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STORY 教員の働き方改革を推進する、現役中学校教師が監修した成績処理管理システム「スマート評定」開発ストーリー。

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教員の働き方改革を推進する、現役中学校教師が監修した成績処理管理システム「スマート評定」開発ストーリー。

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教員の働き方改革を推進する、現役中学校教師が監修した成績処理管理システム「スマート評定」の販売が、2023年6月よりスタートしました。スマート評定は、常態化する教員の長時間勤務の解決と、評定業務のシステム化を実現したサービスです。

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<東京都中野区南中野中導入の経緯>


教員の働き方が抱える課題

昨今の日本では少子高齢化が進み、子供の数も年々減っていますが、教員を志望する人の減少、産休などの休暇を取得する教員の多さなど複数の要因により、日本全国で教員不足の状況が発生しています。教員不足の影響もあり、教員の長時間労働が常態化しており、平均実勤務時間は1日11時間17分と大きな問題となっております(※1)。


教員が抱えるストレスも「長時間勤務の多さ」が最も多く、教員の精神疾患による病気休職者数は令和3年に過去最高を記録しました(※2)。


※1 厚生労働省:平成30年版過労死等防止対策白書より

※2 文部科学省:令和3年度公立学校教職員の人事行政状況調査より


学校と保護者の関わり方の変化

学校(教員)と保護者の関わり方も時代と共に変化してきています。共働きや少子化、多様な家庭環境の影響もあり、以前は学校(教員)に任されていた学校生活も、一昔前と比較して保護者が関心を示すようになりました。特に生徒の成績を決定する”評定”に関して、プロセスの開示や透明性が求められるようになってきています。


しかしながら、現在はどこの学校も、決まった処理システムが存在せず、成績をつけるというプロセスに関して、各教科担当が学習指導要綱に準拠した評価に従った結果がでるように、エクセルを駆使し作成した独自の処理システムを活用しており、統一された正しいプロセスを、システムとして提供できていませんでした。成績チェック時には提出書類が様々な形で出され、業務をより煩雑にしてしまっています。初任者においては、先輩教員から譲渡されたシステムを使うか、イチから自力で作ったものを活用しているケースが多く、時に事故が発生するという現状があります。


スマート評定開発のきっかけ

そんな中、都内全域の私立・公立中学校や高校に、技術・家庭科関係の教材を販売するグループ会社ニューダイヤ産業株式会社の取引先でもある、東京都技術科教員の八木澤先生より、学校内成績処理管理システムの開発の相談を受けました。八木澤先生は、独自で評定マクロエクセルのシステムを開発しており、マニュアル等もすでに十分に策定し、そのシステムを知り合いの教員間で共有していました。教員の多岐にわたる業務の中で、評定は保護者に対して極めて重要な説明責任を要する業務であり、最も大切な仕事の一つですが、その分業務負担も相当大きい現状がありました。かつ、初任者においては評定の基準がわからず、相当の心労を抱えていました。この業務をシステム化することができれば、先生が抱える課題を解決できるのでは?このような想いから、システム開発への取り組みがスタートしました。



開発における紆余曲折

開発の着手にあたり、システム開発担当者と共に、八木澤先生が勤務する中野区立南中野中学校の教員から様々な角度からヒアリングを実施しました。業務面では、既存業務が多すぎるため、1つひとつの業務を改善する余裕がないという声もありました。また、そもそも各地区によってネットワークやパソコンの環境が違うことや、学校によってスタンスが違うという課題も挙げられました。これらの課題を1つずつ潰しながら、システムの開発を進めていきました。



スマート評定の開発において、南中野中学校には竹ノ内校長をはじめ、学校全体で協力体制を築いて頂きました。さらには、問題意識を持っている他校の先生にもテスト運用の協力をして頂くなど、現役の教員の方々に様々なバックアップを頂きながら、完成を目指しました。



スマート評定販売後の反応

2023年6月、ついにスマート評定の販売がスタートしました。実際に使用してみた先生達の反応は良く、使ってみて問題なければ、他にも進めたいという声も多数頂きました。また問い合わせの中には、どれくらいの時間短縮が実現できるのかという切迫したものもありました。スマート評定を全教員に採用して下さった学校も出てきたり、東京都以外の学校からの問い合わせも頂いており、スマート評定への期待値が膨らんでいます。



スマート評定がもたらす教員の働き方改革

スマート評定が全国の学校に拡がっていくことで、足元の業務改善や教員の勤務時間短縮だけでなく、評定プロセスの透明性による評価のズレが無くなることが期待されています。スマート評定の打ち合わせの際に先生から「これはつくれますか?こういうのはどうですか?」といったシステム化へのアイデアやリクエストも数多く頂きました。弊社としては、アイデアやリクエストをもとに、先生を仕組みでサポートし、先生の課題を仕組みで解決できるよう、今後も新しいことにチャレンジして参ります。


スマート評定とは

生徒の成績を決定する”評定”は、これまで先生個々人がそれぞれのやり方で実施しているケースがほとんどでした。スマート評定は、学校内での成績処理を迅速に管理することができる「学校内成績処理管理システム」です。評価の観点が異なる技術や家庭科を含む、中学校全教科に対応しており、自動で計算できる機能もついています。働き方改革を推進したい学校、毎日忙しい先生方におすすめです。

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<サービスサイト>

https://smart-hyotei.com/


<料金プラン> ※消費税込

・初期費用:0円

・個人ライセンス:13,200円/年(初年度) ※次年度〜:16,500円/年

・学校ライセンス:200,000円/年


<効果事例>

スマート評定を事前にテスト導入頂いた結果、導入前は評定関連の業務に約6時間費やしていましたが、スマート評定導入後は約3時間と、業務時間を半分にすることに成功。


①1日数分の入力時間 :毎日数分の評価入力だけで、期末は調整するだけ。先生の業務負担も削減できます。

②無駄を省き時短を実現 :同じシステムを使うことで、理解に要していた時間を削減することができます。

③エラー修正がなくなる :各々で作成され、バラバラだった数式や関数で起こ っていたエラーがなくなり、修正に要していた時間が削減できます。

④本来の業務に集中可能 :成積評定にかかる時間が削減できることで、先生本来の業務に時間を注ぐことができ、働き方改革ができます。



<開発協力企業>

RU株式会社 (https://ru-inc.jp/)

東京都渋谷区渋谷3丁目6-2エクラート渋谷5F



 <販売に関するお問い合わせ>

■販売代理店

ニューダイヤ産業株式会社 ( https://newdia-sangyo.co.jp/ )

東京都文京区水道2丁目2番4号

TEL: 03-3815-9291

MAIL: nds@newdia-sangyo.co.jp

※担当石井宛にご連絡お願いします。


企業情報

会社名 : ニューダイヤシステムズ株式会社

住所 : 東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山1207

代表取締役 : 阿部 洋介

設立:2021年11月

事業内容 : 学校関連のシステム開発




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