ホームシアターはもはや「金持ちの趣味」ではなく、その気になれば案外簡単に導入できるものになった。プロジェクターが安価になったからだ。だが、ここでは敢えて「高価で高性能のプロジェクター」を取り上げてみたい。
クラウドファンディング「Indiegogo」に出展されている「VAVA 4K Projector(以下VAVA)」は、定価3500ドル(約38万6000円)のところを2499ドル(約27万5000円)の出資枠で提供中の製品だ。その実力はいかに?
・6000ルーメンの映像を投影
VAVAは4K対応のホームプロジェクター。その最大の特徴は、何と言っても明るさである。VAVAが発揮する光度は6000ルーメン。照明のついた部屋でも、十分鑑賞に耐え得るだけの画面が映し出される。部屋を暗くする必要がない、ということだ。これならば個人の映画鑑賞だけでなく、会議やプレゼン等のビジネスシーンでもVAVAを利用することができそうだ。
3000:1ネイティブコントラストにも対応し、特に白黒画面では映画館の映像を凌駕するような色調表現を可能にする。カラーレンジの豊富さも相成り、他の製品と一線を画す色の鮮やかさを画面に表現する。
最大投影サイズは150インチ。なお、100センチの画面を投影する際はVAVAを壁から約18cm離せばいいそうだ。
・絶好調の資金調達
Indiegogoでの出資枠の価格は、先述の通り2499ドルである。手軽に入手できる価格とは言い難いが、それでも資金調達は絶好調だ。期限残り11日の段階で、既に目標金額の3300%もの資金がVAVAに集まっている。日本への配送も対応していて、その場合は60ドル(約6600円)の手数料が加算される。配送時期は7月から。
Indiegogo