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STORY アプリのいらないARプラットフォーム「LIQUID AR」の開発と、地方での新しい体験価値創出を目指して

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アプリのいらないARプラットフォーム「LIQUID AR」の開発と、地方での新しい体験価値創出を目指して

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リキッドデザイン株式会社は、自然豊かな鳥取県でスタートしたITベンチャー企業です。Webサイトの企画デザイン・システム開発を行う中、2019年にアプリのいらないARプラットフォーム「LIQUID AR」をリリースしました。

当社のビジョンは『ITで未来を楽しくする』。目に見えるモノのデザインだけでなく、企画やアイデア、システムなど、ITを使って「見えない価値をデザインする」ことで、より楽しい未来を作りたいと活動しています。


このストーリーでは、「LIQUID AR」の開発秘話と、地方でITに触れる機会を創出したいという想いから開催した、「LIQUID AR」を活用したイベントについてお伝えしたいと思います。

「LIQUID AR」とは



「LIQUID AR」は、アプリのいらないWebAR(拡張現実)を作成するためのプラットフォームサービスです。アプリインストールのハードルの高さを解決し、ユーザーがすぐにAR/VR体験することができます。

「面倒」を取っ払いたい。私達がAR事業を始めたきっかけ

「LIQUID AR」の開発のきっかけは、「ARってアプリがないとダメなの?」という友人との会話の中の一言でした。


ポケモンGO(ARゲーム)からAR技術が広く知られるようになり、観光地や商品の売り場でもARの看板を目にすることが増えました。しかし、当初はアプリ型が主流のため、ちょっと体験してみようかなと思っても、専用アプリのダウンロードが必要でした。この場・この時だけかもしれないARの体験にアプリをダウンロードするのは面倒で、ユーザーにとっては一つのハードルとなっていることを感じました。実際に弊社でアンケートを取った結果、「アプリのダウンロードが面倒」と感じておられる方が多くいることもわかりました。



このハードルを崩せないかと思案していたところ、WebARの技術が公開され、OSの対応も進みつつあることを知りました。WebARならアプリ不要で使えるので、より多くの方にARを体験していただけるのではないだろうか。何より、当社の得意とするWeb事業との親和性も高いと判断し、2018年にWebAR「LIQUID AR」の開発に着手しました。

タイミング到来!アジャイル式でスピーディに開発

変化のスピードが速いIT業界。WebARに着手した当時は競合も少ない時でした。WebARが開発しやすい環境になったこの時を活かすため、「LIQUID AR」の開発はアジャイル式を取り入れました。出来上がった機能は、テスト機で動作を確認、問題がなければプロダクトをリリースしました。フルスペックの機能があるARではなく、出来上がった機能から順にリリース。TTM(Time to Market)の圧倒的な短縮化で、WebARのサービス化を開発着手から1年たたないうちに実現しました。


すると、程なくして広告代理店様からイベントで使用したいとお声がけしていただき、サービスをご利用いただくことに。リリースして間もないことだったので、この「LIQUID AR」に確信を持つことができました。これを機に開発を進め、今では7つの機能が揃いました。


「LIQUID AR」をご利用の方が、より使いやすくARを楽しんでいただけるよう機能一つ一つに対してバージョンアップを行い、またお客様からお問い合わせやご要望をいただき、それにお応えすることで、都度「LIQUID AR」は進化しています。



「ARって何?」地方でもARに触れる機会を。新しい体験価値の創出を目指して。

リリースから4年。「LIQUID AR」は改良改善を繰り返し、実績を重ねていくことで、地方の小さなベンチャーながらおかげさまで累計導入300社を突破しました。

しかしながら、地元のお客様はまだまだ少なく、私達のいる地方では、都心部に比べてIT技術に触れる機会が少ないのが現実です。

その中で、ARに触れる機会を私達が作れないかと考えました。

そして開催したのが、「LIQUID AR」を活用した、ARと工作のワークショップ「妄想宇宙in米子」です。


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ARをよく耳にするようになっても、実際のところ「ARって何?」という方も多くおられます。その現状の中で、イベントを開催して盛り上がるのか?という声もイベント構想途中にありました。

しかし、だからこそイベントを開催する意味があるし、地域の子供達がIT技術に触れる機会を創出したい、ARの魅力を発信したいという強い想いがありました。


以前、「LIQUID AR」を利用してアートイベントを開催されたアートユニット 妄想公園様と、鳥取県で「名菓 因幡の白うさぎ」を製造販売する寿製菓株式会社様にお声掛けさせていただいたところ、私達の想いに賛同してくださり、共同主催、プロデュースという形で一緒にイベント開催する運びとなりました。


業種の違う3つの団体が一緒にイベントを行うことは、私達に多くの気づきを与えてくれました。特にアートユニット 妄想公園様には、アートという面からARの魅力を引き出していただきました。



イベントは、「ARって何?」という方も参加しやすい内容にしました。

鳥取県の"因幡の白兎神話"と、星取県ならではの"星空"といった地元に親しみのあることをテーマに設定。そしてARに馴染みのない方にも参加しやすいように工作をとりいれました。

ARと工作を組み合わせた新しい形のイベントです。


イベント開催は初めてのことであり、また小さな企業ゆえ、業務とイベント準備の二足のわらじは苦労も多かったのですが、妄想公園様、寿製菓(株)様の協力があり、やりきることができました。

イベントでは、夢中になって工作に取り組むファミリーの姿、出来上がった作品にARでキャラクターが登場し喜ぶ姿、スマホを通してみると会場を動きまわるうさぎとサメ、大きな惑星が見えると「わー!」と歓声をあげて驚く姿が印象的でした。


ARに触れたことがない参加者も多くおられましたが、イベント後のアンケート結果からも楽しくARを体感していただけたと思います。

また、このイベントでARと工作という形の新しい体験価値を創出できたのではないかと思います。


普段、離れた場所のクライアント様のご要望に対して開発することが多く、実際に「LIQUID AR」を利用している様子を見ることが少ないのですが、実際にスマホを操作している様子を見ることで、改善点を見つけるきっかけにもなりました。


そして何よりも、今回イベントを主催し、子どもたちが歓声をあげながらARで遊ぶ姿をみることができたことが、私達にとって大きな刺激となり、やりがいを感じました。


■ 妄想宇宙in米子

https://lqd.jp/ar/mosouchu.html

「ARを使ってみたい」のお手伝い

日々進化するARの世界。まだまだARに触れたことのない方もいらっしゃると思います。どうやって使えばいいの?費用はどのくらいかかるの?運用するまでの時間は?興味はあるけどなかなかスタートできない方もいるのではないでしょうか。


そこで、「ARを使ってみたい」のお手伝いをするため、わたしたちは主に年間行事で使えるような素材を準備することにしました。素材を活用すれば、ARを運用するにあたって、一番費やすことになる素材制作の時間も費用もギュッと縮まリます。イベントのアイデアの参考にもなるかもしれません。一度ARをご使用になられたい際は、ぜひお気軽に「LIQUID AR」の素材ライブラリをお試しください。



また、お客様のご要望に対して、「LIQUID AR」基本機能に加えてカスタマイズも承っております。企画の段階でご相談いただければ、企画を実現するためのお手伝いができるかと思います。

ぜひお気軽にご相談ください。



私達の「LIQUID AR」は、今後もより良い体験価値が提供できるよう顧客体験を深めていき、またお客様のアイデアにチャレンジしていきながら、『ITで未来を楽しくする』を実現していきます。


■ LIQUID AR

https://lqd.jp/ar/







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