私たちRareTECH(レアテック)は「IT未経験からTOP10%のエンジニアの育成」を目指すITスクールです。創設から約3年。これまでに約3000人もの新人エンジニアの教育に携わらせていただきました。そして、ありがたいことに、現在も多くの受講生の皆さまにご利用いただいています。しかし、受講生の人数が増えるにつれて、現状の運営メンバーだけではこれまでのようなパーソナライズされたサポートが難しくなってきました。受講生の皆さまへ、これまで以上のサポートをするためにはAIを導入する必要があると判断し、新機能であるAIメンターの導入をいたしました。このストーリーでは、新機能である、AIメンターの誕生の裏側について振り返ります。
ITエンジニア教育を主軸に日本のITレベル向上に取り組む
RareTECHを運営する株式会社varは、システムやアプリケーションの受託開発を行う傍ら、ITエンジニアの教育事業に取り組んでおります。大手SIerの外部講師として登壇するなど、これまでに法人個人合わせて約3000人ものITエンジニアの育成に携わってまいりました。
そういった経験をもとに、弊社ではプログラミングの基礎から体系的に学習できるITスクール「RareTECH」および、インフラ学習プラットフォーム「エンベーダー」を運営しております。
これらのサービスを通して日本のITレベルを引き上げ、エンジニアのスキル向上を支援することで、業界全体の発展に貢献していくことを目指してまいります。
ChatGPTを利用したAIメンターの導入検討へ
9割が挫折すると言われるプログラミング学習において、一人でも多くの受講生をITエンジニアとして育て上げるためには、より個人の悩みや苦手に寄り添った、きめ細やかなサポートが必要不可欠です。
しかし、現状の運営メンバーだけでは、企画運営業務、技術的な質問対応、オンライン授業、そして受講生が利用するアプリの開発などに手一杯で、よりパーソナライズされたサポートを提供することが難しい状況でした。
また、本業と並行して受講している生徒が大半のため、夜間学習中に疑問が生じても即時解決が難しいなど、学習効率の悪さが課題として挙げられていました。
そんな中、我々はChatGPTが驚異的な成果をあげていることに着目。活用事例を調査し、ChatGPTを上手く活用することでメンター的な役割を持たせることが可能であることを知ったのです。
このような背景から、RareTECHはChatGPTを活用したAIメンターを導入することとなりました。
自社ブランド強化を目指し、AIメンター開発プロジェクトが始動
2023年5月、AIメンター開発のプロジェクトチームが発足しました。企画立案、ディレクション、マーケティング、開発担当で計6名が参加し、2023年6月のリリースを目標に開発がスタートしました。
開発を始めるにあたり、RareTECHにはブランドを象徴する公式キャラクターが存在しなかったため、まずはAIメンターのイメージ作りから着手することに。
最初に検討されたアイデアは、可愛らしい「犬」や「ロボット」といったマスコットキャラクターのようなイメージでしたが、これらのアイデアはRareTECHのブランドイメージに合わないと判断し、練り直すことになります。
次に考えられたアイデアは、しなやかで繊細な線画が印象的な人間のイラストでした。親しみやすい雰囲気がメンターとして適していると考えましたが、RareTECHの「モダンで、最先端の技術を象徴するイメージ」には合わず、この案も却下となりました。
イメージ作りはその後も難航。試行錯誤を繰り返し、最終的に写実的でリアルな人間をキャラクターとして採用することに。実在の人物を思わせるリアル感と同時に、「最先端の技術を学べる」というモダンなイメージを目指し開発は進みます。
ビジュアル作成と質疑応答機能の開発でAIツールを有効活用
受講生の学習効率を一日でも早く向上させるため、短期間でのリリースを目標としていたこと、また、最先端の技術を教える立場として、AIツールを誰よりも理解し、使いこなすことが我々に求められると自負していたこと。それらの理由から、開発段階で積極的にAIツールを取り入れることとなりました。
AIメンターのビジュアル作成においては「Stable Diffusion」という画像生成ツールを使用することに。イメージ通りの画像を生成するにはStable Diffusionならではのプロンプトの特徴を理解して使い分けなければなりません。単純にテキストを入力すればイメージ通りの画像が得られるわけではなく、細かい部分まで理解して作成する必要があり、完成までに多くの試行回数を要しました。
