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STORY immedio Forms。展示会名刺とアンケートを即時データ化、商談設定まで実現するツール開発の舞台裏

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immedio Forms。展示会名刺とアンケートを即時データ化、商談設定まで実現するツール開発の舞台裏

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株式会社immedioは2022年創業。ウェブリードからの商談獲得を自動化する「immedio(イメディオ)」と展示会名刺からの商談獲得を効率化する「immedio Forms(イメディオフォームス)」を提供しております。

ウェブリードや展示会名刺を獲得しても、タイムリーな対応が出来ないと商談化率は分単位で下がっていきます。immedioは、独自技術でリードの見極め・割当てを自動化し、お客様をお待たせすることなく商談化。ビジネスの出会いから非効率を排除し、サービスを作る側と探す側の出会いの機会を最大化させるサービスです。

今回は、株式会社immedio代表の浜田に昨年リリースされたimmedio Forms誕生の舞台裏や、商品にかける想いについて話を聞きました。



展示会名刺を即時データ化、効果的な商談設定まで immedio Forms が実現する

ーまず初めにimmedio Formsとはどんなプロダクトかについて教えてください

immedio Formsは、展示会で獲得した名刺をその場でデータ化し、商談設定まで完結できるサービスです。

展示会リードへのフォローアップが遅くなる原因となっていた名刺とアンケートのデータ化を現地で行えるのみでなく、その情報に基づいて適切な営業担当の空き時間をその場で表示。これまで1週間以上かかることも多かった展示会名刺へのフォローアップを、即時で行えるようにしたサービスです。

ウェブリードから展示会まで、即時性を高め効果的なリードフォローアップをimmedioが提供

ーなぜこの領域に取り組もうと思われたのでしょうか? 

弊社は2022年に、ウェブで発生する問合せや資料請求からの商談化率を最大化するサービスimmedioをリリースしました。

お客様に提案を進める中で、ウェブリードに限らずあらゆるリードソースにおいてフォローアップのリードタイムが課題になっていることがわかってきました。特に展示会については、大量のリードが獲得できる分、タイムリーなフォローアップへの課題が大きいことが見えてきたんです。

当社の調査では、インサイドセールス担当者が展示会で感じている課題で最も多いのは、名刺やアンケートのデータ化に時間がかかり、フォローアップが遅くなることであるとわかっています。



せっかく費用とリソースをかけて展示会に出展しているのに、リードへのフォローアップが遅れて受注の機会をロスしてしまうのは非常に勿体無い。

immedioは既にリード情報に基づいて商談を自動で差配する仕組みを持っていたので、それと展示会リードのデータ化の仕組みを組み合わせれば価値が出せそうだと思い、サービスの構想を開始しました。


展示会フォローアップにおける万国共通の課題を解決、新プロダクト開発に着手

ーありがとうございます。展示会で獲得したリードに対するアプローチの課題は以前からあったのでしょうか

はい。この課題はグローバルレベルで存在するという確信はありました。

前職で海外のセールステックを調査している中で、展示会のリードへのフォローアップを最短化するというソリューションが幾つか存在するのを見ていました。

展示会で主催者が提供するバーコードからのリードデータを最短でMA(マーケティングオートメーションツール)に取り込むサービスだったのですが、特にコロナ前は海外でも強い需要がありました。


ーなるほど。日本でも同様の課題があったのでしょうか?

はい、日本の展示会では名刺交換が主流ですが、名刺管理サービスでは正確なデータ化に1-2日は要することが多いので、同様の課題があると仮説立てをしました。

そこからは展示会への出展頻度が高く、見込み顧客になりそうな方にヒアリングを重ねていきました。

特にLayerXでインサイドーセルスの責任者をしていた松本さんとは何度も壁打ちをさせていただき、松本さんが出していた「展示会のオペレーションを突き詰めたnote」を見ながら、そこに書かれているオペレーションの内容をさらに改善させるにはどうすれば良いかという視点でサービス内容を固めていきました。


ーサービス開発着手からはどのようなスケジュールで取り組まれましたか?

実際の開発は2022年の末に着手しました。

新プロダクト開発に強いエンジニアをアサインしたのですが、「こういう課題を解決したい!」という私の要望を理解してくれた上で開発を進めてもらったので、大きな出戻りもなく、当初の予定通り4-5ヶ月で実装まで漕ぎ着けることが出来ました。

内部検証を経て、GW付近の展示会でテスト利用を開始しました。


顧客要望に基づいて名刺データ化範囲を拡大し、企業情報DBとも連携。展示会からの商談化率60%向上を実現。

ー解決したい課題が明確だったからこそ最短で開発が進んだのですね。プロダクト開発過程で仕様変更や追加機能の開発はありましたか?

