親が迎えに行くと伝えていた時間に遅れてしまいそうなケースもあるだろうし、一方、学校側にとっても、この時間帯以降、親からの電話対応に追われ、行き違いやミスが生じる懸念が常につきまとう。そんな問題を解決しようと生まれたのが、「3Fifteen」というサービスだ。
「3Fifteen」のスマートフォン向け専用アプリを用いて、親たちは学校側にショートメッセージを送信し、迎えに行く時間を知らせることができる。親たちの中には、英語に堪能でない外国人もいるだろう。「3Fifteen」では多言語サービスに対応しており、学校側には英語に変換されて送信されるので、コミュニケーションミスを防ぐこともできるという。メッセージは暗号化して送信され、PINコードで本人認証をおこなうため、親以外の第三者が勝手にお迎えプランを変更するようなことはできない。
また、学校側ではお迎えプランがグラフィック化されたダッシュボードとして確認できるため、個別の状況から全体図まで視認しやすくなっている。煩雑な電話対応から解放され、親との連絡事項のやり取りのミスや、英語が堪能でない親とのコミュニケーションミスを防ぐことができそうだ。
親にも、学校にも、また子ども自身にとっても、大きなメリットがある「3Fifteen」は、今後ますます共働きの忙しい親が増えそうな日本でも、有用なサービスだろう。
3Fifteen