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STORY 「飼い主の責任をきちんと果たしたい」。実体験から生まれたペットの健康管理アプリ、開発への想い

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「飼い主の責任をきちんと果たしたい」。実体験から生まれたペットの健康管理アプリ、開発への想い

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マンションの企画、開発、販売、リノベーションを行うNITOH(ニトウ)株式会社。

元K-1ファイター・宮園泰人が代表を務め、超高齢化時代に備え「不動産」という資産を活用し、不動産運用(マンション)を提供しています。


このたびペット所有者に向けたSNS機能付き健康管理アプリ「DogBook」の無料配信を始めました。お散歩のGPS機能による記録や、毎日の健康状態の管理、トリミングや食事の費用の節約といった機能のほか、SNS機能を備え犬友同士の交流を円滑にしてくれるアプリです。本アプリ開発者の実体験から生まれました。DogBook企画・開発の経緯についてご紹介させて頂きます。


不動産投資の会社が、ペットの健康管理アプリを開発?!

NITOH(ニトウ)株式会社は元K-1ファイター・宮園泰人が2006年に立ち上げた不動産会社です。超高齢化時代に備え、不動産投資ビジネスを中心に、マンション建築、建物管理、不動産賃貸まで一括管理を行い、お客様が安心して老後を迎えることが出来るようサービスを提供してきました。



2023年5月、ニトウはペット所有者に向け、SNS機能付き健康管理アプリ「DogBook」の無料配信を開始。本アプリは、実体験から生まれました。開発者でもある宮園泰人に話を伺います。

「愛犬のことを具体的に把握できていなかった」実体験がアプリ開発のきっかけに

飼っていた犬が体調を崩し、散歩に行けなくなり、食事も碌に摂れなくなりました。獣医の先生に「いつから食べれていないのか?」「いつから散歩をしていないのか?」と聞かれた際、記憶を頼りに思い出してみたものの、正確に答える事が出来ませんでした。


ペットになにかあったとき、獣医はいくつもの事を知りたがります。いつから体調がおかしいか、散歩にはいつから行っていないか、愛犬のご飯の時間、量などです。突然の事故に遭ってしまった時、原因の分からない症状が見られた時、犬は自分で症状を話すことが出来ません。飼い主である自分が全ての責任を把握しないといけないと気づいたのです。


「獣医にステータス画面を見せれば必要な事が全て揃っていたとしたらどうだろう?」「最近の食欲、便の様子、散歩の回数、距離、そういった犬毎に異なる情報が簡単に記録出来て、簡単に説明出来たらどうだろうか?」と考えました。


「飼い主である責任をしっかりと果たしたい」「いつだって冷静に愛犬の事で対応出来るようにしておきたい」そんな想いから「DogBook」が開発されました。


飼い主の責任をきちんと果たす、そのお手伝いができるアプリを目指した

飼い主が責任をもって愛犬のことを見なくてはならない、全ての飼い主が分かっていることだと思います。私たちはその責任と義務に少しでも貢献出来るようアプリ開発をおこなっています。DogBookは誰もが抱えている「もっと愛犬のために」を実現してくれるアプリになることを目指しました。


DogBookで愛犬の毎日を記録する事で、もしもの時に振り返る事が出来ます。獣医が気になった時、しっかりと記録が残っていればそれだけで診察に役立ちます。


また、日頃から記録をつける事で、愛犬の様子を気にする習慣が養われます。体調の変化に気が付きやすくなります。「なんとなく、元気ないなあ」という抽象的な健康管理から、「食欲の不振が14日続いているな」という具体的な健康管理が行えます。


