しかしそうしたシェアリング用に使われているものより、かなり頑丈でハイパワーな電動キックスクーターが発表された。電動スケートボードメーカーとして知られるBoostedの「Boosted Rev」だ。
・丈夫で高機能
あまり知られていないが、シェアリング用のキックスクーターは、利用の多さも手伝って壊れるのが早い。そのため、サービス提供元は耐えず新しいスクーターを投入している。
シェアリングはさておき、もしマイスクーターを購入するとなったとき、簡単に壊れたりパワー不足だったりでは困る。丈夫で、しかも高機能であれば言うことない。それがBoosted Revだ。
・最高速度は時速38.6キロ
最大のポイントは750Wのモーターを前後に1つずつ搭載するデュアルモーターを採用し、計1.5kWというパワフルさ。ハンドルバー右側にあるスロットで加速したり、ブレーキをかけたりする。最高速度は時速38.6キロだ。
時速32キロに達するまでにはわずか4.1秒しかかからず、傾斜25度までなら坂道ものぼれる。航続距離は35キロメートル。
・太いタイヤで安定走行
一方、安全性を確保しようと、タイヤはカスタムデザインの太めのものを採用して安定して走行できるようにした。タイヤが太いと衝撃を吸収する役割も果たし、乗り心地もいいとのこと。ヘッドライトやテールランプも搭載している。
機能もハイスペックなら価格もそれに応じて高く、1599ドル(約17万5000円)もする。ただ、マイカーを持たず、タクシーや電車、バスの代わりにかなり頻繁に、そして長期にわたって使うというのなら、選択肢としてありだろう。
Boosted Revは今夏発売予定。現在サイトでプレオーダーを受け付けていて、予約金は100ドル(約1万1000円)となっている。日本で使用を考えている人は、道路交通法の確認を。
Boosted Rev
(文・Mizoguchi)