数年もしくは数十年保管できる乾電池があるとしたら、大規模災害発生時にも役立つはずだ。「JAW Batteries」は、実に20年以上の保管寿命を誇る乾電池としてクラウドファンディング「Kickstarter」に出展された。一見、非現実的な電池寿命であるが、その秘密は「水」に隠されているという。
・水を入れて活性化
JAW Batteriesに内蔵されている集電媒体は、何もしていない時は不活性化されている。つまりこれを活性化させれば、電池としての本来の役割を果たすというわけだ。本体のダイヤルを緩めた状態で、コップの水の中に落とす。すると内部に水が充填されるわけだが、この状態でダイヤルを締めればJAW Batteriesは使用可能の状態になる。
用途は一般的な乾電池と変わらない。JAW BatteriesのラインナップはAA規格即ち単三電池のみだが、製品に適合さえすればあらゆる用途に使うことができる。
・突然のトラブルに対応
乾電池というものは、保管寿命も考慮される製品である。新品のはずなのにいざという時の稼働時間が短かった、ということも起こり得る。JAW Batteriesの開発者も、突然のトラブル発生時での利用を想定しているようだ。JAW Batteriesは現在、Kickstarterで資金調達を行っている。価格は4本パック10ドル(約800円)から。配送は7月を予定している。
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