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STORY タスクや情報の管理をゲームに変える。ゲーミフィケーションで楽しくスキルアップを目指せる「Skimie」の誕生秘話。

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タスクや情報の管理をゲームに変える。ゲーミフィケーションで楽しくスキルアップを目指せる「Skimie」の誕生秘話。

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EJP株式会社は受託ソフトウェア開発と、アナログゲーム(ボードゲーム)企画・開発を主な事業とする会社です。

一見、相反するデジタルとアナログの領域ですが、実は共通点が多い業務です。

ソフトウェア開発は

  • 物事をロジカルに組み立てる作業
  • 仕様を明確化して他者へ伝える能力

であり、ボードゲーム開発は

  • デジタルゲームと違い、その場でルールを把握する作業
  • ルールを整理して他者へ伝える能力

といった「情報の整理」と「情報の伝達」が重要な分野であり、それらの能力が備わったボードゲーム好きの社員が集まり、少数精鋭で事業活動を行っています。

デジタルとアナログの両方を見て気づいたタスク管理の課題

ソフトウェア開発において、タスク管理やプロジェクト管理などは一般的であり、それらを達成するために様々なWEBサービスやアプリケーションが存在します。

しかし、ボードゲーム開発やイラストレーションなどソフトウェア開発以外の分野では、あまりタスクや情報を継続的に管理する文化がない実情を知りました。

ペンとメモ帳でスケジュール管理することも重要ですが、タスクおよびその達成度は蓄積すれば膨大でありアナログでは管理しづらく、それらを様々な分野の方々へ浸透させるとモチベーションの向上につながるのではないかと考えました。

しかし、タスク管理サービスはすでに多くのサービスが存在しており、また複雑化しているため、それを目指すことは不慣れなユーザーには敷居が高いと考えました。

ゲーミフィケーションでワクワクする情報管理を

タスクや情報の管理方法は最低限にとどめ、それ以外のギミックによってユーザーの成長を可視化したり、タスクの達成度をビジュアル的に把握できたりするシステムが必要だと考えました。

また、それらが少し”ワクワク”するものだと、情報管理に不慣れなユーザーでも楽しくモチベーションを高く継続できるのではないでしょうか。

情報は蓄積すればそれは自身を移す鏡でもあり、他者へ立ち向かう武器にもなります。

それらを楽しく記録するサービス・アプリケーションとして「Skimie(スキミエ)」を立ち上げることを決意しました。

スキルUPをを数値ではなくビジュアルで表現することが楽しさにつながる

「スキル」が「ミエる(見える)」ことの必要性に着目して、「スキミエ」の開発はスタートしました。

タスクの数、その達成度、それによる自身の成長には数値ではなく、ビジュアルで表現することで楽しく「スキル」が「ミエる」るのではないかと考え、主に以下のようなシステムとしました。業務的機能を以下で構成しています。

  • タスク管理機能
  • ナレッジ(仕事や勉強で覚えたことをメモする機能)管理機能
  • クエスト(ナレッジをクイズへと昇華させて誰かに教える機能)管理機能

また"ワクワク"機能は以下で構成しています。

  • 業務的機能のいずれかで一定の達成度によってポイント獲得
  • ポイントによってゲーム内キャラクターを育成可能
  • キャラクターは冒険やバトルへ挑戦させることでさらに豪華なアイテムを獲得

今までに見慣れないサービスですが、以前より、ゲーミフィケーションという言葉で「ゲーム」と「課題解決」の融合は研究されてきました。

Skimie は「ゲーム」と「情報管理」を組み合わせ、人々の成長および人生をゲームのように楽しく進められるサービスを目指します。

モバイルアプリケーションで手軽さを追求

現在、Skimie はWEBアプリケーションとして一つのマイルストーンを通過しました。

ただしこれは多くの機能が不足しており、ユーザビリティにも課題があります。

そこで、このSkimieが目指すビジョンとそのためのミッションをより明確化し、この度、中小企業庁の事業再構築補助金にて採択されました。

これはSkimieが一つの評価を得ることができたと考え、モバイルアプリケーションを開発するステップへと進みます。

情報管理はあくまで”ツール”であり、ゲーミフィケーションはあくまで”スパイス”です。

仕事や勉強に可視性と趣向性を少しだけ加えることで、本来のタスク達成は邪魔せず創作活動をより楽しむためには手軽さも必要と考えます。

モバイルアプリケーションによって、それらを解決しSkimieをより身近なものへとしていきたいと思います。

開発の苦労話...

弊社でのソフトウェア事業は主にB2Bシステムの開発であり、ボードゲーム事業はB2Cで担当者が分かれています。

Skimieではそれらのメンバーが手を取り合って、進める必要がありました。

「タスク管理機能は業務的な機能であるため、あるべき姿を目指すと楽しくない...」

「ゲーミフィケーションは楽しさが重要だが、楽しくしすぎると情報管理が疎かに...」

情報管理とゲーム性のバランスが取れたポジションを見つけるために様々な試行錯誤をしました。

  • Q. 仕事や勉強をワクワクさせるには?
  • A. それらの成果をポイント化、可視化する
  • Q. ゲームがタスクを邪魔しないためには?
  • A. タスクの達成によってゲームを進展させる

ゲームを進めるためにはタスクをこなさなければならない、それは要するに「ゲームそのものをプレイしていない時間がゲームに影響を及ぼす」ギミックです。

それが「放置系ゲーム」でした。

近年モバイルゲームで多く存在するメカニクスの「放置系(ゲームに張り付かずとも、”時間”などの概念によって楽しさが増幅する仕組み)」に着目することで機能とゲームの緩やかな融合を導き出せました。

ゲームだけを制作している会社ではなく、B2Bシステムのエンジニアとゲームデザイナーが所属するEJP株式会社によって生み出したユニークなサービスが Skimie と言えるかもしれません。

Skimie の今後の展開

自社におけるデジタルサービスの運営については、初めての事業になります。

不慣れなことが多く、失敗も多々あります。

しかし、前記した通り事業再構築補助金に採択され、それによって様々な知識や能力のある素晴らしい方々と出会うこともできました。


皆様のお力を借りることにはなりますが、我々だけではなく様々な方々と力を合わせて一歩一歩前に進んでいきたいと思います。


モバイルアプリケーションは 2023年12月ころにリリースを予定しています。






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