そうですね、構想の中でやりたかったことはブレていないのですが、開発面で苦労したのは名刺の取り込み機能です。

当初の名刺情報は最低限の基本項目のみの取得を想定していたのですが、開発と並行してユーザーヒアリングを進めていくうちに、名刺の情報は貴重だからより詳細で正しいデータを取りたいというフィードバックをいただきました。そこで、部署・役職、ウェブサイトURLなど追加で取り込めるように下項目が幾つかあります。

また、基本情報に加えてST&E(スタンディ)というベータベースとの連携にも取り組み、名刺情報の取り込みだけでなく、社名を入れるとその会社の法人番号や従業員数を返してくれる機能を開発しました。


ー名刺情報だけでなく、他の企業データも取得できるのは非常に実用的ですね

はい、これらはimmedio Formsの特徴である現地で商談を確定できる機能にもいきています。

多くの企業は展示会現地で商談が合意できると、名刺写真をSlackなどで本社に送って翌日フォローするといったことをしています。この方法だと個人情報の取扱いの問題がありますし、翌日電話しても繋がらないことが多い。

一方で現地で商談を確定しようとすると、誰に商談を差配したら良いかわからないという問題があります。そこでimmedioは、名刺情報やST&Eの情報に基づいて、事前に設定したルールから適切な日程を呼び出す機能を用意しています。ある企業様からは、これによって展示会からの商談化率が60%改善したという声を頂きました。


immedio Formsへの高評価。簡単に導入でき名刺管理の複雑さから解放される。

ーリリース後の、反響はいかがでしたか?

想像以上に導入がスムーズで、名刺管理の煩雑さから解放されたというお声を多くいただいています。ヤプリさんやLayerXさんが初期ユーザーなのですが、導入時にトラブルもなく、直ぐに導入効果を実感していただきました。

導入いただいた企業の1つは地方のコントロールしやすい展示会から試験的にimmedio Formsを導入していただき、展示会スタッフもご案内し慣れた後に大規模展示会での活用開始、というように段階を踏んで徐々にオペレーションをアップデートしているようです。


<immedio Forms>

広がるimmedio Formsの利用。リード課題の解決と迅速な機能改善への取り組み

ーimmedio Formsはサービスローンチから多くの企業に導入されています。どのような理由で多くの企業に選ばれていると思いますか?

大きく2つあると考えています。

1つ目は当初仮説立てしていた展示会で獲得したリードに関する課題感が多くの企業でも顕在化していたことです。

開発前に想定していた「展示会でのリードのフォローアップにおける課題」はimmedio Formsを通じてダイレクトに解決できてきている実感があります。

2つ目は使っていただくお客様からいただいたフィードバックを新規機能として反映するスピードの速さです。

弊社では機能改善のフィードバックをいただいてから最短で一週間程度で追加機能を開発したり、細かい要望に答える努力を怠らずに、常にプロダクトをアップデートし続けています。

その結果、本当にクライアント様に求められるプロダクトに近づけていると思います。


展示会での接客をより効率的にする外部連携の可能性

ー常に利用者の声を聞き、アップデートをし続けているからこそ多くの企業に支持されているのですね。今後はどのような方向性を目指していくのでしょうか?

immedio Formsの活用幅をさらに広げていきたいです。

とある企業様でimmedio FormsをSalesforceと連携させて、お客様情報をimmedio Formsに自動で転記、インサイドセールスがアポを確定するという使い方をしてくださっている企業があるのですが、これは我々の方でも当初想定していなかった使い方です。

この利用方法はマルチプロダクトでリードの振り分けが複雑な企業に特にマッチするので、事例として他の企業様にもご紹介しているのですが、ご好評をいただいております。

また、SalesforceやCRMなどの外部システムとの連携をより強めていきたいと考えています。

展示会に来る企業は既存企業の場合も多いので、ご契約先なのか商談実績があるのかを瞬時に把握し、最適なアプローチをしていきたいというニーズに応えていきたいなと。

今、immedioの機能を使うと既存顧客かどうかを判定して、商談を獲得するかを判定することはできるのですが、接客担当のスマホに情報が出てくるなど、展示会の接客自体が効率的でインタラクティブなものになるようにサポートできればと思っています。


DX推進の中でお客様アプローチを最適化。immedio Formsの重要性

ー最後に、まだ導入していない企業に向けてのメッセージをお願いします

コロナが明けて様々な企業が裾野を広げてマーケティングをしていく中、展示会の重要性はコロナ禍以前よりも大きくなっていると感じています。

一方で、展示会はアンケートや名刺管理など、まだまだアナログな側面が多く存在します。

DXを推進している企業でさえ、展示会だけはアナログなオペレーションで苦労しているという声も多く、展示会というチャネルを最適に運用できている企業は少ないように思えますし、DXのし甲斐がある領域だと感じています。

immedio Formsは展示会現場で課題を抱えている企業にはぴったりのプロダクトですので、興味のある方はぜひお問い合わせいただければと思います。



■immedioについて

https://www.immedio.io/about-us

ミッション:なめらかな出会い方をデザインし、価値の流通を加速する

株式会社immedioはテクノロジーの力で、サービスを作る側と探す側双方の体験を改善していきます。ビジネスの出会いから不効率を排除し、サービスを探す体験がもっと楽しくなる、サービスを作る側は価値の創出とデリバリーに専念できる、そんな社会を作っていくのが私達のミッションです。


【会社概要】

会社名 :株式会社immedio

所在地 :〒150-0044 東京都渋谷区円山町28-1 渋谷道玄坂スカイビル 11F

代表者 :代表取締役 浜田英揮

設立日 :2022年4月1日

事業内容:商談獲得自動化サービス「immedio」の開発・提供

URL :https://www.immedio.io





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