・自分好みの炭酸水やフレーバーウォーターがつくれる多機能型スマート浄水器
世界のペットボトル入りミネラルウォーター市場は、2015年時点の1850億ドル(約20兆2500万円)から2023年までに3340億ドル(約36兆5600万円)へ拡大するとみられる一方、プラスチックごみ削減などの観点から、家庭用浄水器のニーズも高まりつつある。Roceanの家庭用スマート浄水器「Rocean One」は、家庭の水道水を濾過できるだけでなく、ユーザーの嗜好やニーズに合わせて、炭酸充填によって炭酸水を作ったり、好みのフレーバーやサプリメントなどを加えてフレーバーウォーターを作ることのできる多機能型。
専用スマホアプリやスマートスピーカーを介して操作でき、好みの炭酸強度やフレーバーを設定することもできる。
奥行き5インチ(約12.7センチ)と薄型なので、台所のカウンターにも設置しやすいのも利点だ。
・2019年夏にいよいよ一般発売へ
Roceanでは、2018年にクラウドファンディングサービスIndiegogo(インディーゴーゴー)で22万1307ドル(約2422万円)を調達したのに続き、2019年5月には、スウェーデンの投資企業「Blue」や米国の人気歌手ジョン・レジェンド氏らから600万ドル(6億5700万円)を調達した。「Rocean One」は、いよいよ2019年夏、標準小売価格349ドル(約3万8200円)で発売される見通しで、現在、公式ウェブサイトで予約注文を受け付けている。(文 松岡由希子)
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