株式会社鶴は「恩返しのお手伝い」を使命に掲げ、生きとし生ける人が恩を感じ、感謝に溢れる世界を実現するために経営、組織のコンサルティングをしている会社です。
当社は3年間の開発期間を得て、2021年12月に「BUSINESS DRIVE」という会社の仕組みを自分たちで作れるAIシステムと伴走型のコンサルティングを合わせた日本初のサービスを提供し始めました。
現在では「2年で売上が157%UP」「1年で潰れそうな会社がV字回復し黒字化」「3ヶ月で優秀人材が4名採用」など、成果を出せるプロダクトに成長しました。
今回はなぜ、そのような成果が出せるのかを誕生秘話からお伝えします。
きっかけは大物実業家である恩師からの突然の電話だった
「今井、こんなシステムはできないのか?」
2019年の5月、突然、弊社代表の今井の携帯に、恩師である株式会社NEXYZ.Groupの近藤 太香巳社長から連絡がありました。その内容は当時、HRテックの最先端を走っていたA社と同じ診断サービスをつくれないのかという相談でした。
近藤社長とのやり取りの中で今井は
「時代の流れを読める近藤社長がこのようなものを欲しているということは、社会の流れとしてこのようなシステムが必要なのではないだろうか」
と考え、当時過熱していたHRテックのサービスを分析するようになりました。
診断のその先が必要なんだ!
自社でも経営、組織診断のシステムを開発していた経緯もあり、診断系のプロダクトを分析・調査する中でわかってきたことは、診断により悪いところが見える化され、それを改善するために高額な研修やコンサルティングを販売するというビジネスモデルだということでした。
大手ならまだしも、弊社の顧客層である中小企業にとって、診断に価値があるわけではなく、その先の解決策、更にその先の成果が欲しいが、高額すぎて手が出ないという問題を発見しました。
また、調査を進めると当時のHRテック会社が提供するコンサルやアドバイスはネット上で探せば出てくるようなものであり、分かっているが具体的にどのようなSTEPでやればいいのかまでは提供しておらず、不満があるということが分かってきました。
リスクをとって挑戦する!
分析、調査から世の中の中小企業が欲しているのは診断でもアドバイスでもなく、具体的な「やり方」なのだと確信に変わりました。特に中小企業は会社内の仕組み、例えば経営計画や目標管理、人事制度などが整っておらず、これらを自分たちでつくれる「やり方」を提供することが望まれているのだと。
しかし、「やり方」を提供するということは自社の知識やノウハウを提供するということであり、自社でも提供してた人事制度などの高額商品を捨てないといけないというリスクがあります。
そこで、長い目で見た時に必ずAIがネット上の知識やノウハウを活用する時代が来ると考えると、今ある知識やノウハウに価値はなくなるので先にオープンにし、成果を出せるシステムをつくった方が顧客、そして社会のためになるのではと考えを変え、システムづくりに挑戦することを決意しました。
当時の開発風景
コロナ直撃!資金不足でシステムが作れない
2020年から本格的にシステム開発に入ったのですが、その時コロナが蔓延し、その影響で対面のコンサルができず、20年は売上が50%近くダウンし、行く末もわからず、開発資金も底をつきそうになっていました。
しかしながら、今井の脳裏にはこのシステムが必ず「日本の中小企業の希望になる」というイメージがあり、今井が持っていたマンションを売り、私財を投入することでこの資金不足を乗り越え、コロナ融資を受けることでなんとか食いつなぎ、半年間のβ版期間を経て、2021年12月に正式にローンチすることができました。
BUSINESS DRIVEとは
ここで、ローンチしたBUSINESS DRIVEについて少しだけ説明します。
BUSINESS DRIVEは中小企業が事業成長に必要な10の仕組みを自分たちでつくれることで、事業の成長を加速させるシステムです。
経営者と幹部層がチームをつくり、以下の流れで仕組みを作っていきます。
【診断】社員アンケートを通して、仕組みの機能度合いを見える化
組織の状態を診断するために、「制度・仕組み」に関する社内アンケートを実施し、経営理念や評価制度など、10項目を6段階で評価する独自開発したアンケートで、課題がどこにあるかを明らかにします。
