ニューヨーク、フィラデルフィア、ワシントンD.C.など、アメリカ北東部を対象エリアとして展開している。
・冷凍食品を活用した新しい定期購入サービス
冷凍食品は、調理の時間短縮といった利便性にとどまらず、食材の鮮度や栄養価を損なうことなく長期間保存でき、食料廃棄量の削減にもつながるのが利点だ。市場調査会社のGrand View Researchによると、米国の冷凍食品市場は2015年時点で約520億ドル(約5兆7600億円)規模にのぼる。
「Mosaic Foods」では、ヘルシーで美味しい食事を簡便に摂る手段として冷凍食品に着目し、人工添加物を一切使用せず、専用キッチンで品質の高い新鮮な食材から丁寧に調理したメニューを冷凍加工し、家庭に直接届けるサービスを考案した。
6種類のベジタリアン向け丼メニューを取り揃え、1食あたりの価格はサイズや配達頻度に応じて8.99ドル(約995円)から12.49ドル(約1382円)で設定。
家庭の冷凍庫で3ヶ月保存でき、電子レンジで温めるだけでいつでも美味しく食べられる。
・ヘルシーで美味しい食を届ける定期購入サービスの広がり
米国では、「Blue Apron」に代表される食材宅配サービスのほか、調理済みのメニューを宅配してくれる「Freshly」、スムージーに特化した「Daily Harvest」など、美味しくヘルシーな食事を家庭で楽しめる定期購入サービスが多様に増えてきた。「Mosaic Foods」は、冷凍食品と定期購入サービスを組み合わせた、今までにありそうでなかった新たなフードサービスとして注目されている。(文 松岡由希子)
Mosaic Foods