・通常版の「ID.3」に加え、特別版の「ID.3 1ST」が販売
「ID.3」は通常版のほかに、特別版となる「ID.3 1ST」が販売される予定で、まず最初に顧客に配送される。この特別版の予約の受付が開始されたばかり。IONITYネットワークを含むフォルクスワーゲンと提携している充電ネットワークを利用すれば、最初の1年間に最大2000kWhまで充電が無料になる。・「ID.3 1ST」は全4カラー、3つのバージョンを用意
特別版の「ID.3 1ST」は、4つのカラー、3つのバージョンを用意。全てのバージョンで、大きなホイールリムと、音声制御やナビゲーションシステムなどの包括的な設備を搭載する。「ID.3 1ST Plus」では、 “IQ.ライト”が搭載され、バイカラーの外装と内装デザインになっている。「ID.3 1ST Max」は、大きなパノラマのガラス屋根があしらわれ、拡張現実ヘッドアップディスプレイのような革新技術が搭載される見込みだ。
「ID.3 1ST」は4万ユーロ(約492万円)以下で販売され、購入予定者は1000ユーロ(約12万3500円)の保証金で予約をおこなえる。
・バッテリーパックは3タイプ
「ID.3 1ST」は最高パフォーマンスのモデルというわけではなく、WLTP基準に則り、走行距離420km、58kWhの走行性能の中型サイズバッテリーパックを搭載する予定だという。ちなみに、通常版の「ID.3」では、45kWh(走行距離330km)、58kWh(420km)、77kWh(550km)の3タイプのバッテリーパックが用意される。
ただ残念なことに、現在のところ予約注文の受付はヨーロッパ市場のみで、アメリカや日本での販売予定は明らかにされていないようだ。
・配送開始は2020年半ば以降か
2019年遅くから製造を開始し、2020年半ば以降に配送を開始する予定で、特別版は3万台、通常版は年に10万台以上の出荷を見込んでいる。ボディのデザインについては、今年遅くに公開される予定だ。現状、迷彩柄のプロトタイプが公開されている。追加の情報公開に期待したい。
Electrek