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STORY 「対話」こそ、チーム崩壊を防ぐたった一つの方法:チームビルディングに特化した新生「Cocolabo(ココラボ)」

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「対話」こそ、チーム崩壊を防ぐたった一つの方法:チームビルディングに特化した新生「Cocolabo(ココラボ)」

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新入社員や部署移動が目まぐるしい春。新しいチームや部署で「コミュニケーション」の重要性が増す時期でもあります。人材育成・組織開発ファームの株式会社NEWONEは、4月6日に管理職向けサービス「Cocolabo(ココラボ)https://cocolabo.club/」をリニューアルしました。新たなコンセプトは「チーム作り支援」。「チームの崩壊を防ぐたった一つの方法」として、NEWONEが提供する「対話ツール」について、Cocolabo(ココラボ)責任者の桐山 恭子さんに詳しい話しを聞きました。


チーム全体でのチーム作りが大切

「管理職だけが頑張っても、チームのエンゲージメントは改善されないことを、1年半ほどサービス運用する中で感じてきました」と話す桐山さん。管理職の頑張りで、チームそのものはよくなっているものの、環境変化や多岐にわたる仕事で疲弊している管理職に対して、「武器を渡すこと」で身軽になってほしい、という思いで作り上げたCocolabo(ココラボ)のサービスを通じても、疲弊度合い自体変わらない人もいたと言います。


そんな中「管理職の負担を減らすために何が必要か?」と熟考する中で導き出された仮説は、「チームメンバーが『対等感』を持って参加することが、エンゲージメントを高める」という手法でした。


チーム作りにおいて、管理職の方だけが頑張るのではなくて、チームメンバーも当事者として貢献してもらいたい」と桐山さんは続けます。


コミュニケーション不足で増加する弊害

「もう一つ、サービスのリニューアル背景として挙げたいのが、コミュニケーション不足によって起きている様々な弊害です」(桐山さん)



例えば、昨日までニコニコ仕事をしていた人が突然「転職します」と言い出したり、突然連絡が取れなくなってしまうケースなど、現場では管理職目線でびっくりする状況が起きていると言います。


一方、部下目線では、コロナ禍でリモートワークが一般的になっている昨今、「上司に認めてもらいづらくなっている」と言ったコミュニケーションが原因で起きている問題が多発しているのです。


こうした原因を、NEWONEは「個業化」だと分析しています。個業化になったことで、周囲のメンバーの想いや、業務に関する背景を共有しづらくなっており、仕事での情報交換そのものは上手くできていても、なぜやっているのか、どうしてこの仕事が発生してきたのか、さらにメンバーそれぞれの「存在意義」についての会話をする機会や時間が減ってきているために、相手との「一体感」や「仕事に対する動機付け」が欠如してしまっているのです。


加えて、リモート で仕事をする機会が増え、「同一環境ではない」ことや、働き方や世代間の違いも含め、「多様なメンバーの増加」により、阿吽の呼吸が通じない環境になってきました。


「阿吽の呼吸が通じない、といったことは、特に管理職が感じていることが多い」と桐山さんは言います。「例えば、『管理職が仕事を引き取った』という事実に対して、『困ったメンバーを助けている』とポジティブに捉えるメンバーがいる一方で、『メンバーを信用しないで仕事を奪い取った』と感じるメンバーもいる可能性があるのです。


管理職に欠如している「チーム作り」という意識

さらに、企業管理職のコーチングを通じて、管理職の方の悩みがチームに向いていないことに気づいた桐山さん。これまでCocolabo(ココラボ)で提供してきた管理職支援ツールから、より「チームビルディング」に重きをおいたサービス構築の必要性を感じてきたというのです。


チーム作りについては、組織開発や人事界隈では近年大変重視されている一方で、現場の管理職にとって意識が行き届きにくい存在になっています。つまり、(チームビルディングの)意識が向いていないこと自体がすごく問題なのではないか、という仮説から、Cocolabo(ココラボ)のリニューアルをチームビルディングに主軸をおいたものにしました」と桐山さんは話します。


1-on-1を真剣にやる管理職の方はいても、チームマネージメントを真剣にやる人がほとんどいない。一方で、真剣にチーム作りに取り組んでいる人がいても、ちゃんと評価されていないために、管理職がチームビルディングに時間と労力をかけて取り組もうとしないのではないか、と桐山さんは分析しています。


対話=ダイバーシティ・コミュニケーションという考え方

桐山さん自身、数々の企業と関わる中で、管理職とメンバーの関係性は良いが、メンバー内の関係性が悪いチームがたくさんあることに気がついたと言います。そのため、チーム全体として、モチベーションがないことが問題になりつつある状況を目撃してきたというのです。


