
電動というだけでも話題性がある上、この貨物船は乗組員なしで自動航行するという最先端技術を搭載。海上貨物輸送に変革をもたらしそうだ。
・乗組員なしで航行

また、陸上からの監視は要するものの自動で航行する能力を備えている。つまり乗組員を要しない。運行会社にとっては、コンテナを一度に多く運搬でき、しかも人件費を抑えられるので、ダブルで効率をアップできる。
・次世代は35時間航行

Port Linerは今年8月までに5隻をデビューさせる一方で、すでにその後に続くコンテナ船のプランにも着手していて、運航時間を35時間にのばす計画だ。
同社によると、EC110はリクエストに応じてさまざまなサイズをつくることが可能とのことで、用途は広そうだ。
陸上では車やバス、バイクなどあらゆる交通手段が電動化されつつあるが、船舶でも同じように電動化が進めば、二酸化炭素の排出抑制に大きく貢献することは間違いない。
Port Liner
(文・Mizoguchi)