診断結果の画面
【提案】AIが最適な解決策を提案
AIシステムが組織課題を見える化しデータ分析した後、組織改善に‟今”必要な解決策トップ10を提案します。解決策は、トップ10の中から自社の経営課題に合ったものを自由に選び、選ぶことができます。
解決策の一覧の画面
【実行】タスクセットし、解決策を期限内に実行
解決策をシステム上にタスクセットでき、タスクセットした解決策はダッシュボードからその進捗、実行度合いを確認できます。
また、タスクセット時に期限を決めることで抜け漏れを防止する機能もあります。
解決策は5STEPで実行できる構成となっており、各STEPでは組織づくりの型となる「考え方」を学べる動画や、経営理念・経営計画・人事制度等を構築、アップデートするためのマニュアル、ワークシートなど様々な解決手段を提供しています。
5STEPになっているので分かりやすく、段階を踏んで実行できるため、実行者である経営者や担当者は無理なく解決策に取り組めます。
ダッシュボード画面
【振り返り】
月に1度は1時間半の振返りのミーティングを実施します。
具体的にどのようにすればいいのか、なぜうまくいかないのかなどをヒアリングし、BUSINESS DRIVEを使った仕組みづくり、運用がうまくいくためのフィードバックを行います。
また、Chatwork上で質疑応答することで、顧客の実行力をバックアップします。
基本的には提案、実行、振返りをすることで、実行者の経営力を向上することができ、また仕組みが出来上がることで、社員が成長する環境が整い、事業が成長するというサービスになっています。
上場企業の社長とセミナーをしても全然売れない・・・
ローンチ前後は今井の知人などにトップ営業することでなんとか売上をつくることが出来ていました。しかし、それは長く持たないため、自社で顧客獲得できるチャネルを開かなければいけない状況でした。
その1つの手段として、上場企業の社長さんと共同セミナーを実施しました。
名もない会社のサービスでしたが、今井の情熱でセーフィ佐渡島社長、Chatwork山本社長、ヘッドウォータース篠田社長と今をときめく上場会社の社長とセミナーを実施しました。
集客という意味では100〜200人ぐらい集まり、経営者もそのうち30%近くが参加してくれたのですが、顧客獲得が進んだのは数社のみでした。
今思えば、このとき決定的に足りないものがありました。
それは「営業力」です。
セミナー後のフォロー電話やクロージングのやり方が全く確立されていない中でマーケティング活動をやっていたのです。
つまり、バケツに穴が空いてる状態で集客という水を流し続けて、バケツに何も残らない現象が起きていました。
セミナー後のChatwork山本社長と今井
中小企業から“奇跡”の声が届く
ローンチして半年が経過しようとしていましたが、思ったように売上を伸ばすことができず、今井は当時を振り返ると自信喪失と焦りを感じていたと言います。
そんな失意の中、1年間BUSINESS DRIVEを使って頂いていた大阪の介護会社、株式会社GLOBAL FLATさんが昨年度対比で売上が38%上がったという話を伺いました。
事例セミナーを実施しました。
しかも、その売上UPはBUSINESS DRIVEのお陰だと言われました。
また、2022年の10月、契約当時売上が過去最低で組織の雰囲気が悪く、会社が崩壊しそうだった大阪のコインタックス株式会社さんが、経営計画、目標管理、評価制度等の仕組みを整えつつ、BUSINESS DRIVEを使った社内研修を実施し、会社が何を目指しているのかを丁寧に社員に伝えていくことで、導入3ヶ月で会社が1つにまとまり、倒産せずに済んだと社長、幹部から言われました。
「本当にそんな奇跡が起こるのか?!」
と、半信半疑でしたが、社員さんから動画の今井さんではなく、生の今井をみたいということで経営方針発表会にご招待を受け、社員さん数人に直接インタビューすると口を揃えて
「BUSINESS DRIVEの研修が本当に良かった!」
と、言われ、この奇跡は本物だと納得しました。