そこで生まれたのが、今回リニューアルしたCocolabo(ココラボ)です。「チームのエンゲージメントを上げるための対話ツール」として生まれ変わったCocolabo(ココラボ)では、「対話=ダイバーシティ・コミュニケーション」と言い換えて、対話のゴールとして、「違い」を発見することに重きを置き、その違いを尊重するステップへもっていきます。


人事分野では「対話」はこれまでも重視されており、たびたび研修などで取り入れられている手法ですが、なかなか現場で取り入れられにくいものと認識されてきました。


その理由としては、

  1.   ゴールが高すぎる(話せが必ず通用するという魔法の杖として感じている)
  2.   フリートークが成り立たない(何話したらいいかわからない)
  3.   問いが難しくて、どういう質問していいかわからず鈍座する
  4.   終わりが難しく、どこでどう終わらせたらいいかわからない


こうした問題から、対話という形でのコミュニケーションを取り入れられない管理職も存在しています。


「素晴らしい企業や経営者のビジョンと、現場の小さなチームの現状に、大きな開きがあるケースをたくさん見てきました」と話す桐山さん。小さな単位である「チーム」のエンゲージメント改善こそ、こうした問題解決の糸口になるのではないかと考えているそうです。


対話ツール「オバケ」を利用したコミュニケーション

「問い」に関する知識やスキルがなくても、すぐに始められるのが「Cocolabo(ココラボ)」の特徴です。具体的には、チームビルディングアプリを使ってミーティングを開き、対話ツール「オバケ」を活用してチーム内の「価値観」や「感情」を共有していきます。


組織の問題のほとんどは、特定の誰か、というより、目に見えにくい「関係性」や「環境」によって生み出されています。NEWONEではそれを「オバケ」と呼んでいます。オバケと呼ぶことで、誰かのせいにしにくいということで、その事象について話しやすくなります。



絶対方法論の存在しないエンゲージメントに挑む

「個々によって正解が違うエンゲージメント施策ですが、一方で、対話ツール自体は非常に効果的であるということがわかってきました」と桐山さん。Cocolabo

ココラボ)を通じて、「方法論」を管理職に渡すことで、効果を可視化し、実態を把握したい経営側にも共有ができるようになります。


また、これまで組織開発や研修をやったものの、その後に生かす適切なツールがなかったと感じている企業にとって、「単発ではなく、継続的に支援し続けられるツール」として、Cocolabo(ココラボ)は利用ができると言います。


「今回のサービスは、働き甲斐などの『ソフト面』が揃っていない企業様向けの施策としてぴったりだと思います」(桐山さん)


これまでの「Cocolabo(ココラボ)」は、無料版でチームの管理職が個人で利用できるサービスとして存在してきました。しかし、今後は有料版で、企業がチーム単位で利用するサービスとなります。


今後も個人版(無料)自体のサービスは継続して利用可能ですが、有料版を通じてチームビルディングに注力したサービスをさらに追加していく予定だと言います。


このままでは、どんどん人間らしい働き方が失われてしまう」という危機感を抱いている桐山さん。「個業化やテレワークの弊害から、血の通ったコミュニケーションが本当になくなってきていますが、仕事とは、人と人が関係性を持って働くことだと思うのです」と続けます。


(チームビルディングやエンゲージメントを実現する)魔法の杖はない」と言い切る桐山さんですが、このCocolabo(ココラボ)を通じた対話が、仕事を通じて実現できる「人との関係性」や「一緒に働く喜び」と言った、人間にしかできない仕事というものを取り戻す機会になったらという思いで、サービスのさらなるアップデートは続きます。


Cocolabo(ココラボ)(有料版):

初期費用20,000円+1チーム(20名まで)月額3,000円〜

https://cocolabo.club/




執筆:Yukie Liao Teramachi(funtrap)

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株式会社NEWONEについて

「他にはない、新しい(new one)価値を生み出す」を社名に掲げ、2017年9月1日に設立。エンゲージメントをテーマに、「個人の意識変革」と「関係性の向上」を中心とした企業向けコンサルティング、人材育成・組織開発を提供。Softbank、カゴメ、三菱地所ホームをはじめ、多くの企業の支援を実施しています。


<会社概要>

会社名 :株式会社NEWONE

本社所在地 :東京都千代田区隼町2-19-4 F

代表者 :代表取締役 上林周平

事業内容   :コンサルティング、企業研修・組織開発等

URL :https://new-one.co.jp/

<本件のお問い合わせ先>

お問合せページ:https://new-one.co.jp/contact/

会社名:株式会社NEWONE

TEL:090-6014-2334 / E-Mail:pr@new-one.co.jp




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