ただ、クーラーボックスの難点は氷や保冷剤で中を冷やすため、飲食物が濡れることが往々にしてあること。そこで今回紹介したいのが、バッテリーで保冷する冷蔵庫のようなクーラーボックス「GoSun Chill」だ。
・マイナス20度〜20度を維持
GoSun Chillは取り外しが可能なバッテリーで温度を維持する。つまり氷や保冷剤は不要で、「いつの間にか氷が溶けてボックス内が水浸し...」という事態はなし。中をドライに保てる上に、氷などを使わない分、スペースも確保できる。
容量は40リットル。温度はマイナス20度〜20度で設定できる。気になるのは保冷の持ちだが、開発元によると気温27度の環境では14時間保冷が持続する。
ただし、製氷をする場合は電力を消耗するため、バッテリーの持ちは3〜5時間と短くなる。
・太陽光発電で充電も
もちろん、泊りがけのキャンプなどでは保冷14時間というのでは足りない。そんな場合のために電力を賄えるソーラーパネルもオプションで入手できる。日当たりのいいところに置いておけば、バッテリーの持ちを気にしなくていい。
加えて、バッテリーにはUSBポートがあるので、スマホなどのデバイスを充電できるのも嬉しい。
オフグリッドの環境で何かと活躍するGoSun Chillは現在、クラウドファンディングサイトIndiegogoで資金調達中。すでに目標額は達成し、今なら489ドル(約5万4000円)の出資で入手できる。これにソーラーパネルが付いてくるセットは549ドル(約6万円)となっている。
6月7日まで出資を受け付けたのち、8月にも発送が始まる見込みで、うまくいけば秋の行楽に間に合うかも?
GoSun Chill/Indiegogo
(文:Mizoguchi)