テクノブレイブ株式会社は2023年4月から第20期目に突入した、技術の会社です。エンジニア視点の事業拡大により、長年培ってきた産業・医療・金融・交通を始めとした専門領域にノウハウに長け、近年ではAI・クラウド・セキュリティの分野においても、特化した技術力を持っています。また、注目されているxR分野においても、オリジナルなプロダクトを掲げ、世の中に対して新たな価値と感動を提供しています。
そのような私たちが2023年3月27日にリリースしたサービスが、「Colletie(コレッティー)」です。2020年からの新型コロナウイルスの流行によるリモートワークの定着で顕在化してきた、ナレッジ共有の課題を解決すべく開発されたナレッジ共有システムです。
テクノブレイブは日本各地にオフィスを構えていますが、本サービスの開発の主軸となったのは福岡オフィスの20代と若手エンジニア2名です。本ストーリーでは、「Colletie」の開発秘話に迫りながら、サービスのこだわりと魅力をお伝えします。
※「Colletie」はcollect + tie の造語で、情報を集めてつなげるという意味を持つと同時に、博多弁で、ほしい情報を見つけたときに使われる「これったい」という表現が名前の由来になっています。
左:竹原 右:松尾(福岡オフィスに所属する「Colletie」開発メンバーの2人)
初めてのシステム開発での苦労と成長
新型コロナウイルスの流行により、オンライン授業が始まり先生と生徒がうまくコミュニケーションが取れないというニュースが福岡オフィスにいたメンバーの耳に届きます。そこから、教師と生徒をオンラインでつなげることができるようにしたいと企画して始まったサービスが「Colletie」の元となるオンラインコミュニケーションサービス「KIKITAI」でした。
その開発に入社1年目で抜擢されたメンバーが福岡オフィスの松尾です。彼に開発時の苦労や成長したこと、どのようにしてナレッジ共有サービスになったのか話を聞きました。
(当時の様子を振り返る松尾さん)
初めてのシステム開発は学びが多かった
松尾:KIKITAIは学校での質問やわからないことを共有するための教育支援サービスとして開発していました。教育機関へのヒアリングやデモなどを行いサービス化に向けて動いていましたが、現在のように1人1台タブレットが支給されていないなど教育機関へのIT導入のハードルをいかに乗り越えるかが課題でした。
一方で、テクノブレイブでもテレワークの導入がコロナ禍で加速し、社内のナレッジ共有の課題が顕在化してきました。そこでKIKITAIの構成を利用してナレッジ共有システム「KIKITAI for Business」の開発が始まりました。初めてのシステム開発ということもあり、ユーザビリティの低さやデザインのチープさが課題となりましたが、アプリの設計から開発、運用、保守と学ぶことが多く、自身の大きな成長へとつながったと感じます。
モノづくりの大変さと楽しさを実感しました
松尾:入社1年目だったので当時使用したことのない言語やフレームワークを利用してアプリ開発を行うことが楽しみでもあり不安でもありました。特に、初めてのクラウド上での環境構築では右往左往しながらも、上司や先輩の協力をへて無事環境を構築し、社内システムとして利用していただけるようになりました。
初めてシステムをリリースした際の達成感はとても大きく、また「今までEXCELで管理していたがKIKITAIを使うことでナレッジが再利用しやすくなった」など、実際に利用者の意見や感想等を聞いた際に、さらにアプリを開発した実感が沸いてとても嬉しかったです。
社内システムからSaaSへ
社内での実績を基に、同じような課題を持つ企業に使ってほしいと思い、「Colletie」という新しいナレッジ共有サービスの開発プロジェクトが立ち上がります。
「Colletie」は、より使いやすく、ユーザ体験を向上させることを目標に新しい技術を使って開発することになりました。この時、松尾と同じグループで入社2年目の竹原が新たに開発プロジェクトに参加します。彼に開発時の苦労や成長したこと、「Colletie」の魅力について話を聞きました。
(当時の様子を振り返る竹原さん)
チーム間の情報共有の難しさを改めて実感しました
竹原:今回ユーザ体験を向上させるために、初めてSPAという技術を使用しての構築となりました。この開発チームでは全員初めての技術であったため、情報の共有が一大課題となりました。新たな技術を学び、それを他のメンバーに伝える役割は、一部のメンバーが自然に引き受ける形で進んでいきました。それがチーム全体の成長に寄与したものの、その過程は決して楽ではありません。
SPAの構築はフロントエンドとバックエンドの連携が重要な要素となります。それゆえ、単に技術的な要素を理解するだけでなく、全体の流れを把握する必要性を痛感しました。新しい技術の採用は、その理解を深める時間と労力を必要とします。しかし、その学びを全チームメンバーと共有し、一体感を持つことへの困難さはそれ以上でした。
情報の共有をスムーズに進めるために、定期的なミーティングを設け、ドキュメンテーションに力を入れることにしました。さらに技術情報など調査したことなどを「KIKITAI」のナレッジ共有を活用することで効率よく開発を進めることができました。これらの取り組みが、チーム全体で技術的な壁を乗り越える支えとなったのです。
フルスタックエンジニアとして成長できた
竹原:私たちのチームは小規模だったため、フロントエンドからバックエンド、そしてクラウドアーキテクチャまで、手がける分野は幅広く広がっていました。自身の知識が及ばない部分でも、自力で実装を進めるしかなかったのです。その中で、自走力が身についたことを強く感じています。
特に、クラウドにおいては、サーバレスのコンテナサービスを使用したアーキテクチャを採用しています。その実現のためには多くの調査が求められ、その過程で得られた知識とスキルが自信と成長の原動力となりました。アーキテクチャが完成したときの達成感は何とも言えなかったことを覚えています。
さらに、開発を通じて、プロジェクト全体を見通す視野が広がり、ナレッジ共有の大切さを改めて実感しました。今回得た経験は、これからの開発にも大いに役に立つと感じています。
ナレッジ共有だけじゃない「Colletie」の強み
竹原:「Colletie」の強みは、単に情報を一元管理し、検索・共有可能なナレッジ共有システムであるだけではなく、タスク管理機能も備えている点にあります。
タスク管理機能を利用すれば、情報の収集や共有だけでなく、それらを元にした実際のアクションプランを立て、タスクを分配することも可能です。プロジェクトの進行に対する具体的な貢献も期待できます。また、この機能により、「Colletie」は知識の共有だけでなく、それを活用してどのように進めていくかというアクションまでサポートできるツールとなります。
そのため、情報共有を目指すだけでなく、情報を具体的なアクションに繋げていくプロジェクトを推進するのに、「Colletie」は非常に役立つツールとなるでしょう。これらの要素が、「Colletie」の強みとして他のツールとの差別化を図り、ユーザーにとっての付加価値を提供しています。
すべての過去を現在につなげるがキャッチフレーズ。情報を蓄積し、蓄積された情報を活用する仕組みが充実しています。
進化し続けるテクノブレイブとColletie
IT業界では日々新しい技術が生まれており、テクノブレイブは常に新しい技術を追い求め、エンジニアとともに「Colletie」も日々進化しています。ローンチ後は大手鉄道会社や電力系企業など幅広い業種のお客様にご利用いただいております。今後もお客様の声を反映し、新機能を追加していきますのでご期待ください。
公式ホームページ:https://colletie.com/
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