DogBookを適切に運用していく事で、飼い主が果たすべき責任をサポートしてくれます。


開発に至った経緯

不動産を販売している弊社が愛犬のアプリの開発、サービスの提供を行う事は異例の事だと思われます。


弊社は、社会貢献を目指しているので、本業務であるマンション開発以外の社会貢献も行なっていきたいと考えました。

アプリケーションの開発は事業との関連性はありませんでしたが、サービスの提供を通じて社会の役に立つなら業種は問題ではないと思っております。


関係各所に助けてもらいながらアプリケーションの開発を実現させましたが、思いのほか大変でした。

社内にノウハウがありませんから、手探りの部分も多く、企画を手書きで説明しながらエンジニアの方に形にしてもらっていきました。


作るのも大変なら広めるのも大変です。


アプリケーションの運用の大変さを痛感しましたが、沢山の人に使って貰える喜びは大きなモチベーションに繋がりますね。

お散歩を毎日楽しく記録することで、モチベーションアップに。

DookBookのメイン機能の一つがお散歩の記録です。

成犬が必要としている運動量は人間が考えるよりも遥かに多く、沢山の愛犬が運動不足にストレスを抱えています。飼い主も本当は分かっているものの、現実との狭間で悩んでいるものです。


「日本中の愛犬をもっとお散歩に連れて行って欲しい!」「どうしたら散歩に連れて行ってくれるだろう?」と私たちは考えました。

「楽しみながらお散歩が出来たら、きっとモチベーションも違うはず!」


そこで、日々何キロ歩いたのか、何度散歩したのかを記録していく機能を実装しました。GPS機能を活用して散歩コースの記録、消費カロリー、散歩距離、時間・時速の記録、散歩中の排便の記録、散歩中の排便の平均記録を記録することができ、愛犬を健康に管理することができます。また、お気に入りのコースの共有も可能です。


この機能を通じて毎日のお散歩をより当たり前に感じてもらえればと思っています。


SNS機能で愛犬の世界、飼い主自身のコミュニティーを広げられる

DookBookはSNS機能も備えています。勿論、愛犬がSNSを使う訳ではありません。しかし、犬友という考え方がある位ですから、愛犬を中心に添えた人間関係がある事は事実です。愛犬のためのコミュニティーはドッグランなどで形成されているかと思いますが、もっと多様性があって良いと思います。


DookBookのSNS機能を使えば、付近のDookBook利用者と気楽にコンタクトを取れます。また、フォトアルバム機能も備えているので、愛犬の記録を共有することも出来ます。

「愛犬の事でもっと共感出来る相手が欲しい」、こんなニーズは少なくありません。

DookBookは愛犬の友達探しを手伝ってくれます。愛犬の友達が出来る事で、愛犬の世界を広げる事が出来るかもしれません。


さまざまな機能を詰め込んだアプリ。医療機関への情報提供で社会貢献も

そのほか、DookBookにはさまざまな機能が盛り込まれています。

日々の愛犬の体調の様子を記録することにより、健康推移を把握することができるほか、餌の記録(支給時間、回数など)によるより良い栄養管理、歯磨きの有無、お薬手帳機能など、健康管理のためのツールを備えています。


愛犬のために購入したペットフードや医療費などをバーコードを読み込むだけで記録・管理できる機能や、病院、トリミング、食事、お散歩等のスケジュールを管理する機能も実装されています。また、トリミングサロンや獣医を探すデータベースも。




これらの機能は全て無料で使える上、さらなる利便性の向上のため日々バージョンアップを繰り返しています。

また、DookBookの利用は社会貢献にもつながります。DookBookには愛犬の糞を記録する機能があります。このデータは犬種、年齢と紐づき、愛犬の健康状態とともに記録されていき、将来的には、医療機関との情報連携を予定しています。沢山の人が提供したデータ提供を愛犬の病気や体調不良の原因究明や治療に役立てる事が出来るのです。


今後もご要望を受け止めバージョンアップに繋げていき、沢山の人に利用されるアプリケーションを目指して行きたく思います。


最後にこのアプリケーションを使って下さる全ての方と関係者の皆様へ感謝の言葉をもって締めさせて頂きます。


■Dog Bookについて

公式サイト:https://service.dogbook.jp

iOSアプリ:https://apps.apple.com/jp/app/dogbook/id1531417546

Androidアプリ:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nitoh.dog_book&pli=1




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