しかし、発泡スチロールは生分解できずリサイクルが難しいため、海外では発泡スチロール容器を禁止する自治体も多くなってきている。
そこで今回誕生したのが、生分解可能で環境に優しい紙製エコクーラーボックス「RECOOL」だ。
・生分解可能な世界初のクーラーボックス
RECOOLは、アメリカのIgloo社が開発した世界初の生分解可能なクーラーボックスだ。有機パルプモールドと、製紙用薬品の一種アルキルケテンダイマー(AKD)から作られている。容量は15Lで、34kgまで収納でき、4人が1日中、外で冷たい食べ物や飲み物を楽しめる。最大12時間氷を入れておけ、5日間漏れずに水を保てる。
発泡スチロール製クーラーボックスは、ぶつけると欠けたり壊れたりすることもあり、その小さな欠けらが環境汚染につながるが、RECOOLは生分解可能であるうえ、多少ぶつけても壊れないように頑丈に設計されているので安心だ。
・空気乾燥して再利用できる
使用後は中を空にして空気乾燥させれば、また使える。取っ手が付いているので、ビーチや湖、川や裏庭やボートの上など、どこにでも簡単に持っていける。RECOOLはアメリカ製で1個9,9ドル(約1090円)。現在は、米国のみの郵送となっている。エコなクーラーボックスで、自然をもっと満喫できそうだ。
RECOOL