余談ですが、コインタックスさんは新規事業を立ち上げ、1年後にはV字回復を果たし、黒字転換しました。これもBUSINESS DRIVEの研修がベースになって、仕事のやり方、考え方が変わったお陰だと取締役の山田さんは仰っていました。
これらの事例を機に、
「やはりBUSINESS DRIVEは価値を出せる!」
と、自信を持って商談に臨めるようになり、そこから売上を伸ばすことが出来ました。
V字回復したコインタックス株式会社の山田取締役
社会に役立ちたいと思う中小企業を支える存在に
お陰様で3年目に入り、売上が昨年度の約2倍になり、顧客数も増えてきました。
BUSINESS DRIVEは社会に役立ちたいと思っているが、「どのようにすればいいのか分からない」という社長や幹部のための「教科書」として役立つことがこの2年間で証明できました。
日本はこれから経済が縮小していく中で、新しい働き方、幸せのあり方を模索していかなければなりません。
日本の99.7%は中小企業です。その中小企業が元気で、生き生きとすることがこれからの日本にとって最重要であり、BUSINESS DRIVEはそこに貢献することで、日本の国力向上の一助になれればと考えております。
開発への挑戦を後押ししてくれた恩師とのセミナー開催!
実は冒頭にあった、今井の恩師、株式会社NEXYZ.Groupの近藤太香巳社長とセミナーを開催します。更なる事業成長を目指す経営層の方はぜひ、ご参加ください。
◾️お申し込み◾️
https://forms.gle/y4sWN44YL5PQWSZs5
◾️セミナー詳細
あなたの会社を強くする「経営/組織診断」 〜強みと弱みを見える化しよう〜
日時 :2024年3月19日(火)16:00~17:30
登壇者:株式会社NEXYZ.Group 代表取締役社長 兼 グループ代表 近藤 太香巳
株式会社鶴 代表取締役 今井達也
セミナー形式:【限定100名】リアル会場開催&Webセミナー(vimeo)
<セミナーテーマ>
1.成功するビジネスモデルのつくり方
2.大いなる夢(理念)に共感する方法
3.誰もが入社したくなる採用手法
4.社員が育つ社長の関わり方
特別編:一流の仕事術とは(来場者限定)
参加費:無料
主催:株式会社鶴
後援:一般社団法人パッションリーダーズ
◾️お申し込み◾️
https://forms.gle/y4sWN44YL5PQWSZs5
登壇者プロフィール
◇株式会社NEXYZ.Group 代表取締役社長 兼 グループ代表
一般社団法人パッションリーダーズ 代表理事
近藤 太香巳
1967年11月1日生まれ。
19歳の時、50万円を元手に会社を創業。
34歳でナスダック・ジャパン(現ジャスダック)へ株式上場し、37歳で2004年当時最年少創業社長として東証一部に上場。
2015年にはブランジスタがグループ2社目の上場。
エネルギー環境事業、電子メディア事業、定額制セルフエステBODYARCHI(ボディアーキ)、経営者交流団体パッションリーダーズ、いずれも日本一の規模となる。
常に新しい事業領域にチャレンジを続け、2022年タレントサブスクの新事業アクセルジャパンを開始。
ビジネスパーソンから若者まで情熱あるリーダーとして圧倒的な支持を得ている。
世界的経済紙「Forbes(フォーブス)」によるForbes Asia's 200 Best Under A Billion 2018に選定。
『シーバスリーガル ゴールドシグネチャー・アワード 2019 Presented by GOETHE』ビジネスイノベーション部門受賞。
2020年業界をリードする環境先進企業として、環境大臣より「エコ・ファースト企業」に認定。
2021年「ネクシィーズ・ゼロ Green Finance」が世界初 ムーディーズ「Aaa(sf)」、国内初R&Iグリーンローン評価も取得。
【会社概要】
社名:株式会社鶴
本社所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座6−12−13 大東銀座ビル2F
代表取締役:今井達也
HP:https://home.businessdrive.jp/wp/
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