しかし、スウェーデンのスタートアップが展開しているのはこれまでにない類のもの。なんとコルク製で、開発元は「生物分解できる地球に優しいケース」とうたっている。
・自然の撥水性
環境問題に率先して取り組んでいる北欧ならではの製品といえそう。スタートアップ「15:21」がつくった、その名もコルクフォンケースはコルクでスマホ背面を覆う。
もちろん、カメラ部分には窓があり、通常のケースと同じように使える。開発元によると、コルクは自然の撥水性を備えている。そして、不要となって廃棄するときは生物分解されるので環境に負担をかけない。手触りもコルクならではの温かみがありそうだ。
・コルクガシの森を保護
一方、このケースの製造はコルクガシの森の保護に貢献するねらいもある。コルクガシはワインボトルの栓に使われてきたが、このところプラスティックの栓やスクリューキャップにおされ、コルクガシの森が廃れてきているのだという。
ワイナリーの需要が減った分を、このケースで補えればということのようだ。
コルクケースは15:21のサイトで販売されていて、AppleやSamsung、Huaweiのモデルに対応している。価格はいずれも39ユーロ(約4800円)。
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(文・Mizoguchi)