした300近くの企業のうち50社がエントリーしたという高倍率の「市場開拓部門」にて、最優秀賞を受賞することができました。


HomeLink」を多くの方に選ばれ評価していただけるプラットフォームへと成長させることができたのは、当社メンバーだけでなく、パートナー企業様、クライアント企業様、そしてユーザーの皆様がいたからこそだと感じております。



HomeLink」を住宅に導入することで、住宅をライフスタイルにあわせてアップデートできるようになり、一生住み続けられる「100年住宅」にすることができます。


今後も「住宅にまつわるすべてをワンアプリで」をコンセプトに、スマートホーム事業だけでなく、エネルギーマネジメント事業や、住宅と病院を繋ぐヘルスケア事業も成長させ、「100年住宅」を実現させるだけでなく、エネルギー不足や超高齢化社会等、日本が抱える様々な社会問題を解決していきます。




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