2017年の発表によれば、800基の衛星をリンクさせることで商用インターネットサービスの提供が可能となり、2020年~2021年のあいだにこれを実現するとしている。
・地球低軌道を周回
First 60 @SpaceX Starlink satellites loaded into Falcon fairing. Tight fit. pic.twitter.com/gZq8gHg9uK
— Elon Musk (@elonmusk) 2019年5月12日
衛星インターネットでは、地球低軌道を周回する人工衛星がビームフォーミングにより地上の隅々にまでインターネットを提供する。
OneWebやAmazonなどの競合も着々と準備を進めており、数年後には低軌道にネット用衛星がひしめき合うことになるだろう。
SpaceXは、2グループの衛星群を低軌道で飛ばすことへの承認を、連邦通信委員会(FCC)から得ている。ただし同承認は、同社が今後6年以内に衛星の半数を打ち上げることが条件となる。
・最終的には1万2000基を打ち上げる計画
60基からなる最初のグループは、設計の最終段階にいたっていないデモ仕様のもので、地上との通信はできても互いに通信することができないようだ。イーロン・マスクも、最初の打ち上げではうまくいかない部分も多いだろうと予測していて、今回の状況を見て、今年さらに2~6回の打ち上げをおこなっていくという。
SpaceXは昨年2月、すでに2基のテスト機を打ち上げ済み。最終的には約1万2000基もの衛星によりインターネットシステムを構築する計画だ。
参照元:Elon Musk shows off SpaceX’s 60 internet-beaming satellites packed together for launch/TheVerge
SpaceX to launch “dozens” of Starlink satellites May 15, more Starlink launches to follow/SpaceNews