私たち株式会社タッグは創業1977年、今年で46周年を迎えます。
創業当時より、お客さまの想いをカタチにする商環境・お店づくりを追求し続けてきました。お店に商品を置けば売れる時代から、インターネットが普及し、ECサイトでの販売が当たり前となった現代に至るまで、『どのようにすれば、良い商品がお客さまの元へと届けられるか』という使命と向き合っています。
そうして、より新しい商環境・お店づくりのカタチを模索していく中でたどり着いたのが、リアルとウェブの融合という着眼点です。VR技術を駆使して商品をただ買うだけではなく、商品が主役で本来の姿を表現しながら『見て、楽しんで、参加してもらえる』バーチャル体験を提供できたら面白いのではないか。その問いかけに自ら応えるべく、ノウハウと探究心を結集させてつくったのがバーチャルモール「TUG MALL」です。
TUG MALLについて
『TUG MALL』(タッグモール)とは、専用の機材やアプリは一切使わなくてもウェブ上でVR体験することができる、都市型バーチャルモールです。
『初めて訪れる街で、新しいお店や商品に出会える体験をつくりたい』『誰もが知っているお店はもちろん、地域に根ざしたお店やファクトリーブランド、様々なお店に出店してほしい』という想いのもとでつくった当モールは、新時代的なコンセプトがテナントさまとお客さまの双方から好評をいただき、2022年7月のオープンから1年間で出店数は40店舗を越え、利用ユーザー数も12,000人を突破しました。
実際の店舗における営業時間や立地条件などに縛られることなく、インターネット環境さえ整っていれば『TUG MALL』はいつでも、どこでも、誰でも訪れることが可能です。この利便性や娯楽性を活かし、更なる発展を目指して出店者さまも随時募集しています。また、今後はお店だけでなくアーティストや学生の作品を飾るギャラリーなどをつくり、情報発信や新たなコミニュケーションの場としての発展も視野に入れています。
きっかけはお客さまへのVRプレゼンテーション
創業以来、私たちは46年間にわたり「ソフトを物に変える」をビジネスコンセプトととし「ものを売るお手伝い」を基本軸に、リアル店舗の企画・デザイン設計・施工を行ってまいりました。
そんなIT企業でもない私たちが、なぜバーチャル空間でのショッピングモールをつくるに至ったのかと思われるかもしれません。そのきっかけは十数年前から店舗デザインのプレゼンテーションにVRを用いるようになったことでした。 店舗の外観や内装をVRによって視覚化することで、完成イメージをより立体的に伝えることが可能となり、当初はあくまで提案を行う際の一ツールだったのです。
そうした中、プレゼンテーションにおけるイメージの細密さにお客さまからお褒めの言葉をいただくことがあり、私たち自身もVRに触れていく中で新たな可能性を見出していきました。実店舗だけにとらわれない、新時代のお店づくりができるのではないか、と。
ウィズコロナ時代におけるバーチャルショップの存在感
私たちが新しいお店づくりの発想にたどり着いた頃、まだコロナ禍以前だったため、バーチャルショップという概念は他にあまり浸透していませんでした。その後、新型コロナの流行とともに、リアル店舗以外のニーズが必然的に急速に高まっていき、私たちが模索していたお店の在り方というものも徐々に変化していきました。
VRを駆使してビジュアライズしたショップを創るという観点とは別に、従来のECサイト同様にウェブ上で買い物ができ、且つ実店舗で商品を見ているときの体験を外に出ずして味わえるという、ウィズコロナ時代に即した付加価値がそこに生まれたのです。
そうしていくつかバーチャルショップを制作させていただいた頃、『せっかくバーチャルショップをつくっても、それを見てもらう場所が自社サイトしかない』というお話を耳にし、DtoCのショップが増えていく流れを目の当たりにすることに。また、高いクオリティでも市場での認知度がまだ追いついていない地方の様々な商品と出会える機会を創出したいという想いも強まり、それならばバーチャルショップのプラットフォームを創り、多種多様なお店や商品に出会えるモールの形にしてはどうだろうかというアイデアにつながったことで、『TUG MALL』の制作は始動しました。
ウェブ上でのVRにこだわるワケ
「TUG MALL」の大きな強みが、ウェブ上で気軽にVR体験ができるという点です。しかしながら、専用のゴーグルやアプリを使うことなくバーチャルモールへのアクセスを可能にした根底には、ある課題が存在しました。
それはいわゆる一般的なメタバースを実装しようとすると、CGをよりリアルにするためにポリゴン数(3次元グラフィックスを構成する面の数)を増やす必要が生じ、それによって負荷が重くなってしまうというものです。それでは移動するたびにローディングが必要になり、ユーザーの離脱につながってしまいます。
バーチャル空間にあるモールで商品をお買い物をしていただくというコンセプト上、街並みや店舗のリアルさを削る選択肢はありませんでした。そこで私たちはリアリティを維持しながら、さくさくと誰にでも楽しんでいただけるよう、ウェブVRという手法を選択することにしました。
ユーザー目線に立つということ
ウェブVR体験を提供する上で私たちが重視したものが、ユーザーの目線に立って環境づくりをするという点です。ウェブ閲覧におけるスマートフォンの割合が80%を超えるという統計から、スマホユーザーにとって使いやすく、どれだけ快適な体験を提供できるかを重視しました。
シンプルなデザイン、見やすいフォント、そして直感的なナビゲーションを実現し、スマホユーザーがストレスなくサイトを閲覧できるように設計し、さらにはデバイスの種類に応じて自動的にレイアウトが調整されるレスポンシブデザインも導入しました。また、ユーザーテストを実施してフィードバックを取り入れるべく、意見や要望を収集して改善を加え、ユーザビリティの向上を目指しています。
いかにお客様にとって魅力的な特典やメリットを提供し、継続的な参加を促進できるか。それを具現化させるため、決して一時的なブームで終わらず、長期的な持続性を持つバーチャルモールの仕組みづくりというものと常に正面から向き合っています。
これからも「わくわく」するお店づくりを
実店舗のVRプレゼンテーションに端を発し、そこからの数年間でバーチャルショップづくり、モールづくりへと発展させてきた私たちですが、現在も実店舗のデザインとバーチャル空間開発という側面の両視点に立ち、商環境開発としての企画・立案・デザインを行っています。お客さまの買い方やお店の売り方に基づいた提案、そして企業の商品やサービスへの想いをカタチにするという考えは、リアルでもバーチャル(ウェブを含む)でもどちらにも共通する弊社の基本的理念です。
今後も、より出店しやすい出店形態や商品の入れ替えなどがしやすいシステムづくり、また、ユーザーにとっても楽しんでもらえるように自身のアバターを登場させる仕組みなど、常に新しいサービスやテクノロジーに目を配りながら、より魅力的な場所をつくっていこうと考えています。
お店を通して商品とお客さまをつなぐということ。それは人と人をつなぐことそのものであり、そのプロセスは時代の流れとともに刻一刻変わり続けています。これからもタッグは立ち止まらず、既成概念にとらわれず、そして「わくわく」するような次世代の空間をみなさまにお届けしてまいります。
問い合わせ先
企業名 : 株式会社タッグ
住 所 : 〒101-0021 東京都千代田区外神田2-19-12
T E L : 03-5256-1930
Email : info@tug-group.com
コーポレートサイト : https://www.tug-group.com/
TUG MALL サイト:https://tugmall.com/
TUG MALL 出店者募集サイト:https://www.tug-d.com/tugmall/
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