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STORY 従業員のウェルビーイングと組織全体のパフォーマンス向上に寄与する「ミキワメAI」開発の裏側

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従業員のウェルビーイングと組織全体のパフォーマンス向上に寄与する「ミキワメAI」開発の裏側

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株式会社リーディングマークは、人材採用・人材育成の分野で、独自のノウハウと技術を活かして、企業の課題を解決するサービスを提供しています。主な事業は、適性検査クラウド「ミキワメ」、パルスサーベイ「ミキワメウェルビーイング」の提供、採用支援事業です。



適性検査クラウド「ミキワメ」は、スマホやPCから回答できる10分の性格検査を受検することで、人の性格を明らかにし、採用するべき人物かどうかをひと目で確認することができる適性検査クラウドです。社員に検査を受けてもらうことで、活躍している人、定着している人の性格像を明らかにすることができます。この性格像と採用候補者の性格を比較することによって、自社に合う人物かどうかを判別します。


「ミキワメウェルビーイング」は、スマホやPCから2分で完了するコンディションアンケートに、社員が定期的に回答することで、組織と個人のメンタルのコンディションを可視化することができます。個々の社員には事前に10分の性格検査を受けていただいており、コンディションアンケートの結果の出方も性格を考慮されています。さらに、コンディションアンケートの結果に対して、状態を改善するための「社員一人ひとりの性格に合った」アドバイスを提供します。


ミキワメAIは、当社が提供する「ミキワメ 適性検査」「ミキワメ ウェルビーイング」により得られる性格データ・パルスサーベイの情報と心理学の知見、ChatGPTのAPIを組み合わせたアルゴリズムです。これにより、人事やマネージャー、従業員一人ひとりに最適なアクションを提案し、従業員のウェルビーイングの実現、組織全体のパフォーマンス向上に寄与します。


このストーリーでは当社の創業から現在までの事業成長について触れながら、「ミキワメAI」の開発責任者がプロダクト開発を振り返ります。



代表・飯田悠司による創業から現在までの事業成長について


当社代表の飯田悠司が就職活動を控えた大学3年次、OB・OG訪問をする中で、一つの疑問が生じました。それは「どれだけの社会人の方が仕事にやりがいを感じているのか」ということでした。お話させていただく社会人の方が、必ずしも自分の仕事のことを生き生きと語っているわけではないことが、気になったのです。


その疑問を解消するために、飯田はアンケート調査を実施しました。ターミナルの駅前で社会人の方々へインタビューを敢行。結果、約200名の社会人の方から回答を集めることができました。その結果は、衝撃的なものでした。


仕事にやりがいを感じると答えた社会人の方は、わずか21%だったのです(後に、「国民選好度調査(2008年)」という内閣府の調査を確認したところ、仕事にやりがいがを感じている日本人の割合は18%であると書いてありましたので、実施した調査はまずまず正確であったことが後に分かりました)。


この現状をなんとかしたい。その想いだけで、飯田がアルバイトで貯めた60万円を元手に、「勢い」で創業したというのが、当社の創業の経緯です。2008年のことでした。


設立当初から、東早慶・旧帝大などの上位校に特化した合同説明会を起点に企業の「集客」を支援する採用支援・コンサルティング事業を展開。その後にリリースした「レクミー」が国内最大級の就活サイトに成長するなど、スピード感のある事業展開に成功しました。「レクミー」はキャリア支援プラットフォーム「ミキワメ」にブランドを統一し、現在のサービス構成に至ります。


「ミキワメAI」の起案から開発、リリースまでの経緯


事業部長・プロダクトマネージャー:山田(桐)(プロフィール


「ミキワメAI」を企画した背景としては、自分でChatGPTを触っていて何ができるか検証してました。その検証の中で、上手く組み込めたらサービスの可能性も広がりそうと感じ、発案したのがきっかけです。


弊社代表の飯田に打診しながらプロジェクトを開始しました。まず、弊社の「ミキワメ」というサービスの中には大きく分けて「ミキワメ適性検査」と「ミキワメウェルビーイング」という2つのサービスがあるのですが、ChatGPTの使い方として、ミキワメ適性検査の方では性格の解釈、ミキワメウェルビーイングではサーベイの結果に対するマネジメントのアドバイスを出力することを考えました。


ただ、一気に全部はできないので、採用やマネジメントなど幅広く活用できる適性検査と比べ「組織や社員の状態を良くする」という目的が明確なミキワメウェルビーイング側で、まずは実装することを考えました。(PM・山田(桐))


リリースまでの期間が短く、素早い開発が求められた


ChatGPTが社会に与えた影響は非常に大きく、先駆けて自社サービスに組み込むことは大変意義のあることでしたが、リリースまでのスケジュールは非常にタイトなものとなっていました。素早い開発を求められる中でどうすればリリースに間に合わせることができるか、技術選定やプロジェクトの進行を考えることは良い経験になったなと感じています。