また、メンター機能として最も重要な質疑応答機能においては、「ChatGPT」を活用。
生徒からの質問に対して、技術的な質問に正確に回答するだけでなく、AIメンターの口癖や独特な言い回しを表現できるようにするため、プロンプトを何度も書き換えて調整しました。
AIメンターの効果が顕著に現れる形に
試行錯誤の末、目標としていた2023年6月28日のリリースを実現。そしてAIメンターは運営および受講生にとって、大きなメリットを2つ生み出しました。
まず一つ目に運営の工数削減です。運営側はAIメンターに必要な情報や連絡事項を伝えることで、受講生とのスムーズなコミュニケーションを実現することに成功。AIメンターが雑務に対応できるようになったことで、人間のメンターがより受講生の精神的メンタリングなどの重要業務への集中できるようになりました。
二つ目は迅速な質問対応による学習効率の向上です。24時間365日、受講生の質問にAIメンターが即座に回答することで学習の進行をスムーズにサポート。記述課題の解答添削に対応できるようになったことも、大きなメリットとして挙げられます。また、AIが説明できない部分に関しては、バーチャルオフィス「ovice」を活用して会話形式で質問対応をすることでカバーしています。受講生からもAIメンターの導入は好評であり、学習の効率と質の向上に寄与しています。 全体として、AIメンターの導入は、運営の効率化と受講生の学習サポート強化の一助となり、双方にとって大きなメリットをもたらすことになりました。
今後の展望
①カスタマイズされたカリキュラムの提供
一人ひとりの受講生に合わせて、スキルレベルや興味に適した最適な学習プランを作成し、より効果的な学習をサポートできるよう、改善に努めています。
これにより、受講生たちはより自分のペースで、目標に向かって学習できるようになることを目指します。
②記述式テストの採点
こちらに関しても、AI技術の導入を検討しています。ChatGPTを利用して記述式テストを自動採点できる方法を研究し、正確かつ効率的な採点プロセスを実現することを目指しています。
ただし、ChatGPTに限らず、他の自動採点システムやAIツールなど、より優れたテクノロジーを採用することも視野に入れております。
これにより、運営や講師の負担を軽減し、受講生に即時で適切なフィードバックを提供できるよう改善に努めます。
③より最適化された回答の生成
AIの能力を最大限に引き出し、受講生の質問や課題に対してより的確で適切な回答を提供するための研究開発も進行中です。AI技術の向上により、より高度な知識や洞察をもたらすことが期待されています。これにより、受講生たちはより深い理解を得ることができ、学習の質が向上するでしょう。
RareTECHは、これらの取り組みを通じて、受講生の学習体験をさらに向上させ、より効果的な教育環境を提供することを今後も継続して目指しています。
技術の進化に合わせて、より先進的で包括的な教育を提供し、受講生たちが将来の社会で活躍できるよう全力を尽くしています。
RareTECH概要
未経験から2年で希少型エンジニアへ。RareTECHは、付け焼き刃での量産型エンジニア転職ではなく、本質スキルで、仕事も私生活も長期で充実させる骨太カリキュラムを提供しております。
授業内容について
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料金について
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よくある質問
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法人様向けにもAWS、Linux、データベースなどを受講できる、分野別研修サービスを提供中。
「新人エンジニアのIT教育をする時間がない」「工数がかかりすぎたり、エラーにつまずいてプロジェクトが進まない」「ターミナル操作やSQL操作といった、プログラミング以外の基礎的なインフラスキルが足りておらず、 開発業務がうまく進まない」など、社内教育が難しい企業様に対して、基礎ベースの研修を行なっております。
自社サービスの開発だけでなく、スタートアップ向けの受託開発も行っていますので、より実践的で、最新のトレンドに基づいた技術をご提供いたします。
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