海外・国内のベンチャー系ニュースサイト | TECHABLE

TECHABLE

STORY 21年越しに実現したAI英会話サービス『スピークエル』。長年、「60分7ドル」の価格実現のために奮闘した代表のストーリー

Story

21年越しに実現したAI英会話サービス『スピークエル』。長年、「60分7ドル」の価格実現のために奮闘した代表のストーリー

SHARE ON

このエントリーをはてなブックマークに追加

株式会社アルタビスタライズ(以下、当社)は、2001年10月に米国で設立し、以来20年余り英会話など教育・学習支援事業を展開しています。当社は2023年5月にAIとの英会話トレーニングを実現するAI英会話サービス『スピークエル』を発表、人工知能(AI)と対話を行うことで、実際のコミュニケーションに近い感覚で英語力を磨くことができるサービスを提供開始しました。


このストーリーでは、当社代表の小澤英治が当社創業からの事業成長と、『スピークエル』の開発、リリースに至る経緯を振り返ります。


ベトナムでの仕事で、英語の必要性を痛感した1990年代


株式会社アルタビスタ代表の小澤です。


私は1990年代、ベトナムに30回以上出張し、ベトナム人との仕事はベトナム語である程度出来るようにはなってはいたのですが、韓国人や台湾人とは英語での商談になり彼らの英語の上手さに驚きました。ベトナム語も良いのですが、次のステージに行くには英語は絶対必要と思い当時勤務していた会社の社長に許しを得てカナダへ留学することにしました。


スタッフ達と会食(筆者は赤いシャツ)@ベトナム


本気過ぎるハロウィン@カナダ

2001年当時、英会話の料金は40分5,000円〜7,000円。課題はコストだった


2001年の春に、留学先のカナダから帰国すると留学で身に着けた英語スキルを維持したいと考え、英会話学校を探しました。当時、マンツーマン英会話専門のスクールが登場し賑わいを見せていたのですが、40分のレッスンで5000-7000円という価格に愕然としました。


カナダでは、60分7ドルで、多くの留学生がメインの学校とは別にマンツーマンレッスンでスピーキングスキルを磨き上達していました。


英語は会話量に比例し上達しますが、日本の英会話スクールでは会話のコストが大きな負担となってしまいます。

英会話の価格破壊をする会社を立ち上げた。目標は「60分7ドル」


帰国後、半年経った2001年の10月に英会話料金の価格破壊をするために会社を立ち上げました。


広告宣伝をせず、教室を持たず、ネイティブ講師と生徒が直接カフェや自宅などでマンツーマンレッスンをするサービスで、1レッスン、60分、2000-2500円という低価格を実現することができました。


開始早々に評判を呼び、1年で講師2500名、生徒2000名という規模に成長し事業としては安定することができました。


しかし、カナダの7ドルに比べるとまだ高額だと感じていました。


私の目標は7ドルなのです。


日本初の英語学習アプリをリリース。あくまでも目標は「60分7ドル」


一旦、目標は飲み込み、ほとんどの生徒が口にする「勉強の時間がない」という別の課題を解決することにしました。


ある日、電車に乗っている時に乗客のほとんどが携帯電話を見ていることに気が付きました。


「携帯電話を見てる時間に勉強すれば良い」ということで2004年12月に日本で初めて携帯電話向けの英語学習アプリをリリースしました。


多くのニーズと先行者メリットで300万ダウンロード超のヒットアプリとなりました。


日本初の携帯電話向け英語学習アプリ

『英単語の達人』


しかし、私の目標はあくまでも1レッスン、60分、7ドルなのです。


この頃に、「英語習得に費やすコストと膨大な時間をテクノロジーで大幅に削減できるサービスを提供。」と宣言しました。


2020年にAI英会話サービスを立ち上げるものの、リリースを断念


時は経ち、2020年に春に、FacebookのAI開発チームのAI ChatBot「ParlAI」プロジェクトに出会います。


AIの自然な会話に衝撃を受けました。


2021年の春頃には、GPU搭載サーバを用意しParlAIをチューニングし快適な英会話サービスをカタチにすることが出来ました。


『スピークエル』リリースの2年前には、AI英会話サービスは完成していたのです。


しかし、快適な速度で多くの方に利用して頂くにはサーバのコストに問題がありました。

パフォーマンス向上のために、仕組みを変え、サーバを海外で調達し、大手オンライン英会話企業の開発チームとの共同開発に切り替えたりと様々な試行錯誤を繰り返したしたものの、結局、提供価格が高額なサービスになってしまうため、開発研究に2年を費やした後、悔しいですが正式リリースを断念しました。


コストの問題で断念したAI英会話サービス『Dori』


2022年、ChatGPTでプロジェクトが復活・リリース


しかし、2022年の暮れにChatGPTが登場することで止まっていたプロジェクトが一気に動くことになります。


ベースのコンセプトや設計は出来ていましたので、機能を追加しながらも2023年5月に短時間の開発でリリースすることが出来ました。


2001年の起業時から21年余り経過し、1レッスン、60分、7ドルのマンツーマンレッスンの提供を目標にしておりましたが、AIの進歩、OpenAI社の多大な努力と技術のおかげで、ようやく600会話650円という低価格で英会話のトレーニングが出来るサービスを提供することが出来ました。


AI英会話『スピークエル』


もちろん実際の英会話講師のレッスンの利点は多く、AI英会話が及ばないことも多くあると思いますが、人見知りでも存分に会話が出来、AIは、いつまでも待つので焦らずによく考えながら発話できることやAIの英語を見てじっくり表現を学ぶゆとりがあります。


また英文添削の機能は、誤りだけでなく、より自然な表現を教えてくれるのですが、高い精度が出ており、近い将来、人間の添削に替わるのではないかと思わせます。


リアルな英会話体験を追求しています


80以上のAI英会話講師


5月のリリース以来、多くの方々にご利用頂き日々ご要望を盛り込んでおります、皆様の理想のサービスになるようにブラッシュアップを重ねておりますので、ご利用頂きご要望等がございましたらおっしゃってください。


最後までお読み頂きありがとうございます。


AI英会話『スピークエル』は登録なし・インストール不要で体験できますので、ぜひお試しください。

https://speakroot.com/


【本件に関するお問い合わせ先】


株式会社アルタビスタライズ

〒154-0013

東京都世田谷区駒沢公園1-1 Tote駒沢公園3階

学びデザイン事業部

info@speakroot.com

https://altavista21.com/

TEL 03-6339-4631 FAX 03-6317-3973




行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ
Techableの最新情報をお届けします。
前の記事

WHAT'S NEW

最新情報