また、新しいプロジェクトということもあり、これまで使いたくても導入できなかった技術を使うことができたのも個人的には嬉しいポイントでした。今後もアップデートを重ねて利用者の方々に喜んでいただけるようなサービスにしていきたいと思っております。(開発エンジニア・山田(哲))


より良いユーザー体験のために


開発に着手した当初は、ミキワメAIからの回答を一括で表示しようと考えていました。しかし、回答を受け取るための待ち時間が、普段Chat GPT等を利用している速度と比較するとかなり長く感じ、このままだとユーザーに利用上の不安を与えてしまうというユーザー体験における懸念を感じました。


その懸念を払拭するために、初めての試みではありましたが、回答を1文字ずつ表示する実装を行いました。この実装を通して「回答を受け取れているんだ」という安心感を与えることで、ユーザー体験の向上に寄与できたのではないかと考えています。(開発エンジニア・齋藤)


AIが今より世の中に浸透していくことで、益々働き方も変わっていくと考えています。マネジメントの仕方も変わっていくと思いますので、当社が持つデータ、ノウハウ、心理学の知見とAIをうまく共存させながら、価値のあるサービスを作ることでウェルビーイングの実現を目指していきたいと思います。(PM・山田(桐))


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※ミキワメAIによるアドバイス機能の詳細についてプレスリリースをご覧ください


カスタマーサクセスが考えるミキワメAIのメリットとは


カスタマーサクセス・AIエバンジェリスト:今村


ミキワメには性格の状態が細かく見れるダッシュボードがありますが、プロダクトにAIを組み込む一番のメリットは、ユーザーが知りたい情報とミキワメが出している情報の橋渡し的な役割を担ってくれるところです。


お客様によってはダッシュボードを見て「で、どうすればいいの?」と混乱してしまう方や、具体的なアクションだけ欲しい方もいます。お客様の現場にとっては「良いポジションに配置したい」、「1on1でこう伝えたい」などの具体的なアウトプットが必要なので、ミキワメAIはそこを補ってくれる良い機能だと思います。


今後の展望として、我々は次のように考えています。離職や休職などのネガティブな面に対する抑止だけではなく、「こういうパーソナリティを持つ〇〇さんには、社内でこういうロールモデルがいて、この方はこういうトレーニングを受けてきましたよ」といった、個々の成長・自己実現を支援していく機能も仕掛けていきたいと考えており、そこにAIを積極的に活用したいと考えています。


そして、その実現には「HR×AI」で世の中を変えていくという気概を持った他社と連携・協業していくということもあるかもしれません。

(カスタマーサクセス・AIエバンジェリスト:今村)





ミキワメ 適性検査について

https://mikiwame.com/aptitude-test.html


2020年4月にリリースした「ミキワメ 適性検査」は、10分間のアンケートに答えるだけで自社で活躍する社員の性格特徴を明らかにできます。この性格特徴と採用候補者の性格を比較することで、候補者の採用お勧め度や懸念点をひと目で確認でき、採用のミスマッチを減らすことができます。現在、社員数1,000人を超える大企業から、全国のスタートアップ企業、中小中堅企業まで幅広くご活用頂き、累計利用企業数は2,500社、累計受検者数は52万名となりました。


ミキワメ ウェルビーイングについて

https://mikiwame.com/well-being.html

「ミキワメ ウェルビーイング」は、社員の心の幸福度を向上させ、休職や離職を防ぐプロダクトです。「ミキワメ 適性検査」とは別の、2分間のサーベイに答えるだけで、組織と社員のメンタル状態を可視化し、ケアが必要なメンバーを明らかにできます。その上で、メンタル状態と「ミキワメ 適性検査」で取得した性格データをかけ合わせて確認することで、上司がどのようにメンバーをマネジメントすれば良いのか、また人事がどのようにケアすれば良いのかアドバイスします。アドバイス内容は、社員の性格に応じてパーソナライズされた具体的なアクションが出力されます。


株式会社リーディングマークについて

会社名:株式会社リーディングマーク

所在地:東京都港区芝2-31-15 北海芝ビル6階

代表者:代表取締役社⻑ 飯⽥ 悠司

設⽴:2008年1⽉

URL:https://www.leadingmark.jp/

事業内容:「Personality Tech」を通じたHR事業

-⾃社で活躍できる社員を10分間でミキワメる「ミキワメ 適性検査

-社員のメンタル状態を可視化し、性格をもとにアドバイスをすることでウェルビーイングを実現「ミキワメ ウェルビーイング

-⽇本最⼤級の優秀層就活⽀援サービス「ミキワメ 採⽤⽀援(旧レクミー)

-会員制の就職活動⽀援プログラム「NEXVEL(ネクスベル)

-適性検査、⼈事、採⽤などに関する情報発信ブログ「ミキワメラボ

採用情報:https://leadingmark.notion.site/20e0d34c0c824a0a930ba1b7a4661268




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